娘が安い種を買ってきてほっぽっておいたナスを、種から育てて植えておいたのですが、この夏の暑さの中、ほとんど実がなりませんでした。ここにきて、涼しくなり、やっと実がなりだしたら、どうも細い長ナスでした。それでも、漬物にしたりして、この野菜高騰の中、重宝しています。
で、草取りをして、少しはきれいになった空き庭に、また種を買ってきて一部に蒔きました。何度か育てたことのある水菜と春菊、これならずぼらの私でも、水さえやっていれば食べられると思うのです。
今年の暑さと災害、それとインフレ傾向により、すべてが高騰している中、庭ともいえない空地の野菜は重宝しました。ほとんどが細いニラと小葱ですが、雑草のごときシソ、桑の葉や植えっぱなしのアスパラ、ハーブのミントまで天ぷらにしてみました。結構食べられました。
こんなに野菜やモノが高騰して、家計が追い上げられているのは我が家だけでしょうか。よそ様は、株価の高騰とか、給与の上昇とかで恩恵があったのでしょうか。我が家の近くの空き地にもどんどん建売住宅が建っています。結構売れていくみたいです。安い金利でお金を借りているのでしょうかとバブルショックを体験している私としては心配です。
特に、金持ち国に牛耳られて、破綻している国や、新しい植民地のように扱われている国をニュースで見ると、戦争ってこうして起こったんだなあと思われてきます。
戦後の民主主義の高まりの中で育ってきた私たちには、その世代の人たちが亡くなりつつあるということで、世界が変わりつつあると感じられるのですが、変わりつつあるのは地球の気候だけでしょうか。
気候の変動と戦うだけでも風水害や噴火、地震、津波と、こんなに大変なのに、これに人為的なものが加わったら、今度こそ消滅です。人は人がいなかったら、助け合わなかったら生活できないと、孤独趣味の私でさえわかるようになったのですから、みんなさんわかっているのでしょうね。
地球の皆さんはいったい、どこに向かっているのでしょう。