2015年7月31日金曜日


髪型

 今年も梅雨が終わりに近づき、徐々に徐々に暑くなって来る頃、ちょっとでも暑くなると髪を切らなくっちゃと思うので、一回目はいつも五月になります。そして、二回目がこの時期なのです。
 髪型はいろいろトライしました。数年前は近所の運動抜群の女性のまねをしてちょっと長めの丸刈り、その後は男性のような刈り上げにもトライしました。髪は薄いのですが、それでも、短くて、軽くって、少しでも涼しくて、洗髪が簡単な方が、ありがたいのです。
 で、今年は、五月に、まず後ろだけを刈り上げました。前はいつでも切れますし、四角い顔には、耳の横に垂れている、ちょっと天然な髪が形を隠してくれて必要なのです。その後、風に吹かれると目にかかって運転のしづらい前髪を額に沿って短くしました。
 で、梅雨明けを控えて、汗が出てくる季節になり、再度の必要性を感じ始めていたのです。付け加えるならば、私の母は顔に汗をかく人で、おしゃれができないと嘆いていましたが、私も、老年になって、自分が頭に大汗をかく事を発見しました。六十五歳過ぎくらいでしょうか、最近です。とにかく、ちょっとでも運動したりすると、頭から髪の毛の一本一本を伝わって、汗が滴り落ちるのです。昔は体の方からが多かったような気がしますが。これ、老化現象の一種でしょうか。
 そう言う訳で、二回目の散髪をしました。もちろん、自分でバリカンを使って、後ろを刈り上げて行ったのです。娘達も夫もいますから、頼めばやってもらえるんのですが、この先、もし一人になったら自分でしなければならないのだからと、頑張ったのです。
 イメージは、この頃、横だけを短くバリカンで刈って、上を伸ばしているイケメンがテレビに登場しますが、あの、後ろバージョンです。で、その刈り上げの上のところは、ふんわりと隠すようにのせるのですが、毛先をそろえて切ってくれた下の娘に言わせると、刈り上げが短すぎて禿げているように見えるという事でした。
 この毛先はファッションだと思えば、そろえなくてもいいのです。気持ちの持ちようです。後ろは自分では見えませんし、髪はすぐに伸びてくるのです。どこに行く訳でもないので、自分が気持ちよかったら、それが一番だと思います。前髪は顔の形に合うように、かつ、本調子でない目の邪魔にならないように、今回も整えました。

2015年7月24日金曜日


タブレットPC

 古いデジカメが使いづらいと文句を言っていた私に、娘がタブレットPCをプレゼントしてくれました。写真も撮れる、その頃挑戦していた動画も簡単に作れる、よそにいてもメールやニュースが家のPCと同じように見られる、大変な便利グッズのはずでした。
 ところがです、冬の間は、写真を撮ったり、コンピューターに向かったりが億劫になって、寝床で本を読む時間が増えてきます。この際、『生活の世界歴史』を読み終えなければと励みました。暖かくなったらきっと写真やコンピューターに手が伸びると期待していたのですが、とんでもありません。野球が始まり、ごひいきチームは最下位、気が気ではありません。草が伸びて来て夏は忙しくなりました。
 という訳で、写真の撮り方を覚えて以来、タブレットは開く気もしませんでした。でも、せっかく買ってもらったタブレットだから。やらなければと、これも気が気ではありません。「趣味のテレビ」などで使い方を見てはいるのですが、なかなか同じようには行きません。
 まず、野球の経過、これはうまく行きました。
 次にメールを見る事にしました。これもできました。
 写真は子供達の写真をとる必要がなくなった今は、いまいち意欲がわきません。動画も一作で終わりでしたし。
 近くにPCが二つある状態では、タブレットの必要性はあまり感じられないのです。なので、それこそ、必要に応じてゆっくりと使えるようになろうと思います。

2015年7月17日金曜日


私のハムレット

 この度、メイプルショップに飾ってあった「Humlet 篠崎英米文学研究叢書5 大山俊一注釈 昭和44年5版」が売れました。
 出版されてすぐの学生時代に買ったのだと思いますが、見たところ、焼けはひどくても全く使用感がないのです。それで、買った時のいきさつを少し思い出しました。
 あのとき、授業で提示されたシェイクスピア本を買いに行ったのです。それを買ったあとで、近くにあったこのハムレットを買ってしまったのです。シェイクスピアを授業でするのだから、有名で大好きなハムレットくらい自分で読めると思ったのです。
 無知な事に、大学の英文科に入って初めて、子供のときに私が読んだのは、チャールズ・ラムの「シェークスピア物語」であると知りました。
 実際のハムレットは、1600年代の作品で、英語も、現代語とは違う辞書が必要な、いわゆる古典なのだと知りました。
 子供の時に見当違いに憧れて、英語を志し、英文科に入ったものの、目標を見失って落ちこぼれてしまった私は、このハムレットを結局読まなかったようです。
 そんなふうなので、最初、注文を見た時は学生さんが授業で使うんだろうなと思い、ちょっと上から目線の説明を書いてしまいました。連絡がつかなくって何回かやり取りをしたあとに、「昔、この本を持っていたのですが、紛失してしてしまって探していたのです。大山先生の注釈にはオックスフォードディクショナリーの引用が豊富で、図書館で何度も借りて使っていました。」と書かれていて、専門家なのだと知りました。
 こんな私に買われてしまった本が、こんなに探していた人のところに行けるなんて、まさに古本屋冥利です。どうぞよろしくお願いいたします。
 でも、一言付け加えさせてもらうと、小さい頃に読んだハムレットの感動が私の人生をここまで導いて来たんだなあという感慨はあります。英文科に入り、英語の塾をし、英語の仕事もし、今は英国ミステリーを楽しんでいる、まさにハムレットに導かれて来た道でした。

2015年7月9日木曜日


今年の目標は認知症予防と健康改革

 四年目に入って、さて、今年のプロジェクトは何にしようと考えました。今までは割と攻撃的な目標を定めていたのです。本屋開店でいっぱい売るとか、支店開店で商品の開発とか、動画に参戦とか、商品になるグリーティングカードの作成とか、ブログ本を作る計画とか、痩せるとか。ほとんど失敗でした。
 幸い、本屋さんはエブリカラーメイプルショップのどちらも細々ながら注文があります。ありがたいですね。で、この勢いを伸ばしたいとは思うのですが、空振りになる事が多いので、いいアイディアが出て来た時とか、暇になった時とかにトライする程度に今年はしようと思います。例えば、ブログの英国ミステリー噂話などのように。
 で、今年はちょっとゆっくりして、守りに入って、認知症予防とどこかがしょっちゅう痛くなる体力の回復に力を注ごうと思います。
 この前のNHKの認知症番組で、最初に押さえ込むのは生活習慣病である事を知って、高血圧の私は塩分控えめを実行し始めています。努力の成果か、夏に入って、血圧は160位から140位に下がってくれていますが、梅雨寒になると、150位までまた上がります。
 痩せればもっと下がるとわかっていても、痩せないのです。これが一つの目標ですね。幸いな事にこのところ、痩せないけれども、少し暴食しても体重が上がらなくなりました。これって、腰が痛くなるほど動かしている、股関節のせいではないかと思います。つまり、股関節の稼働域が広がって、消費カロリーが増えているのです。なんでわかるかというと、ヨガをしている時に、以前よりも奥まで手が届くのです。あぐらをかいてもひっくり返らなくなりました。日々の努力の成果です。これにダイエットが加わるともっと成果が出るのですが、今までのところはダメです。けれども、今度小麦が値上げされるというので、小麦製品は一日一個程度に削減して行こうかなと思っています。つまり、菓子一個。または朝パンか、昼麺類か。小麦はほとんどが輸入でしょ。
 実は納豆は好きではないので、健康のためと食べていたのを止めようと思います。大豆はほとんどが輸入なのだそうですね。卵掛けご飯でいいです。醤油は大豆製品ですし。みそ汁もそんなに好きではないのでやめです。健康のためと言って無理に食べるのは止めるのです。
 私の健康改革は目からです。お医者さんに行って来たら、またドライアイと白内障だと言われました。私の場合、ドライアイだと鼻までノドまで乾いたり、痛くなったりするのです。目の先生に訴えてもダメですから、自分で調整するしかありません。鼻は抗生物質を薄く塗り、殺菌し、のどは風邪をひかないようにする。
 実はこの間、溶連菌感染症のような、発熱、頭痛、手足の腫れが出て、いつも通り寝て直しましたが、それ以来、体調に自信がなくなってしまったのです。それでも、夫が糖尿、脳梗塞、などで、免許証を返上していても病院に行かなければならず、また娘達も、最近それぞれの不調に悩まされているわが家では、胆嚢を取ってしまったとはいえ、私が一番元気でなければ、生活が回って行かないところもあり、梅雨で不調だなどと言っていられないのです。ここは一つ、運動と食事と休養をもっとバランスよくして、病気の寄り付かない体にしたいと思う事しきりなのです。

2015年7月6日月曜日


本屋さんの売り上げは

 七月に入って、私の百歳計画も三年が過ぎ、四年目に入りました。
 わが家の古本は、一度古本屋さんに来てもらって、いらない本を車一台半、30万円強で買ってもらった残りなので、未使用本が多いのです。で、それを他のネット古本ショップに出ている同じタイトルの本と比べると、どうしても、ランク付けが上になって、高くなってしまうのです。
 だって、回り回って古本屋さんに来たという本と、わが家の本は差別をつけたい気がするのです。ちょっと、浅はかですね。
 でも、実際にお買い上げいただけるのは、古くて他にはない本、月日が過ぎて、他のが売れてしまって、いつの間にか一番安い値段になってしまった本です。この間は、古本としては高値でも、未使用で、買ったときの値段に設定した本などもお買い上げいただきましたが、これなどは例外です。
 こうして三年、この間の売り上げが、やっと、古本屋さんに買っていただいたトラック一台半分30万円強になりました。高い物も安い物も取り混ぜて百冊位売れたと思います。百冊分のスペースが空いたはずなのですが、わが家の書棚は相変わらず一杯です。でも、これって、古本屋さんにごっそり持って行かれた喪失感に比べて、ずっと幸せです。まだいっぱいあるのですから。私達が読める余地もまだいっぱいあるのです。古本ですから、読みたかったら読んでもいいのです。でも、もちろんこの歳になったら、夫はテレビニュースオンリーで、全く読みませんし、私も野球とテレビドラマに大忙しです。何せ、二人とも目がダメなのです。
 この三年で一つ変わった事に気がつきました。それはショップへのアクセス方法として、最初からPCと携帯の二つが用意されていたのです。昔はPCへのアクセス数の方が俄然多かったのですが、今はほとんど変わらなくなってしまいました。それだけ、携帯とかスマートフォンとかが発達したのでしょう。私達はのんびり過ごしたいから今は持ちませんが、若い頃は忙しいのであると便利だとは思っていました。