2024年10月11日金曜日

 私のゴールデンタイム

 トレーニング6か月目の10月半ば近く、日も短くなり、寒くなり、暑さに張り合うように気を張って運動してきて、はっと気が付くと、なんとなく疲労が胸のあたりに忍び寄ってきている感じがして、『どうしようか、休もうか』とか、怠け心が起き出してきました。

 そんな時、トレーニングの合間や前後の休憩時に崩れるように座っていた電磁治療器が壊れて修理に出されてしまいました。寂しいやら、悲しいやら。それがないだけで疲労がどっと溜まってくる感じでした。

 さて、どうしようか。怠け心はますます言い訳を作ってしまいます。

 もともと、DIYの『壁紙貼り』は涼しくなったらやろうと思って、ネットを見たりしてやり方や商品を勉強していたのですが、いよいよその時期に差し掛かってきていました。

 そこで考えたのです。『時間が足りない』と。

 小さいながらも庭畑は秋の収穫と片付け、種まきの時期、家では衣替えの時期、今までの一日のスケジュールにDIYの『壁紙貼り』を入れる余裕はありません。

 そこで、『考えたのです』。いや、『考えたかった』のかもしれませんが、寒くなるまで、トレーニングを一時停止して、DIYの『壁紙貼り』をやろうと。『いいじゃないか、私のゴールデンタイムは、私が自由自在に使えるはず』。

 ちょっと心によぎったのは、一緒に通っていたお仲間のこと、90歳の大先輩は元気にしていてくれるかなとか、ちょっと親しくなった人たちは心配しているかなとか、もともと、昼と夜とに分けて、時間は決めていなかったので、いないときは夜の部に行っているのだろうと思ってくれるかなとか、電磁治療器は治ったかなということ。

 何もかも忘れて、この気候のいい時期、3か月、10、11、12月、暮れの大掃除もかねて家半分の壁紙貼りをしようと、30メートルののり付き壁紙を買ってきてしまいました。買ってきてしまってから気が付いたのです。壁紙を貼るためには、タンスも机も、壁際のものすべてを動かさなければならない。意気はだんだん消沈して、『できる範囲で』と方向修正しました。

 まず、元の壁紙の剥がれを直して、拭き掃除をすることから始めました。脚立の上り下りが頻繁になるにつれて、腰が痛くなりだして思い出しました。四年前、夫の遺品整理で脚立の上り下りを頻繁にしていた時、足腰が立たなくなるほど疲労したということを。さあ、頑張りましょう、トレーニングの代わりです。