道場周作、旅人検視官
この歳になっても、どこかへ行きたいという気持ちはあるのですが、実際にどこに行きたいとは思わなくなりました。もちろんミニマリストですから、費用の捻出は難しいし、旅の細々のわずらわしさ、人間関係など考えたら、体力的にも昨年までが限界と思われます。
昨年は家の修理工事をし、その後、遠く富山の親戚に、多分最後と思われるご挨拶に行きました。これを済ませて、その後足を痛くしたこともあり、『もういいか』と心のどこかで思っている感じがあります。行きたくても歩けないです。日帰り温泉がせいぜいです。
かといって、旅番組も見たいとは思わないんです。あれって、私たちが行けないところを見せてくれるのですが、空撮なんかは異次元で面白いのですが、空港からどうやって行くかとか、どんな道を通るかなどは、教えていただいても仕方がないと思えるのです。そういうのは変化が激しいのです。
そんな中でこの旅人検視官道場周作に出会ったわけです。私の大好きなサスペンスで、張り切ってみたのですが、最初はやっぱり観光地案内が多すぎて「なんかなー」という気持ちでした。二作、三作と重ねるうちに、だんだん慣れてきたのか、または私が「もう行けない」と思うせいか、少しずつ興味が湧いてきました。
三作目だったか、最新作だったか忘れましたが、『熊野古道』は特によかったです。娘が一度行きたいと言いますが、遠いし、山だし、壮観だけど広大だし。そう思ってみると映る景色のすべてが愛おしくなってきて、旅をしている気分で見てしまいました。。
演出もそういう年齢層を狙っているのだろうと思えるくらい懐かしい清水美沙さんがヒロインでした。もう一つのほうのヒロインも財前直見さんで、九州のお茶と鰹節の話でした。
だいたいが内藤剛志さん演じる主人公の名前が道場周作、年寄りには覚えやすい料理の鉄人の道場六三郎さんと江戸時代の剣聖、千葉周作を合わせてつけているなとすぐに覚えてしまいます。次回作が楽しみです。