老いるという事
正月を挟んで一ヶ月後、一月十一日。
糖質は食べてしまいました。サツマイモを食べると便秘が治るのです。でも、少し胸焼けも経験しましたので、量は少しにしました。で、おかげさまで一キロ減です。これで満足です。月に一キロずつ減ってくれれば十分です。食べすぎたら翌日減らすようにして、このペースだけでも維持して、腰や膝への負担を減らして行けるようにしたいと思います。
先日、近くに住む友人としばらくぶりにおしゃべりをする機会があって、そのとき初めてご主人が亡くなった事を聞きました。大動脈剥離と言っていましたが、救急車で行って、もう翌日には亡くなったようです。
お話しした事はありませんでしたが、よく家の前などをお掃除していたお姿を拝見していたので、そんなに急に亡くなっていたなんて、信じられませんでした。
そのとき、九十四歳まで生きた姑が言っていた言葉を思い出しました。『周りの人たちが、どんどん居なくなってしまうのよ。若い人たちも,懐かしい人たちも』。
『ああ、それが老いるという事だな』とこの頃私も思います。
もう、父も母も居なくなりました。叔父も、叔母も。
ご近所でも、すぐ前の家に一人で住んでいた頼りになるおばあさんが消えるようにいなくなりました。その向こうの家の親切なおばあさんも九十歳で、亡くなりました。ごみ捨て場の近くに住んで、ごみ当番のとき、忙しくって手の回らなかった働き盛りだった私達の代わりにごみ置き場を掃除していてくれた,一人暮らしのおばあさんも、いつの間にか亡くなって、家も取り壊されて畑になってしまいました。いつもニコニコと話しかけてくれていた優しいおじさんは交通事故で。
考えると、あの人もこの人も。
これが、老いるという事なんだなあと思います。そして、老いるという事は、あの人はこんないい事をしてくれた、あんな優しい事をしてくれたと、人生の先達達の生の遺産をいっぱいポケットに詰め込む事なんだなあとも思います。
私も負けずに、これからでも、人に優しく、徳を積みたいものだと思います。