2015年10月30日金曜日


シルバーリハビリ体操指導士養成講座

 という長い名前の講座を受講するために、片道一時間半かけて、六日間通いまして、今日無事に修了の運びとなりました。
 これは、これから訪れる、異次元の超高齢化社会に向けての対策として、少しでも社会に迷惑をかけないように、体の仕組みとリハビリ体操を覚え、自分も元気に、人に教えて人も元気にする、ボランティア活動のネットワークづくりのようでした。
 太田仁史先生という整形外科の先生が提唱し、今、八十歳でお元気に中心になって茨城県内全域に広めているようです。
 もちろん、私の事ですから、最初の動機は不純なものでした。先ず、健康のためにあまり好きでない体操をしなければならないのなら、人に教えれば、いやでもしなければならないので、するだろうと考えたのです。
 思惑通り、六日間、週二回三週間は、講座以外にもウオーキングや庭仕事などまじめにやりました。体重は変わりませんが、筋力が着いたせいかフットワークがよくなった気がします。
 デモです。これが人に教えるとなると別問題、リハビリ体操はパターンがいくつか決まっていて、全部覚えなければなりませんし、決まり事も多く、自由にはできないのです。
 つまり、自由度が無いのです。教わった通りに教えなければなりません。特に相手が片麻痺の方とか、高齢者とか、災害被害者とか、だった場合は、過度な体操は危険が伴います。
 これって創造性豊かな?私には一番苦手な事です。
 宗教だってそうですよね。最初は教わった教義は一つなのですが、みんな創造性があるから、どんどん枝分かれしてしまうのです。
 などと、最初から屁理屈を捏ねているのは、覚える気がない証拠かも知れません。
 でも、修了証書を貰ったからには、できるところまでやってみようと思います。皆さんの後に着いて、体を動かしていようと思います。少なくとも自分のためにはなるのですから。

2015年10月22日木曜日


老人の話

 市の保健センターにマッサージ機とヘルストロンを使わせてもらいに週に何日か行っている話しはしましたが、そこはゴミ焼却の熱を利用したプールとお風呂が併設されていて、施設を仕切って、老人のデイケア施設も稼働しています。
 そんな施設ですから、利用者は老人が多く、同好の士を求めて、囲碁クラブや陶芸教室、カラオケなど様々な同好会が活動しています。
 で、ご老人は仕事がありませんし、体にいろいろ支障が出てきますから、私のように、マッサージ機やヘルストロン、時にはプールやお風呂も一緒に利用して、おしゃべりをしながら、友人関係を築いている人もたくさんいます。
 そんな漏れ聞こえて来るご老人方の話を、私はただただ感心して、時には相づちを打ちながら聞いているのです。
 最初にお話しした方は毎週二回、碁を打ちに来ているという事でした。義兄もそうですが、囲碁に夢中のご老人って多いんです。義兄など、新聞の切り抜きを何年分も採ってあると言っていました。その方はここの他にも、近くの公民館で週一回集まってやっていると言っていました。
 その方は東京出身で、年齢的に戦争中に学齢期だったと思うのですが、空襲でお母さんを亡くされた事、シベリアへ抑留されたおじさんの話、身を以て味わった復興の苦労など、おしゃべりで頭も良く、記憶力も確かなので、いわゆる語り部に最適と思われるのですが、子供達は、「孫達には話してくれるな」と言うのだそうです。小さな子供達には残酷さがあまりに身近ぎるのでしょう。わかる気もするのですが、でも、彼の記憶は十年後には、もう無いのです。
 良くおしゃべりをしていた人が、癌で入院してもうダメだろうと話している人もいました。「そう言えば、あの人はどうした」と聞くスパンが短いような気がします。つまり友人関係でいる時間が限りあるのです。
 しばらく入院していて、久しぶりに来た人に、自分も癌だという人が、「もうあきらめた」と言っていました。今は総ての薬を断って、それで死んだらそれでいいと言っていました。夫も肺に影があると言われた時に、手術はしない、抗がん剤治療は受けないと言っていましたが、その方は、総てやってみて、かえって具合が悪くなって決断したようです。
 治療を拒否した方がいいという、お医者様達の書いた本をたくさん読んでいて、この人はこういう事を書いている、人体には病気をやっつける機能がついていて、例えば風邪なども、抗生物質で治そうとすると、病気と闘う菌まで殺してしまうと言っていました。確かにそうですよね。
 これだけ勉強した治療拒否の論調も、多くの人に知られる事も無く、彼の終わりと共に消えて行ってしまうと思うと、惜しいですね。
 皆さんも私もあとの残りは少ないのです。よくよく、聞き耳を立てて聞いていようと思います。

2015年10月15日木曜日


夫の肺の影

 このところ、誘っても夫が運動に行かなくなったのは、どうも体調が不良なのではないかと思います。口では言いませんが、息継ぎのたびに声を出したり、独り言を大きな声で言ったり。前にもこういう事はあったので、気にもとめていませんでしたが、今回も一種のストレスのせいだろうと思っていましたし、今も思っていて、無理に運動に誘わなくなりました。
 今思えば、蓄膿症の手術をして以来だと思いますし、このところ食事の量が多くなって、血糖値が上がり、糖尿の薬が多くなった事も関係しているのかとも思います。
 やっぱり痩せなきゃダメです。食事療法です。運動させようとしても行かないのですから。
 そんな中、検診で『肺に影がある。要検査』と脅されました。
 『すわ、癌』と思ったのか、『手術はしない』と主張していました。
 いつも行っている病院で精密検査を受け、結局は『何事も無し』と太鼓判を押されたのですが、声を出すクセは治らないようです。
 歳とともに、これからはいろいろな事が起こって来るでしょうが、あまり大した事無いと思わずに、思いつく事は改善して行かなければならないような気がします。
 これまでの経験から、食事量はそんなに変えられないので、食事の質ををなんとか変えてみようと思います。夫のためだけでなく、私のためにも。つまり、私が痩せれば、夫も痩せるのです。私が痩せて血圧が下がれば、夫の血圧も下がるのです。
 何か総て太っている私の食事嗜好に原因があるようですが、確かに、よそのご夫婦を見ていても、痩せた奥さんのご主人は痩せています。夫婦で体型が違うというのは珍しいようです。
 夫は若い頃は痩せていたのです。そこへ不幸にも肥満型の嗜好を持った私が来て、一気に二人して太ったのです。やっぱり原因は私でしたか。
頑張りましょう。

2015年10月8日木曜日


ヘルストロン

 先日、約半年ぶりにプールウオーキングに行ったら、館内にある電気治療器ヘルストロンのインストラクターという方が来ていて、質問を受け付けていました。
 もちろん、『何に効くんですか』と聞いてしまいました。だって、ただ電気椅子みたいなものに、座って、足から通電するだけ、その間、何か外のものに触るとバチッと来るので大人しくしていなければなりません。
 『血行が良くなって、体がポカポカして来ると言われています』という事でした。以前、利用者の人に『がんも治ると言われている』と聞いた事がありましたので、その理由がこれかと思いました。
 隣に、いかにも体調の悪そうな痩せた方が座っていて、その方は頻繁にかかっていて、足のかかとの割れが治ったと言っていました。その割れ、亡くなった父にもありまして、お医者に連れて行ったら、白鮮菌だと言われました。それを思い出したので、『水虫にも効きますか』と聞いたら、
『水虫は聞いた事ありませんが、白髪が黒くなったという話は聞いた事があります』という事でしたが、『じゃあ』、と思った訳です『白鮮菌に効くなら水虫にも効くはず、これは行くしか無い』と。
 先週は一週間の内四日ほど、同じ館内にあるマッサージ機とヘルストロンとにかかりに行きましたが、何となく顔がすべすべして来て、膝の痛みが軽減したような気がしました。これはうれしい効果でしたが、うれしくない効果もありまして、お腹がすいて、ちょっと減り始めていた体重が元に戻ってしまいました。確かに体に良さそうです。
 それで、食事に気をつけながら、比較的ひまな寒い間だけでもできるだけ行こうと思います。今の体調不良である、足腰の痛み、目の不具合、高血圧、物忘れ、体のこりなどを一掃してくれる事を期待して。