2019年2月27日水曜日

腸内フローラ

 この間、たまたま見た健康番組で,腸内フローラの話をしていました。フローラというのはお花畑の事なんだそうです。腸の中には善玉菌、悪玉菌、日和見菌等の細菌がお花畑のようにたくさん花を咲かせているのだそうです。その菌に栄養を与えて、大事に育てないと体に不調が起こってくるらしいです。
 例えば肥満、太りやすい人と食べても太らない人を、同じ食べ物で三日間実験していましたが、確かに体重の差が歴然と現れました。その差を引き起こす生活習慣は排便だったのです。食べても太らない人は毎日確実に排便があり、太りやすい人は三日に一度と言っていました。でも、そのせいで,つまり便がたまって体重が増える訳ではないようです。
 余分な栄養を体に取り込まないで排泄するという働きを持つ菌が働かない事が原因のようです。つまり、余分な栄養を取り込んでしまって太るのです。私もこの部類ですが、三日に一度でも便の量はさほど多くはないのです。なるほど、栄養になってしまっているから太るのですね。余すところなく栄養にしている訳です。
 夫もそうですから、これは私の食生活の招いた結果とも言えるかもしれません。
 どうしたらいいのでしょう。
 腸内に少しでも残っている希少な菌に栄養を与えて増やすしかないのでしょう。その為には食物繊維、発酵食品、とにかく,少量ずつでいいので、いろんな種類の食品を数多く摂ればいろんな種類の菌に対応する栄養が取れるのではないでしょうか。好きなもののどか食いはダメなのです。
 それと、緊張している時も便秘になりますよね。例えば旅行の時等。私は気が小さいので、緊張しがちです。努めてリラックスする時間を持つようにするといいかもしれません。百三歳のおばあちゃんは毎日昼食後昼寝をしていました。それが腸内菌を育てるのに有効なのだそうです。
 運動は毎日しているのですから、次の段階は、この腸内フローラを豊かにする事です。節食はなかなか出来ませんし、長続きもしませんから、料理に工夫をして、腸内の花畑を耕して、便秘を治してみましょう。太らない体になるかもしれません。

2019年2月19日火曜日

私の乗る列車ではない

 東急電鉄が提供する「THE ROYAL EXPRESS」を使用した豪華な観光列車が、2020年5~8月の間の約1カ月、赤字のJR北海道の線路を走るのだそうです。
 どこからどこまでか、しっかり聞いていなかったのですが、三万円だと聞いて、表題の言葉が私の脳裏に浮かんだのです。『私の乗る列車ではない』。
 若い頃は好奇心がありますから、『どこを走るのかな、いつか乗りたいな』と思ったような気がしますが、余分なお金が入るはずもない年金生活に成ると、出来る事と出来ない事が瞬時にわかるのです。
 夏の間に北海道まで旅行に行って、さらに一人三万円の豪華列車に乗れる人ってどんな人たちなんでしょうねと思います。どこからそんなお金が入って来るのか、想像してみてもわかりません。
 この歳に成ると、英国ミステリーばかり見ている夢見がちな年寄りでも、さすがに手元の現実が見えて来ます。
 あと、よくドラマに出てくる、居酒屋さんとか料理屋さんのシーン、あんなところで夕ご飯を食べられる人って、どのくらい収入があったらできるのでしょうか。想像もつきません。
 でも、いつか船旅には行きたいのですよ。100万円くらいで2ヶ月くらい。現実離れしているからこそ、よけい夢に見るのでしょう。だから無駄遣いしないでいるのでしょうね。

2019年2月14日木曜日

体の柔軟さと心の柔軟さ

 私、子供の時から運動は学校の授業でする以外した事がなかったのです。手伝いはしないし、外遊びもたまに近くの山にキノコや野草をとりに行く程度でした。それで満腹になるまで食べて,ゴロゴロとしながら本を読んでいたのですから太るのは当たり前でした。
 でも、だいぶ以前ですけど気がついた事があるのです。自分はすごく動きが悪い、体はもちろんですが、心が細やかに動かせない。人の気持ちがわからない。弟は同じように太っていましたが、運動は抜群でした。心も細やかで、『優しい、優しい』と言われていて母のお気に入りでした。
 性格的なものだろうと思っていましたが、この頃、広島の選手達を見ていると、みんな優しいし、話す事も気配りも超一流なのです。確かにプロはそうでないと生き残れないのですが、これは彼らが後から獲得したものではないかと思えて来たのです。
 『体の動きがいいと、頭の働きも良くなる』という仮説が立てられるのではないかと思えて来ました。私達の若い頃、運動選手は頭が悪いといわれていたような気がしますが、あれは間違いだったような気がして来ました。
 現に、この頃、歳をとって暇になった私は運動を仕出しましたが、体がゆっくりと動かせるようになり、その分みんなに優しく目配り気配りが出来るようになった気がします。
 何よりも、『言い訳』をしなくなりました。体調がいいせいもあるのですが、少しくらい腰が痛くても、『人に心配をかけないように、痛いと言わないでおこう』と思うようになりました。少しくらいの風邪や頭痛なら、寝て直そうと思いますし、それで頼まれた事が出来ないとは言わないようにしようと思います。
 さらにこの頃は人の気持ちを思いやる事がずいぶんと出来るようになった気がします。人の感情や思いの吐露を遮らないように、思いやるようにしようと思いますし、少しずつ同情が出来るようになって来たような気がします。
 歳をとってそう成ったのかもしれませんが、体の動きの良さが心の余裕を生んでいる、頭の血流が良くなって,考える事が出来ているというのも事実だと思います。

2019年2月7日木曜日

パフォーマンス

 いよいよ始まりました、春のキャンプ。
 今まではネット頼りで窺っていた広島の選手達の動向もJスポーツのキャンプ便りでしっかり3時間ほど見る事が出来ます。
 最初は何と言っても、丸選手の代わりの長野選手の事ばかりでした。でも彼は隠れるのが上手みたいで、いつの間にか目立たなくなってしまいました。代わりにルーキー達や、常連さん達、アピール組等が画面に頻繁に現れるようになりました。それはそれで公平でいいのですが、話題性もないと面白くありません。
 丸選手の事も気になりますが、彼は元々関東の人ですし、東京出身の鈴木誠也選手が巨人に憧れていたように、子供の頃からのあこがれだったに違いありません。あこがれの球団からの大型契約を取って、浮かれる事なく、黙々と努力しているらしい丸選手には頭が下がります。
 トレードで楽天に行った福井選手の事も気になって、時々楽天のキャンプ便りも見るのですが、今のところ見かけません。
 で、何が言いたかったのかというと、選手達は今まで自主トレで、自分が弱いと思うところの強化や、キャンプに絶えられる体力作りを行って来ていて、ここで、さらに一年間のパフォーマンスに耐えられる技術を鍛錬しているようです。
 それで思ったのですが、このパフォーマンス、これだけ練習していても、いい時と悪い時があるのですよね。思い出すのは黒田選手がすごくいい投球をして勝ち投手になった後の次の試合は決して良くはないのです。前に勝ったのだから、今度もと見ている方は思うし、慢心して居るわけでもないのでしょうが。だから黒田選手は勝ちと負けがほとんど半々なのです。
 これは打者も同じで、田中選手は4たこの時もありますが、固めうちの時もあります。
 私も実は経験したのです。前に書いた『春風のシークエンスが出来ない』『冬の間はダメだろう』と思っていたのですが、この間、同じようなスキのポーズを何回もするシークエンスをした時は全部出来たのです。『体って,その時々で違うんだ』と思いました。便秘もあるでしょうし、血圧や呼吸の具合が悪い時もあるでしょうが、いい時だってある訳です。そんな時は私も勝ち投手に成れるのです。
 だから、選手の皆さんと同じで、いつも最高のパフォーマンスが出来るように整えておく事が大事なのでしょう。便秘、自然に直るようにしないとです。