鉄分のはなし
NHKの『ためしてガッテン』で、鉄分不足の番組をしていました。
『鉄分不足によって引き起こされるものと言えば「貧血」・・・と思いきや、それだけではありませんでした。実は、肌荒れ、睡眠障害、うつ、疲労感などのさまざまな症状を招く“新型鉄不足”の存在が明らかになってきたのです。』と言われたら、見ないわけにはいきません。
それというのも、最近、私にも、様々な症状が出ているからです。挙げてみると、『飛蚊症』『目の廻りの腫れぼったさ』『鼻の内部の切れ』『睡眠障害』『疲労感』『むずむず足症候群に似た症状』『高血圧』『咳、のどの違和感』など等。『頭の働きが緩慢になった』というのは除けておいても、次々に増えて来るのです。
勿論、老化かもしれません。見えざる放射能の影響かもしれません。一年前の手術の影響も考えられます。PM2.5?、それとも花粉症?。黄砂はまだ来ていないし。コーヒー好きの兄嫁さんが飛蚊症で、高血圧で、風邪をひきやすいと言うから、『コーヒーのせい』など等、いろんな事を考えました。
そこへ来て、体調不良の上の娘がお医者さんに行って、『鉄分不足だと言われた』と言っていたのを思い出しました。その時は鼻で笑っていたのですが、私もこれかも知れないと、ハタと思ってしまいました。
詳細は、ガッテンのホームページに委ねますが、『鉄分が食べ物から体内に吸収されると、体の中のさまざまな場所で(貯蔵倉庫の)フェリチンに貯蔵されます。フェリチンの鉄が不足していると、肌が荒れていても新しい細胞になかなか入れ替わらなかったり、病原菌から体を守る免疫細胞の数が減ってしまったり、脳の働きに欠かせないセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質が不足してしまったりするのです。』というところだけ引用させて下さい。
そう言えば、下の娘の『肌荒れ』が、ちっとも治らないのです。『神経伝達物質が不足』というところは、私の『頭の働きが緩慢になった』に対応するでしょうか。
自分がフェリチン不足かどうかをチェックする簡易的な方法、「あっかんべー」をして、下のまぶたの裏が白っぽい場合はフェリチン不足の疑いがあるというので、みんなでやってみました。家族の中では、私が一番赤い方でした。きっと『まぶたの裏が白くなくても、疲れやすい、根気が続かない、うつが治らないといった症状が続く場合、フェリチン不足の可能性があります。』にあたるのかもしれません。
ディレクターさんのコメントに『実は地球は鉄の塊。「水の惑星」ならぬ「鉄の惑星」だったのです。』というのがありました。だから、畑で栽培する野菜にも、海で摂れる魚にも鉄はたくさん入っていたのです。それが、キノコはビンの中で作られ、青物は養分を水に溶かしたハウスで作られます。水は浄水を飲み、家畜にも、魚にも人工飼料が与えられ、加工食品は全盛で、食べ物に自然から入る鉄は少なくなります。
下の娘はキノコ大好き、青魚大嫌いなのです。彼女の治らない肌荒れはこれが原因かと思ってしまいました。それで、鉄の吸収を助けるというレモンをいくらとってもダメですね。
対策として、鉄分入りの乳製品を少しだけ買いました。これで口内炎を起こした人を知っていますので、取り過ぎても胃に悪いようです。一、二日に一杯にします。鉄の吸収を妨げるというコーヒー紅茶、お茶も一日一杯。あとは蛋白質を多めにして、ビタミンCを取る。これで目の違和感が治れば万々歳です。