2020年7月31日金曜日

レバノンは

 ゴーンさんが逃げて行った頃はそんなに貧しい国ではなかったような感じがしていましたが、実際は大変なんですね。
 またテレビ勉強の自学ノートですが、あそこには隣国シリアから難民が押し寄せているのだそうです。
 地図で見ると、シリアは広大ですが、土色をした台地が多く、それに引き換えると、地中海沿いのレバノンは緑が多そうです。小国ですが、港も多く豊かになる素地はあったのでしょう。
 その難民たちは、そこで家賃を払いながら、難民に割り当てられた仕事をし、いつかシリアに帰れる日を夢見ながら暮らしていたのです。ところがコロナ過で仕事がなくなり、家賃も払えない状況になってきました。
 コロナ過で仕事がなくなったのはレバノン人も同じで、そうなると今まで寛大に接してきたシリア難民への排斥運動も起きてきます。
 番組では、シリア難民の中で広まっていく臓器売買をおっています。ある男性は母親を医者に見せるために臓器を売って、その後遺症が回復しなくなってしまいます。それでも母親を医者に見せられてよかったといいます。たった二人で難民として生きていたらそう思うかもしれないと思いました。耕す畑もないのですから。
 一家の大黒柱だった十代前半の兄が誘拐され、やがて死体がゴミ捨て場で発見されます。臓器を切り取られて。残された妹たちと母親は悲しみの中にも働いて生きていかなければなりません。
 レバノン人の男性は窃盗の罪で逮捕されましたが、盗んだのはほんの少しの食料でした。子供たちに食べさせるためでした。まるでジャンバルジャンです。子供たちはどうなるのでしょう。
 ある男性は家族を養えない自責の念で自殺してしまいました。
 ゴーンさんとは別の種類の人たちです。
 どうしてアサド大統領はいつまでもこんなことをしているのでしょう。プーチンさんが助けれくれているのなら、領土を分割して、アイエスでは困るけれども、いくつかの民兵組織に自治をさせたらいいのに。住んでいるところを取り上げられたら、みんな困るのです。そして、そこにコロナですから。

2020年7月22日水曜日

サバクトビバッタが来たら

 世界のニュースは今、コロナが一番で、二番目が水害です。そのほか、それぞれの地域のニュースもあって面白いのですが、例えば、コロナに感染したジョンソン首相が、EU離脱の原因とされた移民問題を言わなくなったのだそうです。感染して死線をさまよっていた時に、移民の医療従事者にお世話になったのだそうです。いいニュースなのですが、いいニュースばかりはないのです。
 話を元に戻しますと、コロナは中国の独裁政権の隠蔽で、ここまで拡大し、人びとの感情が恕を含むようになってきています。各国が角を突き出し、囲まれた中国は攻撃は最大の守備とばかりに、あちこちで小競り合いを演じています。
 そればかりではなく、今度は隣国カザフスタンでもっと強力な肺炎が発生したとフェイクニュースまで出す始末。
 自国の都合の悪いことはほとんど言わないで、長江の洪水の死者はいつまでたっても141人です。
 水害は地球温暖化の産物だといわれています。もう何年も言われ続けていたのに、日本でも現実に立て続けに起こって、私など初めて本当だったんだと気づいたのです。
 さらにはシベリアのツンドラが解け始めていて、今まで閉じ込められていたガスやウイルスが出てくるんじゃないか、それらが今度はどんな悪さをするのだろうかと恐怖をもって語られています。
 シベリアよりも、半分現実になっている恐怖はサバクトビバッタの大群です。食料を食べつくしてしまうのだそうです。
 もうインドや中国あたりまで来ていると書いてある記事もありましたが、中国はそのニュースを出さないので、どこまで来ているかはわかりません。中にはヒマラヤ山脈は越えられないと気休めのような記事もあり、中国はアヒルを配置している、つまりバッタを食べてしまおうという記事もあり、これはいいと頷けました。
 インドかパキスタンの記事には大群のバッタの写真もあり、ドローンでの防虫剤の散布が効果的だが、農地を襲われて収穫の無くなった途上国には資金がもたないと書いてあったと思います。
  でも、資金はあったとしても、頭上で防虫剤が撒かれたら、病気になる人が次々と出てくるのではないかと思います。人間は結構弱い生き物なのです。バッタよりも弱いかもしれません。
 で、この頃みんなが口にすること、「食べられないのかな」。
 その昔、田んぼにイナゴが出没していたころ、イナゴ取りをしたのを覚えています。竹筒の下に袋をつけ、イナゴを竹筒の先に誘い込んで袋に落します。結構、袋いっぱいくらい取れました。私たちの世代は食べませんでしたが、戦後食料のない時代に育った夫たちの世代は食べたようです。美味しかったと言っていました。一時は高級食材としてデパートでも売っていたように記憶しています。調理法が難しそうですが。

2020年7月16日木曜日

どうしてこの頃ミステリーは

 コロナで自粛しているのですから、当然面白い英国ミステリーを見たいと、テレビ族は思うのですが、再放送が多くって、なかなかこれというのがないんです。
 新しいのは放送権料が高いのかなと思いますし、面白いのは、世界中がコロナのご時世では、世界中で引っ張りだこなのかなとも思います。
 そこに来て野球が始まりまして、そちらに視聴率を取られてしまうと、余計、ミステリーの予算は低く抑えられてしまうのかなとも邪推します。
 面白いミステリー番組があるなら、野球はコマーシャルの間だけでもいいのにと思いますが、そうは行かないので、この頃はインターネットで野球をちら見しながら、世界のニュースを読んでいます。
 韓国のソウル市長の自殺とセクハラ疑惑とその周辺事情、朝鮮戦争の英雄のペク将軍の死に、一緒に戦ったアメリカは哀悼の意を国を挙げて表明しているのに、当事国の韓国は親日派だと冷たくあしらっているなど、憤ったり、涙したり。
 中国の国家安全維持法で塩を降られたなめくじのように意気消沈していた香港の民主派が、予備選という新しい戦略を繰り出したことに感嘆して応援したり。
 果たして三峡ダムはもちこたえられるか。国内不安を隠すために中国はわざと侵略姿勢を見せているのか。
 今、コロナと水害が世界を席巻している中での国際ニュースは決着のわからないミステリー以上のような気がします。

2020年7月9日木曜日

アメリカからの便り再び

 六月三十日、アメリカから四百件超くらいのトラフィックがありました。この頃ロシアからは少ししかありません。何なんでしょうね。
 でもこの日付を見ると、『香港の中国返還から23年となる7月1日を前に、香港での反政府的な動きを取り締まる中国の「香港国家安全維持法」が6月30日夜11時ごろ施行された』に符合するのです。
 ちなみにブラウザ別では、グーグルのクロームが523件で91%、オペレーティング システム別ではAndroidが352件で 61%、Windowsが169件で29%でした。
 こういうのって、どこかを、例えば私のURLを経由して香港の人とかと連絡を取り合えば、個人が特定されないということなのでしょうか。それとも、ハッカーが手当たり次第に目的物を探しているのでしょうか。
 中国は政権に不都合な誰かの意見表明をつぶすのに躍起になっているみたいですから。まるで戦時下のパルチザンみたいです。
 政府の体制を守ることも大事ですが、みんなのための政府であろうとし続ければ、みんなが政府を守ろうとするのではないかと思うのですが。なんか、誰のための政府、誰のための国家安全法なのかという気がしてきます。

2020年7月5日日曜日

分散する

 先日、財務アナリストのような方のブログを読んでいましたら、この言葉が出てきました。
 ある老人が先祖代々受け継いだ千坪ほどの土地を、そのまま息子たちに相続させて残したいと思ったのだそうです。ある程度の都市部のため相続税も固定資産税も馬鹿にならない額に上るため、借金をして賃貸マンションなどを建てて、収益が入るようにしておいたほうが息子たちの負担が少なくていいのではないかと相談してきたようです。
 いろいろ試行錯誤は書いてありましたが、結局財務アナリストは『先祖代々』に固執せず、資産を分散することを進め、老人は納得して提案を受け入れたようです。
 つまり、千坪のうち、借り手に便利そうな300坪ほどに10棟の賃貸用の戸建てを建て、賃貸収入を得る。後の700坪は相続税などが発生した時に、いざとなったら売る。また、戸建てもいざとなったら、一戸ずつ売れるので、アパートやマンションではないほうがよい。
 こうして先祖代々は解体して、資産を小分けにし、いざとなったら分散して使えるようにと提案したようです。
 この分散化、この頃コロナの記事を見ながら、あちこちの国のお金の使い方をいやでもみてしまうのですが、国の経済もそうですよね。公務員の給与、災害支援、国防、予備費、環境、研究、国際支援、アメリカのロビー代などなど、必要と思われる無数の事業に税金を分散させているわけです。
 中に、悪い奴がいて、その分散を自分のほうに引っ張ろうとするから問題が起きてしまうのですね。
 小泉さんが「権力は腐るものだ」と言っていましたが、長くやっていると、悪い奴も上手に寄ってきて、阿部さんも騙されまいとしていても信用して騙されてしまうのでしょうし、これくらいいいかという、感覚のマヒも起こるのでしょう。奥様もつらいですね。
 私からすると、温暖化阻止のための研究や行動に、もっとお金を取ってもらいたいと思うのですが、これからは国防にもっとお金がかかりそうです。アメリカの軍備にお金を払うだけではなく、自国で研究開発、製造をしなければならなくなるでしょう。
 と、雲の上だけの問題ではなく、我が家でも日々の支出にある程度、分散は必要なのです。
 我が家はエンゲル係数が高いと娘が言いますが、日々値上がりしているから余計に食費は減らないし、町内会費や健康保険料などは決まっています。電気、水道高熱費、通信費などは基本料金が決まっているから節約しても僅かです。衣料だって、服はリフォームしますが、靴や靴下は消耗します。
 分散してどこを減らすか。それでも衣と食しかありません。整理整頓して家にあるものを把握し、無駄な買い物をしないようにするしかありません。

2020年7月2日木曜日

でも殺伐としてきました

 コロナ後の不景気といいながら、今この時点で株価だけはほとんどコロナ前に戻りました。金融緩和でお札の量が増えて、それがみんな金持ちに行ってしまって、余分なお金は投資に回されたみたいです。
 やっぱり貧富の差が広がった気がします。
 一目でホームレスとわかる人たちが目立ちます。コロナ騒動で居場所をなくしたのでしょう。あの人たちは給付金を貰えたのでしょうか。
 そのような様子でマスクをしていない人にマスクをあげたいと思った私は差別をしているのでしょうか。そんな自意識が働いてあげることはできませんでした。
 消費税に加えて物価も上がってますよね。目立たないようにじわりじわりですが。できるだけ数か月前と同じ予算で済まそうとするのですが、収まり切れません。このための10万円の給付金ではないと思いたいのですが、徐々にそうなっていきそうです。
 世界でも中印の国境紛争、尖閣の問題、ボルトンさんの暴露本、南北朝鮮の不満の噴出、アメリカの人種差別、プーチンさんや習近平さんの独裁化。中豪の摩擦、そして、広がり続けるコロナパンデミック。
 周りでも不穏なニュースが噴出しています。私もこの間、煽り運転のような車に追いかけられてクラクションを鳴らされました。町内でも窃盗詐欺事件が起きたようです。
 野生生物の大量死が何件か伝えられていましたが、これからは自然災害も起こりうるのですから、まだまだ、平常心で、何事もないかのような心理状態と行動が必要だと思うのですが、やっぱりアドレナリンが出てしまうのでしょう。