2017年11月10日金曜日

トランプさんのこと

 トランプ大統領が夫人同伴で来日されまして、いろんなテレビ報道がありました。その前に来日されたイバンカ大統領補佐官とともにあまりに華やかすぎて、まぶしいせいか、あまり見ませんでした。
 この方、昔から有名だったのですよね。トランプタワーの主でしたし、一時、日本がバブルの時に、日本企業がトランプタワーを買ったというニュースもありました。そのころ、何度目かの離婚もして、きっとあの頃がどん底だったのでしょうね。
 そこから不死鳥のようによみがえったのです。大統領にまでなりましたから。
 並大抵の道のりではなかったと思います。我が家などほとんど利益の出なかった会社を来年たたもうとしているのですから。この苦労を、自分でしてみると、トランプさんの才能というか、しぶとさというか、貪欲さというか、もともと、商売人としての資質があったのだということはわかる気がします。
 トランプさんを支持して、好景気を甘受できた町の人々はもちろん、更に不景気になって職を失ってしまった白人労働者の多い町の人々もその支持を変えないので、支持率のパーセンテージは変わらないとという取材がありました。
 『確かにね』と思います。大統領就任式の聴衆の数の少なさが報道されましたが、支持を送った貧しい人々はワシントンにまではいけない人々なのです。就任式を見に行けるのは小金持ちだけです。
 そして、歴代の大統領が、自由や人権や民主主義という言葉を多用するのに対して、トランプさんは経済、雇用、環境より復活というような現実的な言葉を多用するのだそうです。どん底から這い上がって、現在を得た、その過程をアメリカという国でやろうとしているのだとみんな思うのでしょう。「これが成功するかどうかで、評価が分かれるだろう、ここ一、二年が勝負だ」と識者はコメントしていました。
 成功の陰には当然のように黒い噂も漂うよその国の大統領のことですから、私はコメントする立場にはないと思うのですが、七十を過ぎてのこのバイタリティはどこからでてくるのでしょう。まさに人生100年時代です。そのことだけは見習いたいと思います。
 そういえば、この頃、私のブログにあんなに来ていたロシアからのトラフィックが、ほとんど来なくなりました。やっぱりロシア疑惑はあったのですよね。コンピューター会社の人が証言していましたもの。