2017年6月24日土曜日

英国ミステリー噂話 なぜ外国ミステリーが面白いのか。

 英国だけではなくって、この、アメリカの東海岸の話ですが、「警察署長 ジェシー・ストーン」も気に入って見ています。
 彼はいろんな問題を抱えています。まず、もともとはロスアンゼルスで、刑事をしていたのですが、アルコール依存で首になり、妻とも離婚して、東海岸の小さな町、パラダイスに警察署長として雇われたのです。町名がいいですよね。
 元プロ野球選手、怪我をして、それから刑事になり、飲酒、離婚、精神科医にかかっています。元妻をいまだに愛していると言いながら、相手の女性は次々に変わります。それでいて、人にも犬にもやさしく、悪には激烈に立ち向かい、壊滅させてしまうのです。一人でいるときは古い戦争映画などを見ている、それがジェシー・ストーンです。
 彼自身は極めてアメリカ的なのですが、東海岸の小さな町、パラダイスは、海に面していて、自然が多く、ジェシカおばさんの設定と同じような、それよりもっと浮世離れしていて、ジェシーの借りた家は携帯電話の圏外、四方を海に囲まれている島のような土地で、車は入らず、桟橋を歩いて家に入るのです。そしてたいていいつも雨が降っている。
 これ、主演のトム・セレックが製作総指揮もして、主演しているらしく、確かにストーリー展開は粗削りで追いかけるのが大変な時もありますが、彼にぴったりの設定という感じがします。まず、体が大きくって、確かに野球選手のような体型です。そして精神は勝負師のようです。
 と、このところ、気に入ってしまって、放送記念の原作本プレゼントにも応募してしまいました。
 そこで、はたと、「なぜ、日本のミステリーではなく、外国のミステリーなんだろう」と思いました。「日本のミステリーは犯人が役者さんでわかってしまうこともあるだろうな」と思われます。外国のミステリーは知らない役者さんが多いので、わかりずらいのです。特にこの「警察署長 ジェシー・ストーン」に出てくるローズ役の女優さんはほとんどノーメイクで、英国ミステリーに出てくる役者さんに似ています。

2017年6月17日土曜日

老いの時間

 この頃、夫が独り言を言うようになってしまって、ドキッとしてなるべく話しかけるようにしています。老いなんでしょうけれども、ドキですよね。
 この頃、夫はほとんど毎日テレビを見ていて、国内情勢や国際情勢にまさに翻弄されているようです。それがこの上なく面白いらしいのです。それを会う人みんなに話すので、人によっては辟易してしまいます。辟易しているのは毎日聞かされる私だけではないと思います。
 特に私は、もう残り少ない時間を好きな英国ミステリーと広島カープの応援、中古住宅ウオッチング、体操をしながら、仕事としてネットの本屋さん、野菜栽培、ブログ等をしながら、洋服の出し入れやリフォーム、料理掃除などの家事をこなして、更に、小さな家計を破たんさせないように管理して行かなければならない。女性は現場に密着しているのです。阿部さんのスキャンダルや米朝の綱引きなどにかかずらわってはいられないのです。
 でも、なんとなくわかるところもあるのです。ある時、ふっと英国ミステリーもない、野球もない、お客さんも来ない、庭仕事もない、何かやることを探さなければ何もないというとき、あと何年こうして生きていくのかなとか、何をしたらいいのかとか、やりかけで残して行っては悪いからとか、いつ訪れるともわからない死を思い、そして体の不安なども思い描かれてしまうと、老人って、少し鬱っぽくなるのですよね。
 人間って、きっといくつになっても夢中になるものがほしいのです。何かに夢中になっているときは心が埋まっているのです。不安の入り込む余地がなくなるのです。
 そうは思うのですが、あまりに独りよがりの話だと、反発したくなって、けんかしてしまうのも事実です。何か、もっと違う興味に誘導できればいいのですが。
 (これ、あとで血圧を測ってみて、ちょっと高いことに気が付きました。私も高かったのです。けんかをしたからではなく、高いからけんかをしたようです。精神状態がおかしいと思ったら、きっと体調も悪いのです。わが家は長野県に習って、減塩します。塩分半分。

2017年6月11日日曜日

中古住宅の値段

 私は経済には疎いし、計算も苦手で、最初からあきらめている感じがしますが、この年になるまで、世の中の動きを、(見るともなしにですが)見ていると、さすがに、(わかるということではないにしても)、感じることはあります。
 例えば、一番身近なことでは、ガソリンとトイレットペーパーの値段。円高になると下がるのです。逆に輸出にいいと大企業が喜ぶ円安になると、値段は上がります。そして企業がもうかれば、景気が良くなり、給料が上がるとみんな喜ぶのですが、物価も上がるのです。目減りし続ける年金生活者になって初めて知りました。こんなことが考えられるのも、必死に働く必要のない心のゆとりのせいだと感謝してはいますが。
 そこに来て、この間、日銀が紙幣を大量に発行しているということを知りました。デフレ(物価安)解消のためだそうです。つまり、インフレ状態にしているわけです。だから、お金はあっても、モノが高くなっていて買えないのです。お金の価値が下がっているのです。
 これって、一昔前のバブルの時と同じです。あの時、日本企業はトランプタワーを買ったのではなかったでしょうか。つまり、日本で不動産を買うより、外国で買った方が安かったのです。お金がだぶついていたのです。今の中国もそうですね。日本の不動産を買った方が安いと報道されていました。
 これって、中古住宅のウオッチングを続けている私の感じるところです。一時期、あれはデフレの時だったでしょうか、よさそうな中古住宅が結構出ていたのです。今はほとんど出ていません。たまに『これなら』と思うものは、10年特例という文字が付いています。ちょっとよさそうだと思う物はたぶん、不動産屋さんが先に買ってしまうのです。それで、少し直したり、時期を見計らって、高値を付けて売るのです。でも、これってバブルの崩壊の時が来ると、不動産屋さんの倒産になるんですよね。
 まあ、今のところわが家で中古住宅を買える見込みはありませんが、何かを欲しいと思って、ウオッチングを続けていると、それなりに、何かを感じ取れるような気がします。私の場合はたまたま中古住宅でしたが。

2017年6月3日土曜日

長寿の県は沖縄だったんですよね

 私が見たのは昔の番組の再放送だったのかもしれません。今は、減塩運動を徹底させた長野県が男女とも全国一だそうです。
 その番組では沖縄のある家庭の食生活が紹介されていました。
 『胃が丈夫で便通がいい』、これに尽きるようです。
 両県とも、多様な食生活という面では優れているようですが、今回、沖縄県の家庭の食事を見ていると、朝晩はその地方独特の野菜とか豆腐、豚肉、海藻と多彩なラインナップでした。でもお昼は、その家の九十歳のおばあちゃんも含めてみんなで、近くのファーストフード店に行くのだそうです。
 確かにあのラインナップを三食作るのは主婦にとっては大変です。特に、今は主婦だけをしている主婦なんていないですからね。みんな少しでも自分の才能を伸ばしたいと思って生きているのです。
 で、欧米型の食生活と書いてありましたが、そのせいもあって、最近では男性は全国三十位まで落ちたそうです。
 わが家も、この例です。私は、料理苦手で、和食はあまり好きではありません。年を取って時間ができた今でもファーストフードに頼りたいし、時々頼っています。そうすると夫も私も肥満になり、便秘がちになり、いくら今になって野菜や魚をたくさん食べても、なかなか治りません。
 まあ、今となっては、努力して少しずつ改善していくしかありませんが、食育は大事ですね。