2019年6月27日木曜日

嫌なこと、苦手なことをしていると

 このところ、意味が分からなくって、気にしているせいか、マインドフルネスのことが頭をよぎります。なかなか食事に集中なんかできませんし、体操に集中なんかできません。何せ、すぐに違うことを考えてしまう、マインドワンダリングが私の得技なのですから。
 ある日、いつものようにテレビのヨガ講座を見ながら、真似をしてやっていると、いろんなことが頭に浮かびました。忘れてしまうので、いいと思ったことはすぐに書き留めるようにしています。
 そこでハタと気が付いたのです。これって、茂木先生の『ひらめきラン』の状態じゃないかと。「いつものコースをいつものように走っているとひらめきが起こる」と茂木先生はおっしゃっていました。
 私もいつものように、いつもの体操を、もう3年間続けているので、この頃はだいぶ慣れた状態でしているのです。マインドフルネスから、マインドワンダリングの状態になって、ひらめきでしょうかね。この『ひらめき』というのは、心の中でずっと気になっていたことのアイディアが浮き出てくるようです。何か少しわかったような気になってきました。
 これって、寝ているときにアイディアが沸いて、枕元にメモ帳を置いておく人と同じじゃないでしょうか。
 話は違うかもしれませんが、私の体操、ヨガがメインですが、それだけでなく、時間が合えばテレビで放送される他のものも時々トライしています。でも、苦手なんですよね。決して好きでやっているわけではありません。
 ある日娘が言いました。「嫌なこと、苦手なことをして、それができるようになると、脳が活性化するのかもしれない」と。なるほどと思いました。私のヨガ、三年間の間に、ほんの少しですが、できることが増えてきました。それにつれて、確かに体の動きが早くなったような気がします。体の動きが早くなったということは頭の動きが早くなったということですよね。例えば、そんなに好きではありませんが、掃除が以前よりスムーズにできるようになりました。
 ムムム、四年目のヨガ、がんばります。

2019年6月18日火曜日

マインドフルネス

 この間、NHKの「美と健康の新常識」という番組をたまたま回したら、ダイエット関連の実験をしていたのです。
 被験者は二組に分かれて、片方は四個のチョコレートと感想を書くレポートだけを渡された組、もう片方は同じ四個のチョコレートとレポートと、音声ガイドでした。時間内にレポートだけの組はほとんどの人が四個食べてしまったのに、音声ガイド付きの人たちはほとんどが残しました。
 その音声ガイドがどんなものかというと、「まず匂いをかいでみましょう。形を見てみましょう。一口噛んで、歯ごたえを味わってみましょう。舌の上で転がして、解けるのを感じてみましょう。・・・」といった感じのもののようでした。つまりチョコレートに集中してみましょうという感じです。そうしていると、一つ目はおいしいと思って食べたチョコレートが二つ目三つ目になるともう十分と思えてくるそうです。
 これが『マインドフルネスのダイエット』だということです。要は『味わって食べるダイエット』ということでしょうか。ゲストのおひとりの先生が「僕はワインを飲むときにこれをやります」とおっしゃっていました。「まず色を鑑賞し、匂いを嗅いで、それから一口、口に含みゆっくりと味わう。そういう味わい方をすると飲み過ぎることがなく、悪酔いもしない」ということでした。
 私としてはここまででよかったのですが、そのあとはだんだん難しい説明になりました。
 どうもこれは座禅の無の境地と似たもののようです。禅宗のお坊さんでお医者さんという方が「マインドフルネス」の指導をしていましたが、「目を閉じて、呼吸に集中する」と言っていました。昔、やってみたことがありましたが、長くはできませんでした。
 人間は集中することが苦手です。たいてい、『マインドワンダリング』の状態で、いろんな雑念が頭の中を駆けめぐり、昔のことを思い出して私が叫び声をあげるようなことや、食べながら、何かをしながら、その先にすることを考えているというようなこと、(私はこれを自分の特技だと思っていたりもしたのですが)、だから、一つのことに集中するのは難しいと思っていたのです。こういう雑念には嫌なことも重荷になることも混じっていて、ストレスの原因になりやすいということでした。
 確かに心を一つのことに集中したなら、その中に楽しいことも見つけやすいかもしれません。
 これって、茂木先生の『ランニング』にも、イタリアの小さな村のあの元サッカー選手の『時間を忘れさせてくれること』にも通じるものかもしれません。
 まあ、とりあえず、今、私には食べているものに集中するというマインドフルネスが必要でしょう。何せ、いつもテレビを見ながら食べているのですから。これはいけません。夫も一緒に食べるので、かけないわけにもいきませんからバックグラウンドミュージックとでも考えましょう。
 『今が大事』、ということはこの歳になると、よくわかります。家族との時間を大切にしなければと思います。でも、食事の時、食べるものと同じくらい食べている時間も大切にしなければならないというのは初めて知りました。

2019年6月12日水曜日

夢中になれる事

 NHKの『駅ピアノ』という番組を時々見ます。NPO法人が駅にピアノを設置しているんです。置いてあるピアノを通りがかりの人たちが弾くんですが、皆さん上手です。インタビューもしている所を見ると、上手な人の演奏を選んでいるのでしょう。
 音楽一家に育ったとか、子供の頃から習ったという人たちもいますが、中には独学でという人もいます。本当に好きなら、きっと独学で勉強するのが正当なのだろうと思わせられます。
 ピアノを弾く理由は様々で、家にピアノが無いから、通勤時間が空いたから、旅行でたまたま来たら、ピアノが置いてあったのでとか。いつも通るたびに弾くという人も多かったような気がします。
 その中の一人が、「弾いていると心が空っぽになる」と言っていたのが、印象的でした。本当に上手で、時間も日常をも忘れて弾いているという感じでした。
 いつも見ている『イタリアの小さな村』でも、同じような事を聞きました。その小さな村で雑貨屋をしている男性は二十代でサッカー選手になり、モテモテだったけれども二十代後半には別の仕事に就き、その後、村に戻っておばあさんの雑貨屋を引き継いだと言っていました。その度に収入は減って行ったけれども、後悔は無いそうです。彼には仕事に対する信念があって、それは『時間を忘れさせてくれること』だそうです。それほど楽しく、夢中になれる事なのでしょう。そうかもしれないと思います。楽しくない仕事は辛いですから。
 例えば私の体操、12分間のシークエンスは長くって、私はいつも時計ばかり見てしまいます。いつか時間を忘れるように楽しくなれるのでしょうか。

2019年6月5日水曜日

金正恩氏と文在寅氏

 太陽政策、一個人としてなら,なんていい人なんだろうと思えるけれども、大統領としてだと、他の人たちにとばっちりが及んでいるという感じです。
 この頃、私が面白がってみるせいか、ヤフーのネット記事は韓国関連が多く出てきます。
 誰かがメディアで、『謝罪せよ』といったかと思うと、また誰かが同じメディアで、「話し合いをしよう」といい、数少ない知日派と言われる人が「韓国の政治家は日本批判が愛国心だと思っている」といい、それらを裏付けるように、政府が、「前政権の約束は知らない」といい、「慰安婦や徴用工の問題は司法の判断で政府は関わらない」といい、それなのに、「首脳会談をしよう」と言う。内部の人たちにも、相手批判をしていて首脳会談の準備をしろと言われても話のしようがないと嘆かれているらしい記事もありました。
 太陽政策で、金正恩氏と経済制裁の緩和を約束していて、その実行に躍起になっていると見透かされてしまっていますから、誰も本気で取り合わない。人権に配慮しないキム王朝はもうすぐに崩壊するだろうとみんなが思っているのに、王朝を擁護して国民の苦しみを長引かせるのには何か目的があるのでしょうか。
 政治の世界はよくわかりませんが、ご即位に祝電をくれたりしながら、いくら別の政権とは言っても、同じ舌の根で、歴史賠償を何度も求めるなんて、なんてわかりづらい人なんだろうと思います。今は動画で配信されてしまうので、一度言ってしまったことは修正が効かないんです。
 私も経済制裁がいいことだとは思いませんが、人権に配慮しない国は困るのです。下層老人の立場から見上げると、やっぱりみんなにやさしい国であってほしいのです。歴史の仕返しに走るのではなく、太陽政策はみんなに対してとって欲しいのです。