2012年8月26日日曜日

後ろ向きにならないこと 

 一週間経っても二週間経っても誰も見てくれた気配か無いと不安になります。ネットのヘルプのコーナーでよくある質問はブログやショップを止める方法なのだそうです。
  でも、私は止めないのです。どうやったら見てもらえるか時々開けて修正したりしていました。
  特にブログは厄介で、アメリカ発のトラフィックというのがついて来て、消せないのです。アメリカ人が私のブログを読むはずもないし、一度開けたら、ファッションショーのようなページで、英語だし、『これがスパムか』と思い、報告しましたが、『スパム除去のシステムをつけてあります』と言うテロップが出ただけでした。
 『トラフィックがついていて離れないのだ』といくら言ってもダメでした。
  ところが月が変わるとそれも消えたのです。何か手を打ってくれたのかと思って安心していると、すぐに今度は四つもついていました。今度は加えてロシアと韓国とドイツからも来ていました。もう絶対に開けませんが、何なんでしょうね、これは。
  前に止めた人のURLを貰うと前のつながりがそのまま着いて来ると聞いたことがありますが、それなのかもしれません。しばらく静観することにしました。
  それよりも大事なのはどうしたら人に読んでもらえるようになるかです。とにかく来訪者はアメリカとロシアと韓国とドイツのこのトラフィックの方々だけのように見られるのです。来訪者がなければ、『ブログで収益』なんて見込めません。『アドセンス』という収益システムに申込だけはしてあったのです。焦りました。
 二週間目には不安になってブログの本も何冊か借りて来て読みました。いろいろ書いてありましたが、ただ一つ納得したのは、『中身の濃いコンテンツを書くことだ』と書いてあったところです。まじめに人に受け入れられるように自分の発信したいことを発信し続けなければいけないのだということです。そういう方々のブログをいくつか紹介していましたが、それこそ種々様々でした。自分が一番興味のあることを掘り下げているのです。
  で、『アドセンス』は承認されたようですが、リンクは張らないことにしました。どうせ収益になりそうも無いなら、広告の無い簡素なページの方が、ありがたいですし、読んで下さる方にとっても読みいいのではないかと思ったのです。
  さあ、がんばって書いて行きましょう。

2012年8月25日土曜日

初めて注文が来た

 その日、外泊して昼頃に帰って来て、メールを開くと新しいメールが二通も来ていました。一つは自動メールを送信したというショップからのメール、もう一つはそのお客様からの送り方の指示を書いたメールでした。
 『わー、どうして』という感じでした。『誰も見てくれていないかも知れない』と思っていたのに、見てくれていた人がいたのです。『バンザーイ』と心で叫びながら、口では「どうしよう、どうしよう」と叫んで、夜中仕事をしていて、昼まで寝ている娘に相談しようとして、気がついて思いとどまり、テレビを見ていた夫のところに行って叫んでいました。「注文が来た。まだ一ヶ月も経たないのに」。
 夫の返事はこれ叉変なもので、「もうすぐ『下』が出るよ」。夫の『もうすぐ』はあまり当てにはならないのですが。やがて起きて来た娘は「上まで聞こえたよ」。
 ショップを開いてから一ヶ月弱ですが、『このまま誰も見てくれないで、前みたいに一年二年と経って行くのじゃないか』と、何となく不安で否定的で、落ち着かない日々でしたが、いっぺんに自信が湧いて来ました。理由もなくやって行けそうな気になって来ました。
 急いでコンピューターの前に座って重さを量り、送料を決めて払い込みをお願いするメールを出しました。出してしまってから、心配になってまた計算し直したりするのはいつものことです。
 払い込みの手紙が来て、一刻も早くとレターパックに入れ、近くのポストまで行って、ポストに入れてしまってから、『そう言えば』と、ガサガサと音がしていたことが気になりました。それで例の教科書に『詰め物』というのが載っていたのを思い出しました。緩衝剤です。家に娘が寒さ対策にいいと言って買った緩衝剤がいっぱい残っていたのを思い出しましたが、もう後の祭りです。
 発送済みのメールに『もし不都合があったときは』と書いて送りましたら、ご丁寧に『無事つきました』と言うメールが送られて来ました。ありがとうございます、最初のお客様。

2012年8月18日土曜日


ブログのこと

 ブログを書くと、そこに広告がつけられて、見た人がクリックするとお金がもらえる『アドセンス』というサービスがグーグルにあるそうだという話は娘から聞いて知っていたのです。この際ですからショップの集客の為にもブログを始めようと思いました。
 でも、そんなにうまく行くとは思っていないのですよ。今まではヤフー派でしたから、ヤフーにホームページを持っていたこともありました。有料だと勝手に広告をつけられることが無いというので有料にして、禁止と言われていた本を売るページを紛れ込ませて、でも五年で二冊しか売れなかった話はしましたよね。その後無料のホームページにしたのですが、何か余り好ましくないリンクが張られて、びっくりして止めました。今となってはどうやって止めたのかも全く覚えていません。
 あと、アンケートも二社ですが答えています。まじめに答えていると、二社だけでいっぱいです。それで、収入は年間にしても二、三千円程度。以前はそれで宝くじを買って一攫千金を夢見ていたのですが、一攫千金なんて夢のまた夢です。分からないのですよね、やってみないと。
 だから、ブログで収益なんて聞いてもほとんど信じてはいないのです。でも、ビジネスウーマンになる為にはできることは何でもしないとなりません。書くことは好きなので、先ず、第一関門はクリアです。
 で、早速眼鏡をかけて、ブログのコーナーをクリックしました。そこで知りました。ブログってサロンのようなものなのですね。同じ趣味のお友達と情報を共有しようと勧められます。でも、それは対人関係が苦手だからインターネットで仕事をしようと思っている私にはこの上ない違和感でした。それでも、ここで諦めたら何も始まらないわけです。後に引かないように自分を追い込む為のブログなのですから。これは背にした壁なのです。
 そう考え直して、まじめに基本情報に向き合いました。でも、最初に顔写真を要求されて、またどっきり。『そう言えば、あの名取裕子さんだって、裸になった映画があったっけ』とか、鈴木砂羽さんは、画家のご両親に、『いつも、「自分を表現しなさい」と言われていた』とか、思い出しました。自分を表現するには顔を見せるのは当たり前かなと思って、更に考えた末に、数年前のトルコ旅行で小さく写っている写真を選びました。それをアップして基本情報に移りましたが、次々に私的なことが聞かれるのです。さすがに全部は答えられませんでした。
 この間、テレビで梅ちゃん先生の堀北真希さんが部活帰りの田舎道でジャージ姿のままスカウトされたと言っていましたが、『よくそんな話を信用して乗れたものだ』と思うのは私だけでしょうか。でも、乗ってみなければ何も始まらないのです。
 それで、これでエイヤーとアップしてしまいましたが、いざ、それが若い人たちのはじけるような明るい情報の中に出て来ると、何とも場違いな感じがして、『やっぱり、ホームページの方が良かったか』と、今度は消しにかかりました。でも、一度アップすると全部は消せないのだそうです。特に写真はいくらやっても駄目でした。
 それでまた考えました。『ここがクリアできなければ先に進めない。一度やろうと思ったことをまた臆病で止めてしまうのか』と自分に問い直しました。今までと同じ、また元の木阿弥です。
 そして、また、基本情報をいれ直して、トルコの風景だけの写真をもう一枚いれ、顔写真を取り下げました。消すことはできないみたいです。
 それから最初に書いた『百歳まで生きるなら』をコピーしてブログのページに貼付けました。何も無い、文章だけのブログです。共有する友も仲間もいない一般公開でした。
 ヤフーのホームページで、ダイエットの文章を書いていたときは毎週30人くらいの訪問者がありましたが、今回はだいぶ不安です。『ネットの闇の中に消える』と誰かが言っていましたが、『ブログの波間に消えて行き』そうな感じです。
 それから、広告を貼付けるアドセンスという契約に申し込みました。すぐにできるものと思って、何度も押しましたが、審査に一週間かかるのだそうです。説明は確か英語だったと思います。私も怖がっていますが、向こうも怖いのです。

2012年8月4日土曜日


本を片手に

 会社で作った夫の三種類の本を売るのが手始めです。在庫があるのです。もうすぐ四種類目もできて来る予定です。
 今までは夫がお仲間と手分けして売っていました。私は何せ対人恐怖症気味なのでとてもできません。本屋さんをしている従姉妹が一度何冊か売ってくれましたが、彼女は買ってくれそうな人たちに売り歩いてくれたようです。悪いことをしてしまったと思いました。確かにお客さんが買ってくれなければお金にはならないのですが、恐怖です。断られるのも怖いし、『買いたくないのに無理強いしてしまった、恨んでいるだろうな』と後で後悔に苛まれるのも恐怖です。
 結局年金をもらって、静かに暮らして行くのが私にとっては一番楽な方法なのですが、今回はそこに逃げ込まないことにしたのです。さあ、エブリカラーショップを立ち上げましょう。
 教科書本には無料で立ち上げることのできるゼロショップの例が出ていましたので、私もそれにしました。何事もですが、途中までは簡単に進みます。ブログで一度ならずビビったので、それに比べたらあまりにスムーズに行くので拍子抜けの感じでした。スムーズに行くということは安心感でもあります。
 それが突然にがたんと止まってしまうと今度はパニックです。確かに商品の写真の画素については何か書いてありました。でも、いつも撮っている写真だからと、自信満々で最初に写真を撮り、いざアップしようと思いましたら、できないのです。画素をどうやって小さくするかなんて、ただ撮るのさえやっとの私には分からないのです。もう一度取り直そうと思いましたが、そうすると明日になってしまいます。もう夜中だったのです。でも明日にはしたくありませんでした。
 幸いにも夜中に仕事をしている娘がいました。娘の手を休めさせて、娘のコンピューターで写真を小さくしてもらい、それも二度、三度と試してもらってやっとショップ画面に収まったのは夜中の二時でした。もうビビっている暇なんかありません。すぐに公開をお願いして寝ました。主婦は昼間寝てなんかいられないのです。誰ですか、一日二時間なんて言ったのは。