2013年12月12日木曜日

年を重ねると、皆同じになる

  私みたいにテレビばかり見ていると気付くのですが、若い頃はきれいな人と、そうでない人の差が歴然です。
  ちょっと海外の例ですが、あの美しい、イングリット・バーグマン主演の『ガス灯』に、若き日のジェシカおばさん、アンジェラ・ランズベリーさんが出ていたのです。こんな事を言っては失礼この上ないのですが、それは確かに役柄通り、美しさも主人と小間使いの差でした。
  でも、今比べたらどうでしょうか。バーグマンさんが生きていたら、ジェシカおばさんとそんなに変わらないと思いますよ。
  ジェシカおばさんにも、ときどき、ゲストで『若い頃はきれいだったろうな』と思わせる老女優さん達が出演されますが、今となってはジェシカおばさんとそんなに変わらない美しさです。
  だから何を言いたいかと言うと、ちょっと痩せて、姿勢よく、身ぎれいにして、きびきびと行動すれば、私のように若い頃は箸にも棒にもかからなかった人でも、美しかった人と互角に対峙できるのだという事です。歳をとると、そんなに変わらないのです。
  だから、歳をとっておしゃれになる人が多いのではないでしょうか。
  かくいう私も、「身体は一つよ」と娘に言われながら、お下がりもお上がりも貰って、ワードローブを一杯にしています。たくさんあれば、どれかとどれかが合うのです。それで大成功、洋服を買う必要なんか全く無くなります。その為には痩せて、どれでも着られるようにしておかなければなりません。この努力だけで良いのです。