2025年1月9日木曜日

 75歳の壁、いつの間にか来てしまった新しい年に向けて

 この間、「70歳の壁」というタイトルを見て、『私の場合は75歳だった、人それぞれなんだなあ』と思いました。

 それまで、「60の坂、70の坂」という言葉はよく聞いていまして、私の場合は50歳になった時、体が急に衰えたと感じて、『これが人生の坂というものか』と思いましたが、壁というのははじめて聞いたような気がします。

 今までも何度か弱音をはいていましたが、昨年75歳の冬、寒くて体が冷えて、毎日二個のカイロを使っていました。それでも足の感覚はマヒに近かったように思います。120個買ったカイロがほとんど無くなりかけていた二月、胃が苦しくなり、あの時は死ぬかと思いました。でも、吐いたら治りました。それからあまり食べられなくなり、痩せて、愚かにも大喜びしていました。

 今思うと、寒さで、末端の毛細血管が縮み、血液が行かなくなり、冷えて、消化吸収も機能しなくなり、体は血圧を上げて一生懸命対処しようとしていましたが、それもまた悪影響を引き起こしたようです。

 前にも書きましたが、この毛細血管の縮みは胃だけでなく、内臓に起これば「便秘」、心臓に起これば「心臓疾患」、脳に起これば「認知症」、目に起これば「老眼」、耳に起これば「難聴」、口に起これば「歯周病」、顔に起これば「しわシミ」、頭皮に起これば「薄毛」、足に起これば「水虫」と、これは私の自己診断ですが、いわゆる老化現象です。

 以前ユーチューブ勉強で、『90前後で、女性はこう変わる(樋口恵子・下重暁子)』という『本要約チャンネル』の動画を見た話をしましたが、『女性は75歳が老いの分かれ目』とも書いてありました。

 確かに人それぞれで、樋口さんは80歳ころに『突然食べられなくなった』と書いて、そこから徐々に改善に努力していったとその過程を述べられています。

 私の場合は、その後暖かくなって、筋トレと有酸素運動のトレーニングを開始し、食欲が戻っても体重が増えないようにと食事を抑えたりもしていました。でも、トレーニングをしながら食事制限をしてはいけないのですよね。必要な栄養は本当に必要なのです。運動などほとんどしたことがない私は、この歳になって初めてアスリート経験をしました。歯周病が急激に悪化してしまったのです。

 というわけで、『カルシューム、コラーゲン』と叫びながら、『カロリーはなんとか』と頭を悩ませています。でも、寒いとお腹がすくのですよね。運動をするとなおさら。今は『体重は現状維持ならいいや』と思っています。お隣の奥様の細さにはすごく憧れますが、「昨年の『冷え』だけは二度と味わいたくないだろう」と自分を甘やかしています。