2019年3月14日木曜日

レビー小体

 夫の付き添いで行っていた大学病院の壁にこの病名が張り出されていましたから、私は名前だけは知っていたのです。その時の名前は『レビー小体型認知症』というものでした。「ま、認知症だから、まだいいや」と思って、あまり気にも留めませんでした。それをまた、あの『がってん』で見てしまったのです。今度の名前は『レビー小体病』だそうです。
 神経細胞にたまるゴミの事だそうです。
『神経細胞にレビー小体がたくさんたまるような状態になると、周りの神経細胞にも障害が出て、本来の働きができなくなってしまうんです。レビー小体は全身の神経にたまる可能性があり、自律神経の失調によりさまざまな症状が出てくることも。例えば、頭痛や立ちくらみ、また、長引く便秘や排尿障害、嗅覚障害など。さらに、大脳にたまれば幻視などを引き起こす「レビー小体型認知症」に、運動機能をつかさどる脳幹という部分にたまれば「パーキンソン病」になってしまうと考えられています。老化に伴って神経細胞の中にたまるとされ、東京都健康長寿医療センターの調査では、平均82歳の段階で3人に1人の割合で見つかっているとの報告も。』
 そりゃ、歳をとってくればゴミくらいたまりますよね。次の指摘も、70歳の私でも半分ぐらいは当てはまります。
 『「レビー小体型認知症」に特徴的な症状をまとめたので、気づくためのチェックポイントにしてください。
1、実際にはそこに居ない、人や動物、虫などがはっきり見える「幻視」の症状
2、手足が無意識にふるえたり、身体の動きが遅くなるといった症状
3、これまで当たり前のようにできていた「着替え」や「歯磨き」ができないときがある
4、一日中ボーッしている日があるなど、日によって体調が激しく変わる。
5、隣の部屋まで聞こえるような大きな寝言や殴る蹴るといった激しい寝相がある。』
 テレビに出ていた女性は若いときに、この幻視の症状が現れ、長い間苦しんだそうです。私と夫はこの幻視こそありませんが、あとは多かれ少なかれあります。私は白昼夢みたいなものを見ます。脳が昔の事に集中してしまって、「いやだ」と大声を出している事がよくあります。若い頃からありましたね。
 夫はこの頃、独り言が特に多くなりました。
 歳をとれば、みんなゴミがたまって来るのでしょう。でも、私達の場合はまだ大丈夫、めげずにがんばりましょう。