2024年6月19日水曜日

 仕事と自己肯定感

 トレーニングでも、ランニングマシーンは苦手で、お勧めの運動メニューでは15分、20分と書いてあるのに、私は10分するのが限度です。忍耐力がないのです。特にただ走るだけ、歩くだけというのは我慢を強いられているようで辛いのです。

 これは今までした仕事にも言えました。事務の仕事、あまり仕事がなくって、暇でいい仕事なはずでしたが、飽きてしまって耐えられなくなって辞めました。そういう仕事は自分で探して、つまり仕事を作り出してしなければならなかったのかもしれませんが、そういう創造力もなく、与えられる仕事を待っていることに耐えられなかったのでしょう。

 これでは仕事になりません。

 自分の社会性の無さを、よく対人恐怖症だなどとうそぶいていますが、じゃあ、どんな仕事だったら皆さんのように長く続けられたのだろうかと考えると、なかなか思い当たりません。

 今、よく見ている刑事もののドラマの中の刑事さんはどうだろうかと考えても、チームワークを必要とする刑事さんが私に務まるかどうかは疑問です。学校の先生もしかり、チームワークの仕事です。医療ドラマは怖くって最初から見ません。一対一で切ったはったは最初から逃げ出したい気分です。多分毎日が後悔の連続でしょう。つまりは、責任を伴うような仕事からは逃げ出したいのです。

 では、『科捜研の女』などで有名な監察医さんなら、相手が相手だから痛いと恨まれることもないからできるかも知れないですが、これは後でうなされるかもしれません。それに、科学的な勉強は苦手な部類でした。

 対人恐怖症などと言っていますが、本当は人間が苦手なのかもしれません。動物も苦手です。今は必要に迫られてやっていますが、運動も苦手。

 今、趣味としてやっているのは、洋服のリフォーム、家のDIY、ブログ書き、ドラマ鑑賞、必要に迫られて、野菜育て。こう見てみると、私は何か、一人でもできる職人さんになったほうがよかったのかもしれません。でも、仕事のできる職人さんはやっぱり、他の職種の職人さんとのネットワークの中で働いているようです。

 一人でできて、生活できる職業なんてあるのでしょうか。つまりは、人と関わらなければ、お金にならないのです。

 そんな中で、自己肯定感を持てることが大事なのではとこの頃思います。つまり、自分のやっていることが大事なことで、人のために役に立っていて、ちょっとの後悔や不協和音もみな忘れさせてくれる、それ以上に充足感を持たせてくれる、それが自分に可能な分野の仕事だったら、そこが妥協点ということでしょうか。この間の東日本大震災で、助けてくれた消防士さんのようになりたいと言っていた子がいましたが、そこにやる価値を見つけたということでしょう。

 今頃わかっても何の役にも立たないことかもしれません。もっと若い時に考えるべきだったのでしょうが、わからなかったより、いいことは確かです。