コメント、書いてしまいました
毎日、ウクライナが心配で記事を読んだり、コメントを読んだりしては同じ意見の人がいてほっとしたり、「こんな当たり前の意見にどうして反対するのだろう」と憤慨したり、だんだん、「いいね」や「反対」を自分でも入れるようになってきて、「ルハンシク」とか「アゾフスタリ」とかが俳優さんの名前よりもスムーズに浮かんでくるようになったころ、自分でも「コメント」を書いてしまいました。
記事をよく読んで、きちんとした意見を書いたコメントには、今時点で86の「いいね」がつけられ、さらに見方を補充してくれるような「返信」が1つ来ていました。記事の読み方が甘くって、的外れなコメントには「反対」意見の方が多くって、自分でも恥じて削除しました。
そして三つめが『眞子さんに上皇ご夫妻から“生前贈与” 初孫を案じ「ロイヤルサポート」4/27(水) 11:31配信、コメント6034件、デイリー新潮』という記事でした。「1000万円ほどで、毎年贈ることは可能」という『憶測』に、ちょっと、悪意を感じたのです。そして他の人のコメントを見ると、皆さん記事に同調する意見を書いていて、それにたくさんの「いいね」が付いているのです。
私の年代は、上皇ご夫妻が子育てをしながら、国際親善に世界中を飛び回り、敗戦国の日本を先進国と同等になるまで、もちろん高度成長期の猛烈社員の皆さんと一緒に押し上げてきたことを見て知っていますし、自分たちも孫のいる年代ですから、「なんでこんな批判が書けるんだろう」と悲しくなってしまったのです。
それで、『いいんじゃないですか。体面を守って、一生懸命働いて、孫にあげるお金くらい自由であっても。』と書いたのです。はじめは「反対」のマークばかりでした。「反対」のマークが10になった時、一つだけ「いいね」がつきました。ちょっとほっとしました。私と同じことを見てきた人もいたんだと思いました。
先日、『政府は8日の閣議で、社会問題となっているインターネット上の誹謗(ひぼう)中傷を抑止するための「侮辱罪」厳罰化』というニュースがありました。
誹謗中傷を受けて自殺した木村 花さんの母親 響子さんの「加害者は指一つで人を傷つけて心をえぐっている。『木村花さん死んでおめでとう』と言ったり、 『地獄に落ちろ』と言ってくる人がいたり、(響子さんに対して)娘の名前を使って金儲けをしているなどと誹謗中傷をずっと受けてきました」という記事や池袋暴走事故の遺族・松永拓也さんの「金儲けのためにやっているのか」と言われるという記事を見て、このデイリー新潮の記事も誹謗中傷の部類に入るのではないかと思ってしまいました。
皇族でもやっぱり、人権はあるんです。感情もあるんです。憶測記事は人を傷つける誹謗中傷の部類に入るのではないでしょうか。これはニュースではないです。コメントを書くなら自分だけはそれをしないように戒めながら書かないといけないと思いました。もう書かないとは思いますが、これが真実だと言いたいときもあるのです。