2016年7月16日土曜日


イギリスEU離脱の余波

 イギリスのEU離脱以来、テレビで余波が来ると大騒ぎしていました。
 私は全くと言っていいほどの経済音痴ですが、政治番組よりは気になりますので、横目でちらちらと見ていました。
 円高になって1ドルが100円くらいになりました。昔、民主党が政権を取った時、そんな時期がありましたよね。あのとき、円高で、ガソリンなど、物価が軒並み安くなりました。年金生活者にとってはうれしい時代でしたよね。目減りし続けていた年金でしたが、物価には連動せず据え置かれたのですから。
 でも、ものが売れませんでしたね。私のショップでも、あの時は売り上げが減ったのです。もちろん額が小さいので、微妙にしか出ませんが。
 アベノミクスが始まって、少しずつ円安になると、輸出が大きくなり、お金が回るようになったのでしょう、近くに新築の建て売り住宅が建ち始め、すぐに売れて行きました。十軒だった私達の班が十七軒になったのです。
 物価も上がりまして、年金は少しだけ物価に連動して上がりましたが、それでは足りなくって、低所得世帯に福祉給付金なるものも支給されました。ちょっと暗くなりますよね。でも、微妙でも、ショップの売り上げが上がりました。つまり確かに商業活動にはお金が回り始めたのです。
 そして、イギリスのEU離脱で、また円高になり、さてどうなりますか。値上がりし続けていたガソリンは安くなるでしょうか。
 経済って、諸刃の刃なんですね。景気のいい時は物価が上がり、悪くなると物価が下がる。景気がいいにこした事はありませんが、そんな時に高いものに手を出さないように、平常心で普段の生活を心がけていた方がいいかも知れません。
 さて、私がずっと気にしている中古住宅、景気の悪い時代に売りに出された結構手頃な住宅が、景気のいい時代、つまり今までにほとんど売れてしまいました。ドライブがてらさんざん見て歩いて、それでも手が出ないでいたのが、恨めしいくらい。もちろんそれだけの貯金がなく、買うのは二年後と決めてはあったのですが、果たして二年後に、また出て来るでしょうか。