自学 自己実現、よき祖先とは
同じくとっさんTVに、『オードリー・タンさんに対する質問とその答え』というのが出ていました。オードリー・タンさんは台湾のデジタル相でLGBT『《lesbian, gay, bisexual, transgender》性的マイノリティーのうち、レスビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの総称』で、私にとっては自学の先達の一人です。何せ、息子の登校拒否に付き合ったお母さんが、自学のための学校を開いてしまったくらいです。
とっさんTVの中で、紹介されたのは、ある僧侶がした「未来では、自分たちも祖先と言われる立場になるのですが、よき祖先とはどんなものでしょうか」という質問に対して、「未来世代により多くの選択肢を残すこと」と答えたようです。
彼こそまさに台湾の多様性と自己実現のシンボルだと思うのです。
この頃、この自己実現という言葉が好きになって、ちょこちょこ考えていますが、goo辞書で引くと『《self-realization》自己が本来もっている真の絶対的な自我を完全に実現すること。』『 転じて、自分の目的、理想の実現に向けて努力し、成し遂げること』
まさに、自学を貫いて、IT大臣になり、LGBTの自分を世間に認めさせた過程は自己実現の過程そのものであると思うのです。そして、より多くの選択肢とは、より多くの自己実現の可能性ということもできるのではないでしょうか。
先日読んだジェイソンさん。アメリカのIT会社の役員であり、日本のピン芸人、家庭人であり、投資家、などなど、いろんな顔を持つ彼は、そのすべてが自分という人間だと言っていたようです。彼も飛び級をするくらい頭がよく、興味を持ったことにとことん挑戦して実現していったようです。
これって、これからの教育改革の指針になりませんか。上から決めるのではなく、下から多様に考えて変化させていく。まるで、ロシアの戦術とウクライナの戦術の違いのようです。
もちろん、これがすべて成功するとは限りません。今の私は、まさに自学をしながら自己実現を目指して、つまり好きなことをして頑張っていますが、ほとんどお金にはなりません。でも、こころから、自分がしたいと思ったことをしていると、身体が自然に動いて、労働が苦になりません。これが生きるということだとさえ思います。自学ばんざい!