2014年6月20日金曜日

ユーチューブに公開

 遂にユーチューブの指示に従ってアップロードしました。
 今まで作っていたIムービーと言うのは3ギガもメモリーを使う大容量だったのですが、それでは載せられないので、圧縮するところから始まりました。あとは簡単で、圧縮したものをユーチューブにドラッグするだけです。少し時間のあいた娘が相談に乗ってくれて、あれよあれよという間に終わってしまいました。これまでの一年間の試行錯誤は何だったのかと思いますよね。
 思えば、この動画プロジェクトが始まったのは、昨年4月の胆石開腹手術のあとでした。ネットショップの本もほとんど入れてしまって、痛いお腹を抑えて、病院のベッドでリハビリしながら、『生き残った、次は何をしよう』と考えていたのです。本屋さんを始めたからと言って、そんなにお金が入って来るわけでもないので、『お金のかからないもの、昔からやりたいと思っていたもの、そして、余り負担なく私にも出来るもの、出来れば収益に繋がるもの』と考えて、その前にテレビで見た事のある、『ネットで稼ぐ人々』に思い当たったのです。病気をすると、人間、現実的になるようです。
 ストーリーは退院間近になった病室で一気に出来てしまったのに、あれから一年です。絵を描かなければ動画にはなりませんから、暇を見つけては十何枚かの絵を描いて、それをスキャナーで撮って、Iムービーと言うソフトにストーリーに合わせて貼付けて行くのです。
 そして、ナレーション、今度は演技者としての私が問われるわけで、少しは役者さんのように練習もしました。そして、あっぷ。まさにあっぷあっぷしながらやっとここまでたどり着いたのです。
 これは映画の制作です。今や、素人が一人で映画を(私のは紙芝居ですが)作れる時代になったのです。
 思えば、個人の時代という言葉が出て来て久しいのですが、今頃になってやっとその意味が分かりました。シンガーソングライターと言う言葉も、カラオケと言う言葉も、随分前からありまして、自分で作った歌を自分で歌って聴いてもらったり、歌手にならなくってもカラオケで歌手のように歌ったり出来ていたのですが、今は、才能のない私でも、好きなようにフィクションの世界を作り上げて発表する事が出来るのです。
 私の作ったもの等、ゴミに等しいかも知れないと恐れながらも、『個性は発揮しなければ、生きている意味がないのじゃないか』とうそぶきながら、公開してしまいました。そして、今まで『誰も見てくれていないのだからやっても無駄』と思い込んでいたアドセンスという収益システムにも、遂に申し込んでしまいました。