『がんを克服した医師がみずから実践している「素朴な食事術」を明かす』というネット記事に誘われて読んでしまいました。
青木 厚さんというお医者さんが若くしてがんの手術を受けて再発を恐れながら、『なんとかしなくっては』と懸命に探した食事法のようです。
『「①細胞の質の劣化を食い止める方法」と「②NK細胞の活性を上げる方法」をテーマに研究を重ねました。
その中で、Autophagy(オートファジー)や”intermittent fasting(間歇的断食)”というキーワードに出合いました。
オートファジーとは、簡単にいうと人体の古くなった細胞を新しく生まれ変わらせる仕組みのことです。細胞が新しく生まれ変われば、NK細胞の活性も高まります。つまり、オートファジーを誘導させることは、がんの再発を防ぐのに効果を発揮するのです。
ちなみにオートファジーは2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典栄誉教授の研究テーマで、今世界中で注目が集まっています。
では、どうすればこのオートファジーを誘導することができるのでしょうか。そのために有効とされるのが、間歇的断食です。
間歇的断食とは1日のうちに16時間程度はものを食べない時間、すなわち「空腹時間」をつくる食事法です。16時間というのがポイントで、16時間の空腹時間を作るとオートファジーが誘導されることが、昨今の研究でわかっています。』
『これならできるかも』と、トンと膝を打ちました。何せほとんどすべての時間を自分の意のままに過ごせる年金生活者です。
16時間というと、アナログ時計をイメージしながら考えました。夕方四時に夕食を食べて、翌朝八時に朝食を食べればいいわけです。これでいいなら簡単です。
私たちは幸いにがんではありませんが、まごうことなき成人病で、今、目いっぱい花粉症です。風邪かなと思うくらい鼻水が出て、頭痛がし、くしゃみが出て、のどが渇き、それもこんな簡単なことで体調がよくなり治る期待が持てるなら、こんな幸せなことはありません。
8時に朝食を食べて、9時半からヨガ、12時頃に食事、今日は1時から野球を見ながら体操、4時に夕食を食べて、7時からフィギアスケートを見ます。その合間を見つけて家事。毎日テレビに合わせて結構忙しいのですが、忙しいことが楽しいのです。