2024年6月3日月曜日

 共鳴

 ネット古本屋の事件もストレスでしたが、古屋の住居工事も結構ストレスでした。特に社会に接することの少ない対人恐怖症の私は、毎日緊張して、ある程度興奮状態で、次々にすべきことを考えながら、活動していました。

 なんとか一か月、最後に風邪をひきましたが、持ちこたえられたのは、一緒にウイークリイマンションで過ごし、ご飯も作ってくれた娘がいたことですし、工事中の時間をつぶすために行き始めたトレーニングルーム、そこでの同年代の人たちとの他愛のない触れ合い、孫たちのお守などのおかげだったと思います。

 そして何よりも心を解き放ってくれたのは、不遜な言い方かもしれませんが、ウクライナで戦っている人たちがいて、私は何もできないが、心から応援しているんだと思うことでした。

 朝はとっさんTVを見て、慰められ、夜は、戦況図を見て、落ち込み、世界はなぜもっと応援できないのだろうと憤りました。宗教戦争と違って、善と悪がはっきりしているのにです。

 これって、心が共鳴するということじゃないかと思います。ドラマを見て留飲を下げたり、涙を流したりすることと同じです。昔英文科で、確か「カタルシス」というのだと聞いたような気がします。

 これが本当にストレスを和らげてくれました。つまり人間には正しいことに共鳴したり、正しいことをしたいという欲求があって、それができているときは心穏やかでいられるのかもしれません。つまり、自己肯定感ですね。

 特に日本人にはそういう遺伝子があると、これはユーチューブ勉強で見ました。本当かどうかはわかりませんが。