2022年7月21日木曜日

 ミニマリスト、上を行く


 『シャンプーも歯磨き粉もやめた私が気づいた真実

足りないものなど何もなかったということ

稲垣 えみ子 : フリーランサー』というタイトルのネット記事を読みました。

 まさに目からうろこです。私の上を行く方がいたのです。

 『体も頭も「湯」で洗う まず、シャンプーおよびリンスをやめた。ボディーソープもやめた。』

 私は家に多量にあるいただき物の古い化粧石鹸を使っています。アレルギー一家の我が家では洗濯もこれを溶かしてしている、それで十分間に合うと昔書いたことがありました。その上を行く、『体も頭も「湯」で洗う』』は画期的です。

 稲垣さんは次のように説明しています。

『基礎化粧品をやめたことの延長ですね。』、『余分なものを塗らなければ取る必要もなしという』

『全然洗わないのも不潔だろうが、洗えば洗うほど清潔というわけでもなかろう。「洗いすぎの害」というものも当然あるはずだ。

ついでに言えば、一定の化学物質を下水に流し続けることの環境負荷も無視できない。他の生物を犠牲にして自分だけがキレイになるなど、そもそもその心根がちっともキレイではなかったと、今更ながらに反省するところである。』

 私は植物性ならいいかなと、我が家のアレルギー家族もそのくらいなら我慢できるだろうと思っていたのです。それに太っている私は皮脂も多いし、と。でも、歳をとりましたから、こまめにお湯で洗えば、間に合うほどの皮脂の量になっているかもしれません。昔、温冷浴で皮膚を伸び縮みさせて身体を洗うというのを聞いたことがありましたが、あれの一種でしょうか。私にもできそうです。

 『まだまだ「やめた」シリーズは続く。』、『身だしなみ関連として、私は歯磨き粉をやめたことをご報告しておく。歯磨きは、歯ブラシでこするのみ。例の小さすぎる洗面台収納に悩んでいた頃、知人から「歯磨き粉は使わなくても歯磨き効果に影響なし」「むしろ、歯磨き粉を使うとそれだけで歯磨きをした気になってちゃんと磨かなくなる」と聞いたのがきっかけである。

ナヌー、そ、そうだったの?!

もちろん、すぐにやめた。』 専門家に聞いても、歯磨き粉はさほど重要でない、歯磨きだけでいいというと書いてありました。

『フェイクニュースが社会問題になっているが、我らは案外ずっと前から、何がフェイクで何が真実か、実は曖昧モコモコな世界を生きているのやもしれぬ。まずは何事も自分でやってみることである。』

 私も企業の宣伝が私たちの脳を洗脳していると、この頃思います。

 しまった、歯磨き粉、大量に買ってしまったのです。それに、老人の私は歯周病予防の塗り薬を塗っています。おかげで歯は元気です。でも、今度からは歯ブラシと塗り薬だけにしましょう。歯磨き粉はいる人にあげる決心をしてしまいました。

 極め付きは足の爪のケアです。稲垣さんは『親指の爪は何年も前に死に絶えたままほぼ真っ黒、しかも長年の巻き爪で妙な形に歪みきっている。そして痛い。さらに表面がボコボコ。』と書いています。私の足とほぼ同じです。

 で、『爪やすりで表面のボコボコを平らにし、切りすぎない程度にマメにカットし、風呂に入ったら一つひとつやさしく洗い、あとは例の「ごま油」を目薬の容器に入れ、こまめに爪の先端と皮膚の間に油を差す。本によれば、油はごま油でなくとも。爪の乾燥を防ぐのだそうです。』と書いています。足の運動やマッサージも加えて、

『その結果はといえば、ボディーソープなどと違い、やってみればメキメキ物事が解決というわけにはいかずに何カ月も変化なし。

それでもめげずにコツコツ爪に愛を注いでいると、3年ほど経つと巻き爪が回復して痛みが消え、さらに数回の爪の生え変わりを経て、最近ようやく、そこそこ鑑賞に耐えるようなピンク色の爪が戻ってきたのであります。』と書いています。

 私もごま油ではなく水虫薬を塗ってですが、もう何年も爪ケアをしています。私の巻き爪はまだ痛いですし、たこもあり、水虫も治りませんが、確かに少しピンクの部分が出てきたような気がします。治った人がいるなら、私も勇気百倍で続けられる気がします。

 『5年前に「ガーン」となっていた私に、大丈夫だよと言ってあげたい。これでようやく、化粧品がなくとも平気と心の底から言うことができる。やっとここまで来た。やればできたのだ。』

 私も頑張ります。ちなみに、私は風呂上がりに時々、自家製のアロエを剥いて、液を顔に塗ります。我が家の鉢植えアロエの使い道がないこととアロエに殺菌作用があるようで、肌はさらさらします。

2022年7月11日月曜日

 宗教は詐欺である

 人生をある程度生きたころから、そう思っていました。でも、夫もいたり、両親も存命だったりすると、世間に忖度して、大っぴらに言うことができませんでした。今、皆亡くなって、私自身も死兵となって、社会性をかなぐり捨てると、宗教は弱いものを虜にする詐欺であると改めて思うのです。

 この度の安倍元総理の事件、人殺しは悪いとは思いますが、代々の安倍氏や岸元総理が統一教会を組織票の票田として利用していたことを知ると、阿部さんも間接的な加害者だったのではないかと思えてきました。

 昔、統一教会が有名になり、近くのビルに写真入りの教祖の結婚式のビラが貼りだされているのを見て、なんで韓国の宗教が日本でこんなに人を引き込んでいるのだろうと違和感を持ったことがありました。良くも悪くも組織を作っていたのです。みんな疑ってみるべきなのですよね。素直な人たちは、善男善女になってしまうのです。

 キリストや釈迦がどんなに奇跡を起こしたとしても、それは歴史の一部です。私も時々亡くなった人の存在を感じたと言ったりしますが、それは個人の観念の世界で、人様がどうこうできることではないと思っています。ましてや人様の心象世界に他人が入り込むことなど、神や仏でもできないのです。助けてほしいと思う心に付け入って、あれやれこれやれというのは詐欺です。

 韓国の大統領経験者はみんな牢屋へ行くと、笑われているようですが、安倍さんも、誠実な公務員が公文書書き換えを命じられ自責の念で自殺した森友問題や、公費流用の桜を見る会、友人の学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設など、あれだけ疑わしい不祥事があっても逃げおおせてしまいました。でも、有罪になって、韓国の大統領と同じように牢屋に入っていたら、今回の狙撃からは逃げられたでしょう。

 政治家は何をしても罪悪感を持たないのですよね。国のために一生懸命やっていると思うから。私のように気の小さい人間は、この一挙手一投足がまわりまわって誰かを傷つけているのではないかと戦々恐々としているのですが。政治家はそんな事を思っていたら務まらないのでしょう。清濁合わせのむ世界ですから。

2022年7月10日日曜日

 テロ、暗殺

 安倍元総理が拳銃で撃たれて亡くなられました。世界中からお悔やみの言葉が寄せられ、身近な人々は、慌ただしい中にもお力落としのこととお悔やみ申し上げます。

 その中でプーチンさんからの言葉がやはり、気になりました。

 『安倍元総理の死去をうけ、ロシアのプーチン大統領が声明を発表しました。

プーチン大統領は声明で「犯罪者の手は、長い間、日本政府を率いて、両国間の良好な隣人関係を発展させるために多くのことをした優秀な政治家の人生を断ち切った」』

『ロシア外務省情報局長は「正当化できないテロ行為」だとのコメントを発表した。』

 ウクライナに侵攻し、民間施設をミサイルで無差別砲撃し、多くの人の命を奪っているロシア軍は『犯罪者』ではないのかなと思います。どんなに言い繕っても『正当化できないテロ行為』ではないのかなと。みんなそう思っているのにと私は思うのですが。