世界のニュースは今、コロナが一番で、二番目が水害です。そのほか、それぞれの地域のニュースもあって面白いのですが、例えば、コロナに感染したジョンソン首相が、EU離脱の原因とされた移民問題を言わなくなったのだそうです。感染して死線をさまよっていた時に、移民の医療従事者にお世話になったのだそうです。いいニュースなのですが、いいニュースばかりはないのです。
話を元に戻しますと、コロナは中国の独裁政権の隠蔽で、ここまで拡大し、人びとの感情が恕を含むようになってきています。各国が角を突き出し、囲まれた中国は攻撃は最大の守備とばかりに、あちこちで小競り合いを演じています。
そればかりではなく、今度は隣国カザフスタンでもっと強力な肺炎が発生したとフェイクニュースまで出す始末。
自国の都合の悪いことはほとんど言わないで、長江の洪水の死者はいつまでたっても141人です。
水害は地球温暖化の産物だといわれています。もう何年も言われ続けていたのに、日本でも現実に立て続けに起こって、私など初めて本当だったんだと気づいたのです。
さらにはシベリアのツンドラが解け始めていて、今まで閉じ込められていたガスやウイルスが出てくるんじゃないか、それらが今度はどんな悪さをするのだろうかと恐怖をもって語られています。
シベリアよりも、半分現実になっている恐怖はサバクトビバッタの大群です。食料を食べつくしてしまうのだそうです。
もうインドや中国あたりまで来ていると書いてある記事もありましたが、中国はそのニュースを出さないので、どこまで来ているかはわかりません。中にはヒマラヤ山脈は越えられないと気休めのような記事もあり、中国はアヒルを配置している、つまりバッタを食べてしまおうという記事もあり、これはいいと頷けました。
インドかパキスタンの記事には大群のバッタの写真もあり、ドローンでの防虫剤の散布が効果的だが、農地を襲われて収穫の無くなった途上国には資金がもたないと書いてあったと思います。
でも、資金はあったとしても、頭上で防虫剤が撒かれたら、病気になる人が次々と出てくるのではないかと思います。人間は結構弱い生き物なのです。バッタよりも弱いかもしれません。
で、この頃みんなが口にすること、「食べられないのかな」。
その昔、田んぼにイナゴが出没していたころ、イナゴ取りをしたのを覚えています。竹筒の下に袋をつけ、イナゴを竹筒の先に誘い込んで袋に落します。結構、袋いっぱいくらい取れました。私たちの世代は食べませんでしたが、戦後食料のない時代に育った夫たちの世代は食べたようです。美味しかったと言っていました。一時は高級食材としてデパートでも売っていたように記憶しています。調理法が難しそうですが。