またまた、住所間違い
前にも、住所間違いで届かなくってキャンセルになった事がありました。今回ショップを始めて以来の二度目を引き起こしてしまいました。レターパックの追跡機能を使う事になったのも二度目です。
今回は最初の注文を戴いたときから、何となく予感がしたのです。あとで『私、超能力があるのかな』と思ったほどです。
で、用心して、注意深く見ていると、前回と同じで、配送先に指定されていた住所と振込表に書かれていた振込人の住所が違っていました。『やっぱり』と思いました。それで、用心深く「どちらの住所に送ったらいいですか」とメールを送って回答を待ちました。「指定した住所に」というメールが来て、その通りに送りました。送ったつもりでいたのです。
これで一件落着と思い、安心していましたら、「もっときちんとした仕事をしてくれなければ困る。追跡機能を使って、やっと探し当てた。」という厳しいお叱りのメールが来ました。
「えーっ」でした。だってあれほど用心したのに間違ったはずはないと思いましたが、一応謝りました。「でも、どちらに送るか、メールで聞きましたので、私が間違えるはずはないんですが、」と言う口答えをしました。更に厳しいメールが来て、「二つの住所は別の市にあるのに、そこを見ないで、ありもしない住所に送ってしまったんです。」というものでした。
またまた「えーっ」でした。でも、相手はお客さんですし、市の名前をよく見なかったのは私の責任ですから、謝りました。でも、やっぱり、口答えはしてしまいました。書かれていた郵便番号が同じだったのです。私は郵便番号が同じだから、同じ市内の、違う住所だと思い込んでしまったのです。
また怒りの反撃が来て、キャンセルされた本が返されて来るかとしばらく身構えていましたが、来ませんでした。
今の私なら、謝りながら、自分の正当性も主張できて、それなりに心を落ち着かせる事ができますけれども、若いときでは、すぐに喧嘩になってしまうか、立場が弱かったなら、黙って、唇を噛んで、ストレスを内に溜めるかしかなかっただろうと思います。江戸時代に理不尽な地主に、理不尽な事を言われて泣き寝入りしている貧しい家の若い娘の姿が思い浮かばれて、心が重くなりました。少しでも、入って来るお金があるという事は、立場を強くしてくれるのです。年金を整えてくれている世の中の皆さんに感謝です。