2015年12月11日金曜日


ユニフォームの事

 シルバーリハビリ体操指導士の資格を頂いて、いよいよボランティア始動という時に、ユニフォームがないと指導できないと言われました。
 講座を受けている時は無くてもいいと言っていたのに詐欺みたいです。それが3500円もするのです。この生活切り詰めの時にと思いますよね。
 指導士がお揃いのユニフォームを着ていれば、確かにやり易いのはわかります。でもね、なんか、軍隊みたいとか、没個性だとか、いろいろ屁理屈を言いたくなってしまいます。
 どうしても抵抗があるのです。私って、ネットワークには向かない人間のような気がします。創始者の太田先生は戦中に育った方で、教育勅語をすらすらと言える年代です。『同じ老人でも、世代によって価値観が違う、相手の価値観を理解して介護しなければならない』という講義をしてくださいましたが、私は戦後生まれで、個性を大事にという教育の中で育った人間なのだと言い訳が出てしまいます。
 お金の事も嫌だし、ユニフォームを着て、先輩後輩の人間関係の中に入るのも憂鬱です。結局内弁慶の私は自分を殺さなければならない社会というものが苦手なのです。人と接すると後悔ばかりが浮かんで来る対人恐怖症ですから。
 明日行かなければならない、どう断ろうかと、寝られなくなってコンピューターに向かっていますが、やっぱり正直に、ユニフォームを買うお金がないからと言おうと思います。それを買ってまで指導士をする情熱が湧かないのです。
 最初からユニフォームを買わなければならないと言ってくれたら、講座も受けなかったのにと恨めしくもありますが、講座はそれなりに楽しく勉強になりました。それをどう生かすかは、皆さんと同じでなくってもいいかも知れません。
 そう結論づけて、4時頃に寝て、朝9時に行って断って帰るつもりだったのですが、熱心に勧められて、見学させていただく事にしました。皆さん本当に真剣で熱心でした。その熱心さを見ていると、とても私が片手間で入り込めるところではないと思い知らされて、絶対に入らない、入れないと決意を新たにして帰ってきました。今は夫に教えるだけでいいや。