2016年2月18日木曜日


英国ミステリー噂話、ブレンダ・ブレッシン

 女警部ベェラ役の女優さんです。女警部ベェラでは貫禄のある、熟年女性というイメージですが、ある時、彼女が比較的若い頃の映画を見たのです。歌の物まねが上手な、大人しい娘をなんとか売り出そうとしている、芸達者な売れない女芸人役を、それこそ芸達者に演じていました。その動きが本当に見事だったのです。女警部ベェラでは、ほとんど動きませんが、彼女は踊って歌えるのです。
 日本語のウキペディアもあって、それが、『リトル・ヴォイス』というタイトルだと知りました。『高慢と偏見』も見たのですが、それは気がつきませんでした。「ブレンダ・ブレッシン,OBE(Brenda Blethyn, 本名: Brenda Ann Bottle, 1946年2月20日 - )は、イギリスの女優。ケント州ラムズゲート出身。イギリスで演技派と称される女優の一人。」と書いてありました。
 英語の方は大変詳しくて、長そうです。
 代表作は『秘密と嘘』というドラマのようです。賞取りレースにはたくさん参加していて受けているようです。
 労働者階級の家に生まれて、三十代前半までは管理職を目指していたようです。1973年、離婚でごたごたしたのを機に、演劇学校に入り、劇団に参加し、頭角を現して行ったようです。1980年に、テレビデビューを果たし、(34歳ですね)、小さい役をやりながら、80年代の中頃に、主要な役につき、その頃、映画でも小さい役をやりながら、1996年、先に書いた代表作に巡り会ったようです。
 励まされますね。これと思った事をまじめにやり通せばって。いくつになっても。
 ブレッシンはそれ以来、ずっと活躍しているようです。
 生い立ちはイギリスの南部、ケント州の海沿いの町、ラムズゲイト、家はローマンカソリックの労働者階級で9人兄弟の末っ子だったと書いてあります。だから離婚でごたごたしたんですね。
 お母さんはメイドをしていて、同じ家で働いていたお父さんと知り合ったようです。まるでダウントン・アビーの世界です。お父さんは軍隊でインドに行っていた後、その家で運転手をしていて、後に第二次世界大戦の前に自動車工場の技術者になったようです。あまり、豊かな生活とは書いてありませんでした。
 ブレッシンは専門学校で学び、銀行で働いていましたが、離婚の前に趣味の演劇を仕事にしようと決心したようです。こうして快進撃が始まったのです。
 その辺は英語のウキペディアに表になって載っています。
 個人の生活では、1964年、英国鉄道会社で働いていた時に知り合った、グラフィックデザイナーのアラン・ジェイムズ・ブレッシンと結婚しました。結婚は1973年に破綻しましたが、彼女は夫の名前をそのまま芸名にしたようです。英国人のアートディレクター、マイケル・メイヒューとは、30年間、一緒に暮らして来て、2010年の6月に結婚したようです。
 現在は南ロンドンでの生活とケント州での生活を分けて楽しんでいて、映画を見たり、料理をしたり、クロスワードなども楽しんでいるようです。例のOBEにも2003年の新年に選ばれているようです。
 頑張りましたね。