2025年1月24日金曜日

 涙の訳

 最近、ユーチューブを見ながら三度泣いてしまいました。私も泣き虫なんです。昔はよくドラマを見ながら泣いていまして、自分は繊細なんだと悦に入っていましたが、この頃はさすがにドラマを見る機会は減りました。代わりにユーチューブを見ながら、現実のドラマをたくさん見ています。夢見がちな自分にこんなに社会性があるとは思いませんでした。

 一度目は立花孝志さんの自殺未遂騒動です。私が最初に見たのはご本人による「お騒がせしました」という謝罪動画でした。最初は、竹内県議の自殺についての立花さんの穿った見方に対する、兵庫県警の村井本部長による「取り調べ否定」のことかと思いましたが、なんとなく「何かがあったんだ」という違和感のようなものがありました。すると、すぐに「サキシル」の新田哲史氏の動画が出てきて、「いま立花さんのマンションの近くまで来ています、今は削除されていますが自殺するという動画が出ていたので」「参議院議員の浜田さんには連絡しましたが、本人の電話がつながらなくって」という動画でした。すぐに浜田さんの動画も出て、「麹町署交番で保護されたようです」といい、「実は立花さんには双極性障害という持病があるんです」と弁護してくれました。「いわゆる躁うつ病で、躁の時は人の何倍も働けますが、うつになるとひどいときは自殺願望にまで行ってしまう病です」とお医者さんらしく説明してくれました。お医者さんでなければわからないでしょう。

 もう一人、多分大阪在住のお医者さんだと思える方が、やっぱり心配して、「東京の住所も知らないけど、行こうと思って、今大阪駅まできています。無事と聞いて、あああよかった」と書いていました。この方も立花さんの持病を知っていたようで、説明していました。

 二つ目の涙は「政治をハック」というyusuke naritaさんの動画で、立花さんが応援演説をしながら、「しんどいのよ」と告白している部分です。聴衆に「立花さん、ありがとう」と叫ばれて、涙を流しながら、「ありがとうと言われることが政治家のエネルギーになる」、「自分は父親にもおじいちゃんにも、公のために生きろと言われてきた」、「みんなに立花さん、気を付けてと言われるけれども、自分は『正義』と『真実』という鎧を着ているから大丈夫」という動画です。この動画、前にも見たのですが、その時も感動して泣きました。今やヒーローです。いつもは選挙はスルーしてしまっている私ですが、今度は真面目に「NHK党」と書こうと思っています。すぐに影響されると言われる私ですが、いいじゃないですか、感動を正直に反映したって。感動以外に信じられるものってない気がします。

 三つ目の涙は「韓国人先生 デボちゃん」です。今までも時々楽しく見ていて韓国人の視点というのを学んでいましたが、ユンソンニョル大統領の弾劾が始まった時、突然政治色が強まって、デモに参加するために釜山からソウルに行くのです。そのごく最近の動画が、「助けてください」というものでした。「ユン大統領は逮捕されたと言っているが違う、僕たち大統領支持者が警官隊とぶつかってケガをしてはいけないと自ら歩いて検察に出頭したんだ」と言っています。「僕たちは死守する覚悟だったんだから、そんなこと考えてくれなくってもよかったんです。出頭しなくてもよかったんです」とやっぱり涙を流して訴えていました。

 どうして世の中には悪だくみをする人たちがいるのでしょうね。