初夏の疲労
『暖かくなると、体が楽に動けるようになるので、ついついやりすぎてしまうんだ』と亡き父がよく言っていました。
今までは深刻に感じたことはありませんでしたが、『確かに季節の変わり目は疲れる』と昔から感じてはいました。私はそれが『季節の変わり目だから疲れるのだ』と思っていたのですが、真実は、父の言うように、五月になって、暖かい日が続くと、体の動きが楽になり、加えて草が伸びだしてきますので、庭仕事も、暑さに備えて家の中の衣類の整理も、やらなければならないことが山積みになるのです。
それに加えて、我が家では五月末が会社の確定申告時期です。今までは『ごみゼロの日(5月30日)』の町内の草取りの時期と重ならないように連休中に計算をして連休あけに提出していました。それが今年は役員変更の法務局への書類提出が増え、コンピューターが壊れて、印刷ができない状態で、半分は手書き、コンピューターの修理とプリンターの復旧で、駆けずり回って労力を費やし、やっと法務局に送ったのが5月30日でした。
その頃、暑い日が続き、夫が下痢で寝込んだのが31日、その後めまいで起き上がれないと訴え、私は6月1日の町内清掃のために家の周りの草取りを続け、無事、1日を終えると、翌2日は暑さ対策の遮光カーテンを例年通り。脚立を使って、西側一帯に張り巡らしました。
残り物の種を蒔いたこかぶも、カブはまだ小さいのですが、今とらなければ虫に全部食べられてしまいます。イチゴも、いつの間にか白い花から赤い実に変わっていまして、今とらなければ朽ちてしまいます。時間にすれば、30分程度、周りの草をとりながら、収穫して台所で調理。
暑い中、そんなことを繰り返して、遮光カーテンを張り終えた午後はマッサージ機から離れられなくなっていました。
夫は相変わらずめまいが続いて起き上がれないというし、私は動けない、二人とも、食欲もなく、その後二日は食事もろくにせず昼も夜もよく寝ました。おかげであんなに減らなくて悩んでいた体重が一キロくらいドンと減りました。歳をとると、忙しいなんて喜んでいられません。
梅雨の季節が近づき、雨で暑さが追いやられ、私たちも大分回復しましたが、体重だけはこのままでいてほしいと思います。