2015年12月31日木曜日


英国ミステリー噂話、オックスフォードミステリー、ルイス警部

 実は英国ミステリーにはまった最初はルイス警部だったんです。そのとき、オックスフォードミステリーとは何ぞやと調べて、先に主任警部モースがあると知り、それからモースを見、ルイスを見していると、独身貴族で華やかなモースに比べ、ルイスは役柄設定的にも地味で、普通の人に描かれています。
 その地味で普通の人が後を引き次いだのですから、役者さんも製作陣も大変だったと思いますよ。この成功は優秀なハサウエイ刑事の存在も、同じく優秀なドクター・ホブソンの存在もありますが、ひとえにルイス役のケビン・ウイットリーさんの変わらない地道な努力の賜物のような気がします。ケビン・ウイットリーさんとはどんな人なのでしょうか。
 生まれは1951年2月6日、現在64歳、私より三歳下。ノーザンバーランドのヘクサムというところだそうです。地図で見るとスコットランドかと思われるところですがスコットランドのすぐ下のようです。大きな教会の写真が出ていました。
 以前モースの思い出番組に出て、『こんなすばらしいドラマはにもう出会えないでしょう』というような事を話していましたが、それだけ謙虚な人のようです。だから、この噂話でも、モースを取り上げ、ドクター・ホブソンを取り上げで、最初に出会ったルイスは今になってしまったのでしょうね。
 この間にも、二回ほど他のドラマに出演しているのは発見しました。若い頃のはミス・マープルに若いサージャント(DS)役で出て、姉に成り代わり遺産を相続しようとする老女を追いつめる役だったと思います。もう一つは、たまたま見たジョージ・ジェントリーに悪役で出ていました。
 私見が長くなってしまいましたが、ルイス警部のように、田舎出の実直な性格で、女優さんの奥さんと二人の娘さんがいるようで、長女はオペラ歌手のようです。
 お母さんは先生で、お父さんは英国海軍の司令官だったようです。イギリスにもNHKの『ファミリーヒストリー』のような『あなたは誰だと思うか』という番組があるらしくて、それによると、母方の祖母ドリス・フィリップスはプロの歌手、父方の四代くらい前のリチャード・ウエイトリーはダブリンの英国国教会の大主教であらせられたようです。また、その昔の父方のトーマス・ウエイトリーは著名なロンドンの商人で、政治家であり、作家であり、イングランド銀行の理事になり、大会社の重役になり、バージニアのタバコ農園のオーナーになりした人であったらしい。
 ケビンはセントラル・スピーチ&ドラマ学校で学び、後の2011年には学校のフルハウス劇団の後援者になったらしい。もうその頃は成功者になっていたでしょうから。
 彼の兄のフランクはロンドン大学でドラマを教えているようです。
 ケビンは最初、フォークシンガーになったようです。今でも、チャリティのためにギターを引くそうです。また、役者になる前、会計士の勉強もしたようです。
 キャリアにはたくさん書いてありましたが、やっぱりマープルに出た事が出ていて、これが、二年後に始まったインスペクター・モースの相棒、DSルイスにつながったようです。そして13年間、大成功の32話になり、有名になったようです。
 ルイス警部はそのスピンオフドラマで、もう、8シーズン目らしいです。7シーズン目が終わったとき、ウエイトリーとDSハサウエイ役のローレンス・フォックスは一年間のお休みをしたらしい。その間にウエイトリーはいろんなやりたい活動をしたようです。ちょうどロンドンオリンピックの年だったんでしょうか。
 そう言えばローレンス・フォックスが刑事フォイルで犯人役をしていたのを見た事があります。あれもこの時期だったのでしょうか。もっと若かったようにも見えました。
 前に書いたように女優の奥さんとイギリスの真ん中くらいにあるワボーン・サンズという田舎に住んでいるようです。奥さんは1990年のモースにも被害者役で出演した事があるようです。長女は2011年に賞を取った事もあるオペラ歌手で2015年9月、最近ですね,テノール歌手と結婚したようです。
 ウェイトリーはロックも好きだったけれども今はクラシックをよく聞いているそうです。それとサッカーも好きだが、ラグビーの方がより好きで、また、クリケットも好き、著者のコリン・デクスターがそれを認めて、モースの筋を書き換えたほどだそうです。
 頑張ってますね。

2015年12月17日木曜日


英国ミステリー噂話、ブラウン神父のマーク・ウイリアムズ

 私だけかも知れませんが、あんまり暗くて残忍なミステリーは苦手です。あまりに現実離れしているのも苦手ですが、この『ブラウン神父』のテレビシリーズは時代設定が第二次世界大戦の後のようです。その時代の特徴なのか、何となくのんびりしていて、好感が持てます。神父役のマーク・ウイリアムズさんの体型も関係しているでしょうか。こういうのを『コウズイ(ちいさな)・ミステリー』というのだそうですか。
 彼の事をウキペディアで見てみると、1959年8月22日生まれ、私より、11歳も若いんです。まだシリーズは続きますね。生まれはイギリスの真ん中頃にあるウースターシャーと発音するのだと思いますが、その中のブロムズグローブと書いてあります。写真はきれいな町のようです。奥さんと子供一人のようです。
 彼はいろんな顔を持っていて、俳優、コメディアン、司会、脚本もこなすようです。ブラウン神父役の他にはハリーポッターのアーサー・ウイーズリー役をしたそうです。ロイのお父さん役だったでしょうか。
 地元のハイスクールを出た後、オックスフォードのブラスノーズ・カレッジを卒業し、オックスフォード大学演劇部、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー、ロイヤル・ナショナル劇場などで、舞台俳優としてキャリアを積んだのですが、BBCのコメディに出演した事からコメディアンとして有名になったようです。
 彼のキャリアの中で、私が知っているのはハリー・ポッターのアーサー・ウイーズリー役くらいですが、ドクター・フーにも出ているそうです。
 ブラウン神父は2013年から始まっていて、他に2014年からBBCでゲーム・ショーの司会もしているそうです。他にはドキュメンタリー番組の司会などもしているようです。
 私も一度、あ、これはブラウン神父だと気づいたのがあったのですが、何に出ていた時だったか覚えていません。テレビドラマへの出演リストを見ると、ジョージ・ジェントリーとアガサ・クリスティーズ・マープルに出ていたようですが、ジェントリーの方はあまり見ないので、ミス・マープルの方だったと思います。タイトルは『なぜエバンズに頼まなかったのか』のクロード・エバンズだそうです。何回か見ていると思いますが、ちょっと覚えていません。

2015年12月11日金曜日


ユニフォームの事

 シルバーリハビリ体操指導士の資格を頂いて、いよいよボランティア始動という時に、ユニフォームがないと指導できないと言われました。
 講座を受けている時は無くてもいいと言っていたのに詐欺みたいです。それが3500円もするのです。この生活切り詰めの時にと思いますよね。
 指導士がお揃いのユニフォームを着ていれば、確かにやり易いのはわかります。でもね、なんか、軍隊みたいとか、没個性だとか、いろいろ屁理屈を言いたくなってしまいます。
 どうしても抵抗があるのです。私って、ネットワークには向かない人間のような気がします。創始者の太田先生は戦中に育った方で、教育勅語をすらすらと言える年代です。『同じ老人でも、世代によって価値観が違う、相手の価値観を理解して介護しなければならない』という講義をしてくださいましたが、私は戦後生まれで、個性を大事にという教育の中で育った人間なのだと言い訳が出てしまいます。
 お金の事も嫌だし、ユニフォームを着て、先輩後輩の人間関係の中に入るのも憂鬱です。結局内弁慶の私は自分を殺さなければならない社会というものが苦手なのです。人と接すると後悔ばかりが浮かんで来る対人恐怖症ですから。
 明日行かなければならない、どう断ろうかと、寝られなくなってコンピューターに向かっていますが、やっぱり正直に、ユニフォームを買うお金がないからと言おうと思います。それを買ってまで指導士をする情熱が湧かないのです。
 最初からユニフォームを買わなければならないと言ってくれたら、講座も受けなかったのにと恨めしくもありますが、講座はそれなりに楽しく勉強になりました。それをどう生かすかは、皆さんと同じでなくってもいいかも知れません。
 そう結論づけて、4時頃に寝て、朝9時に行って断って帰るつもりだったのですが、熱心に勧められて、見学させていただく事にしました。皆さん本当に真剣で熱心でした。その熱心さを見ていると、とても私が片手間で入り込めるところではないと思い知らされて、絶対に入らない、入れないと決意を新たにして帰ってきました。今は夫に教えるだけでいいや。

2015年12月3日木曜日


生活防衛

 野草の話をしたので、ついでに最近植えた果樹の話もしようかと思います。昔、ギリギリ虫に食べられて、倒れてしまったイチジクがよくなってくれましたので、小さくて安い苗を買って来て植えました。狭いわが家の空き地で、植えたのは物干し台の下の左端、干すのに邪魔になりそうなところです。でもね、これからは、花粉だ、2・5だと部屋干しが多くなって、物干し台を使う回数が減っているのです。だからなんとか共存させたいと思っています。
 もう一本は、シュガープルーン。これは何となくダメだろうなと思いましたが、しそ畑の真ん中に植えました。昔、桃ノ木を植えて、すぐに虫にたかられて、すぐに切ってしまった事がありました。桃系はむずかしいのです。梅系もダメだった事がありましたので、これが桃系か梅系かわかりませんが、ダメのような気がします。
 本当はアロニアという、ブルーベリーよりも目に良くて、酸っぱくて生食はできないけれども、育て方が容易だという苗木を探しに行ったのですが、なくって、紫色の実のなっている写真をつけて、これも安くて小さいシュガープルーンの苗を買って来てしまったのです。
 もう、目にいいと言われているものにこだわりまくりです。話は違いますが、紫色なら芋でもいいらしいと聞いてもっぱら紫芋を買って来て食べていました。それが先日は売り切れていました。やっぱり皆思う事は同じなのですね。
 あとは、最初の頃こそ袋駆けなどしていましたが、専門家が作ったもののようにおいしくできないので、今までないがしろにしていた巨峰。私の無視にもめげず、大きくなって結構実を成らすのです。でも、剪定も摘果もしないので、病気にかかってしまいます。甘くなければジャムにすればいいのですから、今年はまじめに世話をしようと、枝を導き、寒くなったら剪定もして、面倒を見ようと思っています。
 大きくなった日よけ代わりの琵琶は、もう、剪定をしました。日が当たらないと実がならないのだそうです。本当は花芽が出たこの時期に摘花もすればいいらしいのですが、大きくしてしまったので届かなくなってしまいました。
 いいんです、成ってくれれば小さくたって。甘くなければジャムにします。これからは何でも生食できなければ、ジャムにして食べて、生活防衛です。
 そうそう、裏に植えてあったイチゴを前の日当りのいいところに少しずつ植え替えています。イチゴは野草並みにオッポっておいてもなってくれるのです。甘くは成りませんが、砂糖をかけて電子レンジでチンすれば、自家製ヨーグルトのお供に成ります。このレシピは前にも話したような気がしますが。