2023年12月24日日曜日

 一生懸命する五つの柱のはなし、工藤夕貴さんの場合

 『厚切りジェイソンさん一生懸命する五つの柱』というタイトルで、以前に、ピン芸人、投資家、IT会社役員、IT技術者、後は何だったか、アメリカにマンションを所有していて貸しているという話もあったと思いますし、よき家庭人のようでもありました。それで、「そのどれがジェイソンさんの仕事?」と聞かれて、「これらすべてが自分だ」と答えたのです。

 あまりのみごとな収益性に、私は自分の『一生懸命する五つの柱』のはなしはできませんでしたが、今回、同じように何本もの柱をもって生きているという工藤夕貴さんの話を『徹子の部屋』で見てまたまた大感心してしまいました。

 五十代になったということでしたが、お父さんの井沢八郎さんが私たちより少し上の世代でしょうか。昔、アイドルとして活躍していた時代の愛くるしい姿はよく覚えていました。

 その彼女がアメリカに行って、ハリウッドで俳優になったという話は聞いていました。ここまで日本でキャリアを積んでいたのにどうしてと思っていましたが、経歴を見ると日本でもアメリカでもたくさん主演賞をとっていたようです。派手ではないけれど、着実に実力をつけていたのでしょう。

 その彼女が三十代で日本に帰ってきて、またキャリアを積み上げていくのですが、その過程で何本もの柱を建てて生きているさまが語られていました。

 まず、お父さんの井沢八郎さんの『ああ、上野駅』を歌い次ぐという形で演歌歌手になり、俳優業も続け、富士宮で、無肥料無農薬の農場を持ち、再婚もし、近くにカフェを開き、後は何をしているのでしょう。すべて自分、自分のやりたいことを一生懸命しているという様子でした。

 私も負けずに自分の生きる柱を数えてみましたが、やっぱり五本ぐらいはあります。最近は野菜も育てて、リフォームDIYもして、忙しいですが、やはりあまり収益性はないので大きな声で自慢できるほどのものではありません。でも、きっと私のように収益性の無い、大きな声で自慢できるほどのものでもない、『一生懸命する五つの柱』をもって生きている人は多いのではないでしょうか。

2023年12月17日日曜日

 近頃のユーチューブ 身体に悪い食事の話

 ユーチューブウオッチャーになってしまった私は、まるで立ち話で知識を獲得するように興味シンシンで次から次へとユーチューブサーフィンを繰り返しています。

 最初はウクライナが気になってどうなったかどうなったかとニュースを探していたのですが、最近はイスラエル、中国の話題が多く、ウクライナのニュースはあまり出てきません。

 もちろん、整体ストレッチ、畑、ダイエットの話題は以前から見ていましたが、このところ、身体に悪い食事の話が頻繁に出てくるようになりました。一度その話題を見ると、特化して出てくるようになるようです。中でも多いのが、人工的な食品の話です。

 昔から人工甘味料、ショートニング、保存料、化学調味料、遺伝子組み換えなど、アレルギー家族を抱かえていると、知識としては知っていて、旅行に行った際、お土産屋さんの店先で、一生懸命チェックしていたら、お店の人に、「そういうものを気にしていたら、食べるものが無くなりますよ」と嫌な顔をされた覚えがありますし、娘には「お店の前で、大きな声で言わないでよ」と注意されたこともありました。

 最近のユーチューブの知識では、加工肉というのが出てきました。ウィンナ、ハム、ベーコンなどのようです。いろいろ入っているので注意品目にはしていたのですが、おいしいのですよね。特に魚嫌いの多い我が家では消滅させることは難しくて、時々冷蔵庫に入っています。

 次に気になったのが、パンの話です。普通の食パンでもショートニングが入っている話は有名でしたが、柔らかくするためとか、保存をよくするためとか製パン屋さんはそれなりに工夫をしているようです。我が家でも、時々買ってきます。それで主食ができてしまうとなったら、便利ですし、調理パンや菓子パンならばおかずも一緒にとれてしまいます。私はパン焼き器を使って時々食パンを焼くのですが、私しか食べません。恩知らずどもが。

 最近気になったのは、コンビニで売られているお弁当のトレイの話です。電子レンジでチンすると生殖器に悪さをするよくない物質が染み出すようです。この話はわりかた知られているようで、トレイごとチンしてはいけないと言われたことがありますし、コンビニの店員さんでも、あまりチンはお勧めしない人もいます。でも、便利なのでついつい買ってしまうこともあります。もうやめます。

 そういえば、昔、お坊さんの奥さんが、ご主人は「あまり調理をしない、素のままの食材が好きです」と話していられましたが、それが一番なのかもしれません。大根おろし、魚の煮物、果物、手作りみそとはいきませんが、みそ汁。

 私は外食をするとてきめんに体重が増えます。娘の話では塩分が多いので水分を取りたくなるせいだろうということで一部納得していたのですが、それだけではないような気がしていました。たくさん食べたはずなのにお腹が空くのは、胃が拡張して、脳が「まだ入る、まだいっぱいじゃない」と指令を出しているのか、とにかく、脳の満腹中枢が馬鹿になっている感じがします。近頃のユーチューブの知識では、食物繊維をとると脳が適正に働くということでしたので、今は「食物繊維、食物繊維」とキョロキョロしながら食べものを見回しています。

2023年12月9日土曜日

 今になって分かる事

 生きてゆく、生活って面倒なものだと思います。風呂に入らなければ臭くなるし、食べなければ生きられない。食べるのはお腹が空くから自然に無意識のうちにでもできてしまうし、衣類も暑さ寒さに追い立てられて、いつの間にか準備をして着替えています。

 昔、姑に聞いた『衣食住』です。住は何とか長期計画で建てて、DIYをしながら持ちこたえますが、私はお掃除が苦手でした。お風呂もお掃除のようなものです。あまり得意な人はいないと思いますが。

 姑でさえ、大掃除は暮れに一回、大がかりにやって、後は朝、掃除機をかける程度でした。実家に至っては共働きでしたから、大掃除は暮れの31日、ほおかぶりで作業服姿の父を先頭にして、笹竹を使ったすす払いから始めました。古い家の話です。このお掃除は学校でもやらされました。朝の掃除、帰りの掃除、学期ごとの大掃除。お掃除は時間と時期でするものと、洗脳されていたような気がします。

 でも今、夫も亡くなり、暇もでき、こまめに運動をしていると、結構埃が気になります。人がそんなにいないのだから、綿埃なんかできなくってもいいと思うのですが、一週間するともう大きくなっているのです。そこで掃除機。

 あとはDIYでカーテンを取り換えたりすると、サッシの窓枠に積年の土埃が溜まり、積年の垢は拭いても落ちません。この際と思って、窓ガラスを拭くと、雑巾が真っ黒になりました。

 今、まさに暮れの12月です。掃除の苦手な私は例年、暮れの大掃除はしませんが、さすがに緊張はしているのです。それで、気が付いたところはすかさず掃除しているのです。

 そしてこれでいいのだと確信しました。

 気の付いたところはすぐ掃除する。気が付いた事はすぐに実行する。例えば、海苔の乾燥剤がたくさん余っていたっけ、あれは捨てるか、そうだ、衣装ダンスに入れて乾燥剤として使おうと夜思ったら、朝を待たずに入れて回る。それで、余った乾燥剤はすっきり片付きます。DIYでカーテンを取り換えた時も、カーテンの洗濯、窓枠掃除、窓拭き、網戸拭きと一か所ごとですが、まとめてやりました。外の窓掃除は一気にまとめて暖かい日にやりますが、これで内側だけはオーケー。

 で、何に気が付いたかというと、掃除は時間と時期に左右されずに、気が付いた時、不快に思った時にやればいい、これも、お腹が空いたときに食べるのと、暑さ寒さで服を脱ぎ着するのと同じなのだと今更ながら気付いたのです。

2023年12月8日金曜日

 徹子の部屋〈湯原昌幸 荒木由美子〉結婚40年!夫からの“感謝のサプライズ”で妻が号泣


 TVerで『徹子の部屋』を時々拝見して、お元気そうな懐かしいスター達の現在をのぞき見するのですが、このお二人は昔はそんなに知らなかったのです。でも、見てみたいと思ったのは、おきれいな荒木由美子さんが、結婚して芸能界を引退、湯原さんのお母さんの壮絶な介護を二十年間して、今また芸能界に復帰したという話が有名だったからです。

 もう、76歳と63歳になられたそうです。

 介護の時のお互いを思いやる行動の数々も立派だなあと思ったのですが、一番感動したのは、『黒柳が「でも介護を初めて20年。86歳でお母さまは亡くなったんですけど、お母さまはどんな様子でしたか」と尋ねると、荒木は「最期はもう本当に認知症だったのかと思うほど、酸素もこうやってやってるんですけど、“おばあちゃん、何やってもいいよ”って言ったら、あたしのおでこをなでて、頬をなでて、“ありがとう、ありがとうね、由美ちゃん。これから先は由美ちゃんに悪いことは一つもないよ”って言って、眠るように亡くなりました」と述べた。』というくだりでした。

 「いつも守られていると思う」と言っていましたが、確かにそうだろうと納得しました。

 今は息子さんも結婚して独立し、初めて二人だけになったというのですが、普通ならこの歳では老人夫婦のなれ合いになってしまって、静かな老後という感じなのですが、そうしないために、年に30くらいのイベントを考えて実行すると言っていました。つまり二人でするイベントなわけで、それまでできなかった旅行とかでしょうか。

 見ていて、また地頭(ぢあたま)のいい人を見つけたと思いました。自分の頭で考えて伝え、自分の頭で考えて人生を生きてゆく。お二人のこれからに幸多かれと願ってしまいました。

 ついでと言っては失礼でしたが、湯原昌幸さんの楽曲をユーチューブで探して聞いてしまいました。『雨のバラード』が有名みたいですが、『冬桜』も素敵でした。私のユーチューブ歌コレクションにまた一人加わりました。三人目です。

2023年12月7日木曜日

 温活一週間

 石原新菜さんの『温活』のすすめの動画を見たのは、マッサージをし過ぎて、『咳をすると胸が痛くなる』、『風邪気味で咳がよく出る』ようになる前だったと思います。いつかやろうと思っていたのですが、安静にしていて少し痛みも咳も楽になったと思った頃に始めました。

 彼女のおススメは「腹巻、全身浴、身体を温める食べもの」だったと思いますが、これを私流にアレンジしました。

 まず『腹巻』は面倒なので、『長めの上着の重ね着』にしました。

 『全身浴』はできるだけ毎日入るようにして、その他に『カイロ』を一日一、二か所張ることにしました。私の車アルトは運転席のシートにヒーターが入るのでそれも活用すると、結構暖かく過ごせます。

 『身体を温める食べもの』は『ショウガ紅茶』とか、あまりなじみのないものだったので(娘がガリを買ってきてくれましたが)、『冬の野菜をたくさん食べること』『食物繊維のあるものを食べて便秘を治す事』に専念しました。

 石原新菜先生はお医者さんで自分の体調が悪くなった時に、同じお医者さんのお父さんに相談して、『温活』をすすめられ、体調を改善したと言われていましたが、そのお父さんというのが石原結實先生でした。その時『私この方の名前に聞き覚えがある』と思いました。調べてみると、やっぱり昔読んだ本を書いた方でした。その本は『断食』の本で、ちょっとだけ試してすぐに諦めた記憶がありました。

 一週間経ってみると、咳が少なくなって、胸の痛みも消えたせいか、ずいぶんと体の動きが楽なような気がします。今年は暖冬のせいもあるでしょうが、暖かいです。

 考えてみれば、わが家はアレルギー家族なので、石油ストーブやガスストーブはいつの間にか室内から消えて、暖房は電気だけになっていました。夫がいるときは室内温度を気にしてこまめに付けたり切ったりしていましたが、亡くなってからは、天井裏の生き物を気にして足温器とか電気カーペット、電気毛布以外はつけないようにしていました。さすがに厳冬の昨年2022年は寝室を小さいほうの部屋に移しました。

 DIYに目覚めた今年はガラス戸の前にビニールのカーテンを取り付けたり、プラダンというものを張ったり、いろいろ、動画で学んだことを実行しています。

 そういえば、認知症や癌などの成人病は身体の炎症からおこるんだそうですか。そう説明する動画を見て、早速『抗炎症効果のある食べ物』を調べました。玉ねぎ、ブロッコリー、リンゴ、オメガ3(EPA、DHA)、鮭、スパイス、緑茶、コーヒー、アブラナ科の野菜、しょうが、鶏むね肉、アーモンド、キノコ、マイタケ、オリーブオイル、エゴマオイル。重複していますが、身近なものはこんなところです。これは身体を温める食品と似ています。

 歳をとると、学ぶことはますます増えてきます。

2023年12月3日日曜日

 悪いことばかり考えてしまう。

 昔、この言葉を何度か聞いた覚えがあります。言っていたのはお年寄りか病気がちの人だったと思います。

 なんでこの言葉を思い出したかというと、一週間前から、咳をしただけでも胸が痛くって、何もできなかったのです。マッサージのやりすぎだと思い当たる節があったので、この一週間、一切の運動を止めて、病人のように安静にしていたのです。おかげさまで、くしゃみをするとまだ痛みはありますが、他の動きには支障がないので、今日からまた運動計画の始まりです。

 ただでさえ、対人恐怖症等とうつっぽいことばかり言っている私なので、安静にしている間、頭に浮かんでくることがまさに『悪いことばかり考えてしまう』そのものだったのです。でも『小人閑居して不善をなす』の悪いことではありませんでした。

 昔、若いころに他の人がこれを言うのを聞いたときは、死のことかなと心の中で思っていたのですが、私の場合はそうではありませんでした。

 私の場合は、今までの人生の中でのいろんな罪悪のようなものが胸に去来して、脳をチクチクと刺すのです。後悔と言えば後悔かも知れませんが、自分にはどうしようもなかった。例えば、みんながやりたいと言っていたことを、私一人が「やりたくない」と言って、その計画が取りやめになった学生時代のこと。引っ込み思案でそれこそ自己中の私にはみんなと一緒に何かをするという選択肢は今でもないと思うのですが、今でも、皆さんのがっかりした顔が思い浮かぶのです。

 あとは、意図せずに押し倒してけがをさせてしまった時のこと。あのケガ、大丈夫だったかしらと何度も思い出すのです。

 閑だと確かに『悪いことばかり考えてしまう』。後悔は悪いことではありませんが、何もすることがないと、頻繁に出てきてこころを苛むのです。

 人間はやっぱり、今を一生懸命、心も体も動かして生きていないと、萎んでしまうのかなと思いました。