体のさび
75歳の壁とか坂とか言われていることを知ると、77歳になった今になってハタと気が付くことが多々あります。
75歳の二月、買い物に行った娘を駐車場の車の中で待っていた時、突然お腹が痛くなってこのまま死ぬかと思うほどでした。騒ぎ立てるのもはばかられ、周りに人はいず、救急車も呼べず、とにかくドアを開けて吐きました。何度か吐いて、やっと落ち着きました。
その後も食べると吐くを繰り返して、体重が5キロくらい落ちた話は、大喜びでしたことがありましたが、原因は?とは考えませんでしたし、お医者にも行きませんでした。一生懸命、ダイエットを考えていた時だったので、こんなに簡単に痩せられるとは、と、喜びの方が大きかったのです。
今思い起こしてみると、あの頃、上の血圧が180前後、下の血圧が80前後でした。閉経後に上がりだして、でも元気だし、間はあるし、下の血圧はそんなに高くないので、高をくくって放っておいたのです。薬や病院に縛り付けられるのも嫌でした。今でも嫌です。
そういえば、車を運転していて、貧血気味になって焦ったことがありましたが、気にもせず、血圧は毎日図って、自分では気を付けているつもりでした。昔の経験で、痩せれば血圧も下がるはずだと思い込んでいた節もありました。
翌年76歳の時には張り切って家の改修工事をし、その後、毎日のようにトレーニング施設に通いました。体重は5キロダウンをキープし、初めてお腹が引き締まるという経験もしました。
そんな中、忘れもしない2月27日の寒い夜、座りっぱなしでいて冷えた足腰を温めようとストレッチを始めたとき、左足の膝がゴキっと鳴って、その後歩くときに痛みがあって、力が入らない感じでした。でも、その日はそのままトレーニングルームへ行って、上半身や痛くない右足の運動を相変わらずの二時間して、トレーニング施設はそれが最後でした。
その後は杖をついて歩いたり、右足は効くので運転はそのまま続けていましたが、なかなか治りませんでした。そのうちに、左足をかばってびっこを引いていたせいか、痛くないはずの右足までおかしくなって、膝に違和感が出てきてしまいました。
もう年の瀬なので、あれからおよそ9か月です。だいぶ良くなってきたとは思うのですが、以前のように長距離を歩くのは躊躇してしまいます。栄養を摂らなければと、体重もごっそり5キロ増えました。
そんな生活の中で気づいたことがありました。足が冷えているときに測ると血圧がどっと高くでるのです。お風呂上がりだと下がります。低気圧の時には下がって、高気圧の時には上がるというのもありましたが、要は血行の良し悪しで血圧の上がり下がりが影響されるようだと思いました。
ユーチューブを見ていると、老化で、血管が固くなるとか、体のさびが出るとか、ありましたが、実は実感しています。ゴロンと寝ると起き上がるのに四つん這いにならないと起き上がれないのです。かつ、膝が痛いと四つん這いも難しい、膝を曲げるのも難しい、正座もやっとです。階段の上り下りも一段ずつです。
暑かった夏も過ぎ、寒さが身に染みるようになって、魔の二月がまたひたひたと近づいてくる、足音が聞こえるようです。さてどうしましょうか。
まず考えたのが冷え対策です。冷えるということは血圧が上がって、体が血行を良くしようとしてもまだ冷えているわけだから、風呂とか、足湯とか、ズボン重ね着とか、夜は電気毛布とか、今までの温め策の他に、昼のカイロ作戦もやってみようと思いましてカイロを買ってきました。今までも、というか、冷えを感じるようになった75歳の冬からカイロを一、二か所貼っていたのですが、そんなにあちこちにたくさん貼るわけにもいかず、一か所、二か所になってしまうわけです。ところがユーチューブのカイロ専門家の話では、一か所15分くらいでいいそうで、15分くらいしたら、他のところに張り替えるのだそうです。でも、粘着が落ちてしまいますよね。そこで、布でベルトを作りました。そこにカイロを貼って、時間が来たらあちこちに移動させるわけです。
さて、この作戦で、冷えは撃退できるでしょうか、血圧は下がるでしょうか、体のさびは落ちるでしょうか。