2018年11月21日水曜日

野球は失敗のスポーツ

 広島カープは負けてしまいました。さみしい日々です。
 留学していた息子が帰ってきた、家出していた息子が帰ってきたと言われていた黒田さんも新井さんも引退してしまって、私が苦しい生活の慰めとして夢中で応援していた人たちは、もう監督とかコーチとかの年代になってしまいました。
 表題の言葉はどなたか解説者の方が言っていたのです。「失敗した」「次は成功するぞ」と悔し涙を反骨心に変えて頑張るのだそうです。この間負けた侍ジャパンの稲葉監督も「次につながる」と言っていました。諦めないのですね。
 でも、普通は失敗したら諦めてしまうのです。「もうダメ」という言葉は私が一番使う言葉ではないかと思います。
 若いころからスポーツなんかしたこともなかった私は、いつも安全圏ばかりを狙ってきました。やらなくていいことは極力しない。一番苦手なことは英語でチョアと呼ばれる毎日しなければならない決まりきった雑用でした。つまり毎日同じことをすることが怠け者には苦手なのです。
 失敗して翌年頑張ったのは、どうしても東京に行きたかった大学受験だけだったような気がします。
 でも、考えてみればスポーツってみんな失敗の連続なんでしょうね。半分以上は失敗なんです。それを克服するために頑張って毎日練習をするのでしょう。
 考えるに、私は人の目を気にするタイプだったような気もします。失敗したら人がどう思うかが気になって何にもできなかったのです。ある程度、自分が何がしたいかを知り、自分に集中し、新井さんのように人に笑われても気にしないような図太さが必要だったのでしょうね。でも、新井さんは図太くっても人の気持ちを思いやる繊細さを持ち合わせています。失敗の中で学んだのでしょうか。
 いまさらスポーツはできませんが、広島カープを応援することで少しでも諦めない気持ちを学んで、これからもヨガとストレッチ、毎日続けて行きたいと思います。それから苦手な家事もして、家族に喜ばれるとともに、自分自身のすっきりした体型にも寄与していきたいと思います。これがモチベーションと言われるものでしょうか。
 目標とか、夢とか、モチベーションとか、今思うと、そんなものが大切だったような気がします。