2025年4月20日日曜日

 種まきの春

 春なのに、です。足が痛くって草をとるのがやっとです。

 それでも一時間ほど大きくなってしまった草を集めてビニール袋に入れて米ぬかと石灰をまぶして軒下に放り投げています。暖かくなってきましたので、一、二週間くらい過ぎるとニオイも出てきて、虫も寄ってきます。これを土と土の間に入れて植木鉢の土壌を整えます。そうして種を蒔きたいのですが、なかなか種まきまでは行きません。

 それでも、三鉢ほど希望通りの種を蒔き、二鉢ほどあまり希望でない種を蒔きました。あと一つ、ほうれん草のベッドを用意したいのですが、それはまた来週の日曜日。

 このほかにも秋まきのスナップエンドウとサニーレタスが収穫時期で、こんなに蒔いて失敗したと後悔しています。毎日か、少なくとも一日おきには収穫しなければなりません。  「足が痛いのに、そんなに食べないのに」、とブーブー言いながら、庭とも言えない家の周りの空き地を足を引きずりながら徘徊しています。もう少しすると、玉ねぎとニンニクの収穫時期。もうすでに、ユーチューブで調理法は研究済みです。

 この頃、よく母のことを思い出します。元気なころは広い畑で野菜をたくさん作って持ってきてくれました。でも、あまり自分で料理しているのは覚えていません。

 母の面倒を見ていた弟が言っていた言葉も思い出しました。『植物を育てていると生き甲斐になるみたいだよ、ものが成長していくのを見ているのがいいらしい』。そういえば母は私と違って花もたくさん育てていました。父の言葉も思い出しました。「春になると、体が動き出すんだよ。だからついつい無理をしてしまう」。

 花といえば、イチゴの花がたくさん咲いていました。確かに楽しみです。足の痛みも何のそのです。そのあと、何時間もマッサージ機にお世話になっていても、また、草取りに行きたいと思うようになったのですから、足もだいぶ良くなったということでしょうか。