近頃のユーチューブ、ひろちゃん農園
『やよいのやさい』と違って、こちらはお孫さんが撮っているのかしらと思うくらい、軽い会話がポンポン飛び交います。ひろちゃんは77歳だそうですが、お元気で、広い畑を長靴を履いて飛び回っています。
で、なぜ、チャンネル登録をするようになったかというと、梅雨に入り、気温も上昇した我が家の鉢植え菜園にも胡瓜と豆がなり出したころ、ダンゴムシが根元を食いちぎり、ナスの葉っぱにはハダニかアブラムシのような小さな虫がびっしりつき、葉がしなしなにやわらかくなっていました。すわ、水不足かと水をたっぷりやり、三倍に薄めたお酢をシュウシュウかけましたが、なかなか治りません。
そこで見つけたのがひろちゃん農園のユーチューブ。ひろちゃんは消石灰を根元にかけると虫よけになるとアドバイスしています。
早速ホームセンターに行きました。見ると、消石灰、苦土石灰、貝殻(有機)石灰など種類が豊富で、不遜な私は正直迷いました。でも、ここは素直に消石灰を買って来て、完全防備で根元に撒きました。後でもう一度ひろちゃん農園を見てみると、消石灰が一番pHが高いのだそうです。つまり土壌をアルカリにするのです。これが虫よけに適しているようで、確かにミミズが逃げ出していきました。
アブラムシにもいいようで、スイカやカボチャなど地を這うものには頭からかけるといいようで、他の方法でアブラムシ退治をしたはずのピーマンにアブラムシが付いているのを発見したひろちゃんが、心外の様子で畑中のピーマンに頭から消石灰を振りかけて回っている場面があり、「結果は後でご報告します」と言っていました。
もちろん、大丈夫だったようです。それを見て、私も雨が止んだら、もう一度完全防備をして消石灰を振りかけて回ろうと思いました。ナスは特に虫に弱そうです。というか、昔は、土壌改良のために、畑にはいつも白い石灰を蒔いていたような気がします。
これで、私の農作業もだんだん本格化して、野菜の肥料とペレット鶏糞、お酢の虫よけ、今度の消石灰とだんだん道具立てもそろってきました。しめて3000円也、これに植木鉢や支柱などもろもろ。買った方が安いかもと思いながら、六本採れたキュウリは柔らかくて甘くって、豆も柔らかくて美味しかった。年を取ると食べものが美味しくなくなるので、これはいいことかもしれません。
でも、今ちょっと思ったんですけど、家の土壌が酸性で、虫も食べたくなるほど柔らかい植物が育つから、美味しかったのかもしれません。アルカリ性になって虫も近寄らなくなった野菜が美味しいのかは今からの実験です。