ミニマリスト、上を行く
『シャンプーも歯磨き粉もやめた私が気づいた真実
足りないものなど何もなかったということ
稲垣 えみ子 : フリーランサー』というタイトルのネット記事を読みました。
まさに目からうろこです。私の上を行く方がいたのです。
『体も頭も「湯」で洗う まず、シャンプーおよびリンスをやめた。ボディーソープもやめた。』
私は家に多量にあるいただき物の古い化粧石鹸を使っています。アレルギー一家の我が家では洗濯もこれを溶かしてしている、それで十分間に合うと昔書いたことがありました。その上を行く、『体も頭も「湯」で洗う』』は画期的です。
稲垣さんは次のように説明しています。
『基礎化粧品をやめたことの延長ですね。』、『余分なものを塗らなければ取る必要もなしという』
『全然洗わないのも不潔だろうが、洗えば洗うほど清潔というわけでもなかろう。「洗いすぎの害」というものも当然あるはずだ。
ついでに言えば、一定の化学物質を下水に流し続けることの環境負荷も無視できない。他の生物を犠牲にして自分だけがキレイになるなど、そもそもその心根がちっともキレイではなかったと、今更ながらに反省するところである。』
私は植物性ならいいかなと、我が家のアレルギー家族もそのくらいなら我慢できるだろうと思っていたのです。それに太っている私は皮脂も多いし、と。でも、歳をとりましたから、こまめにお湯で洗えば、間に合うほどの皮脂の量になっているかもしれません。昔、温冷浴で皮膚を伸び縮みさせて身体を洗うというのを聞いたことがありましたが、あれの一種でしょうか。私にもできそうです。
『まだまだ「やめた」シリーズは続く。』、『身だしなみ関連として、私は歯磨き粉をやめたことをご報告しておく。歯磨きは、歯ブラシでこするのみ。例の小さすぎる洗面台収納に悩んでいた頃、知人から「歯磨き粉は使わなくても歯磨き効果に影響なし」「むしろ、歯磨き粉を使うとそれだけで歯磨きをした気になってちゃんと磨かなくなる」と聞いたのがきっかけである。
ナヌー、そ、そうだったの?!
もちろん、すぐにやめた。』 専門家に聞いても、歯磨き粉はさほど重要でない、歯磨きだけでいいというと書いてありました。
『フェイクニュースが社会問題になっているが、我らは案外ずっと前から、何がフェイクで何が真実か、実は曖昧モコモコな世界を生きているのやもしれぬ。まずは何事も自分でやってみることである。』
私も企業の宣伝が私たちの脳を洗脳していると、この頃思います。
しまった、歯磨き粉、大量に買ってしまったのです。それに、老人の私は歯周病予防の塗り薬を塗っています。おかげで歯は元気です。でも、今度からは歯ブラシと塗り薬だけにしましょう。歯磨き粉はいる人にあげる決心をしてしまいました。
極め付きは足の爪のケアです。稲垣さんは『親指の爪は何年も前に死に絶えたままほぼ真っ黒、しかも長年の巻き爪で妙な形に歪みきっている。そして痛い。さらに表面がボコボコ。』と書いています。私の足とほぼ同じです。
で、『爪やすりで表面のボコボコを平らにし、切りすぎない程度にマメにカットし、風呂に入ったら一つひとつやさしく洗い、あとは例の「ごま油」を目薬の容器に入れ、こまめに爪の先端と皮膚の間に油を差す。本によれば、油はごま油でなくとも。爪の乾燥を防ぐのだそうです。』と書いています。足の運動やマッサージも加えて、
『その結果はといえば、ボディーソープなどと違い、やってみればメキメキ物事が解決というわけにはいかずに何カ月も変化なし。
それでもめげずにコツコツ爪に愛を注いでいると、3年ほど経つと巻き爪が回復して痛みが消え、さらに数回の爪の生え変わりを経て、最近ようやく、そこそこ鑑賞に耐えるようなピンク色の爪が戻ってきたのであります。』と書いています。
私もごま油ではなく水虫薬を塗ってですが、もう何年も爪ケアをしています。私の巻き爪はまだ痛いですし、たこもあり、水虫も治りませんが、確かに少しピンクの部分が出てきたような気がします。治った人がいるなら、私も勇気百倍で続けられる気がします。
『5年前に「ガーン」となっていた私に、大丈夫だよと言ってあげたい。これでようやく、化粧品がなくとも平気と心の底から言うことができる。やっとここまで来た。やればできたのだ。』
私も頑張ります。ちなみに、私は風呂上がりに時々、自家製のアロエを剥いて、液を顔に塗ります。我が家の鉢植えアロエの使い道がないこととアロエに殺菌作用があるようで、肌はさらさらします。