2025年5月24日土曜日

 高橋洋一大先生

 私の全く分からない経済のことを、詳しく話してくれて、それでもよくわからない私からしたら、ユーチューバーの上念司氏や高橋洋一氏は異世界の人で、大先生なのです。

 特に高橋洋一氏はいろいろな情報を得て、瞬時に洞察することができる異次元の頭脳を持っているように思われます。最初は数学者になりたかったのだそうです。

 兵庫県の問題も、最初に「あれは、天下りを整理していて虎の尾を踏んでしまったんだ」と言っていましたが、その通りでした。その後いろいろ出てきましたが、最初はまさにそれでした。

 法律の話も分からないのですが、法律はある程度屁理屈だから、こねくり回せば、なんとなくわかった気になります。しかし、数字の入る経済は、数字音痴の私にはいくら考えてもわかりません。

 「どうやったら」なんて、私が聞いても無駄な話です。もともと大蔵官僚ですから、数字や統計を引いてくる基礎知識やノウハウがあるのでしょう。ちなみに博士論文は『政策研究』のようです。

 それから器械に強いのだそうです。コンピューターを手作りすると言っていました。だから、機械を駆使してユーチューバーになることに何の支障もなかったのでしょう。そして、あんなにあちこちに出まくっているのに、いつコンピューターを見ているのだろうと思うくらい、その情報量は大したものです。

 役職も多く、どうやったらそんな時間がとれるのだろうと思っていましたが、ある発言がヒントのようでした。つまり、「知っただけで、立花さんのように行動には移さない」と言っていました。あくまでも知識として求めて発信しているようでした。

 そうしたら、高橋氏の多彩な略歴の中のある部分の違和感がなくなりました。

『2009年(平成21年)3月30日、温泉施設のロッカーから高級腕時計などを盗んだとして、警視庁練馬署により窃盗容疑で書類送検された。警察によると、3月24日20時頃、東京都練馬区の温泉施設の脱衣所で、カギのかかっていないロッカーから現金5万円が入った財布や、数十万円相当の「ブルガリ」の腕時計を盗んだ疑いが持たれている[33]。東京地方検察庁は同年4月24日、自らの犯行を認めた上で反省しており、かつ「被害品はすぐに戻され、既に社会的制裁も受けている」として、髙橋の起訴猶予を決定した。』これにより。東洋大学を免職になっています。

 『私なら徹底的に戦うのにどうして』と思いましたが、いろんなやりたいことをしていて、役職もしていて、こんなことに時間を取られたくないと思ったのではないでしょうか。ご本人は誰かの陰謀だと思ったらしいのですが、こんなことにかかずらわっている暇はないと思ったのも事実でしょう。

 あとは、老人向けニーサの説明。長期にわたる国債と株と預金(定期?)のさほど変わらない利息の表を見せて、「私ならニーサはやりません」と言っていました。わからない人は何でも乗ってしまうのですが、高橋先生が言うなら、「私もやらない」と決めました。

 私にとって、高橋大先生は、聞いていてもさっぱりわかりませんが、大先生を通り越して、大魔人です。私より7歳も若いのだから、「おからだ大切に」です。

2025年5月18日日曜日

 ユーチューブ勉強、クラシックサーフィン

 事の発端は、確か佐賀県ののり漁師の徳永さんという方が、『あなたの夢かなえたろか』という番組で、フジコ・ヘミングさんの前で『ラ カンパネラ』を引くという動画が出てきた時のことです。

 音楽にあまりなじみのない私でも、フジコヘミングという名前は知っていました。ついこの間92歳で亡くなられたという話も知っていました。『魂のラカンパネラ』と言われていることも知っていました。なので、一度は聴いてみたいと思っていたのですが、音楽苦手な人はなかなかそっち方向には行きませんでした。

 で、この徳永さんという方はまったくの素人で、中年になって一から習い始めて『ラカンパネラ』を弾けるようになって、フジコヘミングさんの前で弾きたいと思われたのだそうです。で、夢をかなえてもらったという動画でした。

 動画はほとんど全編、こののり漁師さんの演奏でしたが、終わった後に、隣のピアノの前に座って聞いていたフジコヘミングさんが、確か「雑音が入る」と評価したと思うのですが、そのあと、自分で弾いて見せたのです。確かに音が澄んでいてきれいでした。

 それで、俄然、フジコヘミングさんの演奏の動画を見たくなって、探して見てしまいました。確かに本当に音が澄んでいてきれいでした。私が言うのもなんですが、メロディがあるんです。多分メロディ部分を強調して弾いて、もう一方は弱い音にしているのではないかと思いましたが、そういう美意識で弾いているのではないかと思いました。

 リストの超難曲なのだそうです。

 そのあと、吉村ひまりさんがどこかのコンクールでバイオリンで弾いていて、審査員たちがうっとりしている動画を見ました。その説明に、『イタリア人のパガニーニという人の作曲で、イタリア語で「鐘」という意味である』と書いてありました。『リストはこれを編曲してピアノ曲にした』のだそうです。

  『ああ、あのフジコヘミングさんの澄んだ音は鐘の音だったのか』と妙に納得。

 こののり漁師徳永さんの映画が、伊原剛志さん主演で作られたというニュース動画もありました。

 その隣にあった、『アランフェス協奏曲、ベルリンフィルハーモニー、ロドリーゴ』という動画も見てしまいました。『アランフェス協奏曲』ってなんとなくエキゾチックで興味をそそられたのです。

 見てみると、ギター曲のようでした。ギタリストとベルリンフィルの大演奏でした。ギターも素敵でしたが、ギタリストの苦悶の表情に合わせるように他の演奏者たちも指揮者もみんな同じ表情で演奏しているのです。

 何か意味ある曲なのかと思って、あとでウキペディアで調べてしまいました。

 『ロドリーゴはスペインの古都アランフエス(マドリード県南部にある都市で、宮殿が有名)が作曲当時のスペイン内戦で被害を受けたことから、スペインとアランフエスの平和への想いを込めて作曲したと言われている。第2楽章については、病によって重体となった妻や失った初めての子供に対する神への祈りが込められているとも言われている。』

2025年5月10日土曜日

 ユーチューブ勉強 体の炎症を抑える食べ物

 そういう表題に興味を引かれるこの頃です。

 膝の痛みを発症したのは2月27日の寒い夕方でした。昨年も二月には胃の不調があって、結局寒さのせいだと結論付けました。

 今回はソファにずっと座っていて、足が冷えて、たまらなくなって、横ずわりになり、左右交互にマッサージをしていた時に起こったのです。その時は鈍痛を感じましたが、そんなに大事には考えずに、そのあと筋トレ施設に行ったのです。歩くときは少し違和感を感じましたが、筋トレをしているときは結構平気でした。終わった時から徐々に痛くなって、一か月もすると歩行が難しくなりました。

 左足の膝部分だけだったので、運転はできて、買い物などに支障はなかったのですが、歩くのは苦行でした。湿布を貼ったりして、二か月目の四月を迎え、少し良くなってきたかなと思えたころ、草がどんどんどん伸びてきて、いよいよ見過ごせなくなって、草取りを二、三日したら、杖なしには歩けなくなってしまいました。

 ここで気が付いたのです。膝の部分の炎症だと思っていたのですが、動きが悪い中で、

何か体のあちこちで重苦しい不調が出ているような気がしました。これがユーチューブでよく見かける『体の炎症』というやつかと思いました。ほったらかしにしていると認知症を引き起こすというやつのようです。

 それからユーチューブ動画で手当たり次第に治療法を探しました。ここで一言、『私はお医者さんが苦手なのです』。今、歯医者さんに月一、二回通っているだけで、手一杯です。これも対人恐怖症の表れかもしれません。

 それまでも 温シップがいいか、冷シップがいいかとか、サポーターはとか、いろいろ試行錯誤はしてきましたが、ここにきて、熱を持った部位に保冷剤を巻いて冷やし、ロキソニンを塗るなどが良さげだと感得しました。家じゅうの数種のマッサージ機に毎日かかり、ユーチューブでは脛のマッサージ、太もものマッサージ、膝を起点に足を振る運動が良いということで実行して更に半月。

 五月の連休中はおとなしく寝たり起きたり、膝の炎症もだいぶ治まってきました。けれども、だんだんと歩行がスムーズじゃないということに気づきました。ふらふらしたり、つまずいたり、左右の足の出し方が昔のようではない、腰の動きが違う、下半身をかばって動くので上半身にも痛みが出た等々。

 そういうわけで、五月後半は週一でプールに行こうかと思います。歩行のバランスを取り戻すために、足に負担のかからない水中歩行です。いろいろ試行錯誤をし勉強にもなりましたが、やっとこの段階にくるまで二か月半、きっと三か月で治るでしょう。そしたらいよいよ農作業です。

 そこで気が付いたのです。野球は冬の寒い時期はやらないのです。選手たちは沖縄とか、宮崎とか、アメリカならフロリダとかに行って練習をしています。冬の寒い中でストレッチとかをしてはいけないのです。長い人生の中でもほとんど運動をしたことのない私は初めて学びました。

 ところで、表題の『体の炎症を抑える食べ物』という動画は見たのですが、どんな食べ物がいいか、全く覚えていません。まあ、ユーチューブ勉強は何回でも見れますから、また必要に迫られたときに探して見てみます。

2025年5月5日月曜日

 感動の証拠

 何度も言いますが、私は対人恐怖症なんです。そういう人は人を信用できないんです。全くというわけではないですが、私もその気は大いにあります。

 それが一番現れるのが選挙の時です。「だから面白い」という人もいますが、大人の選挙では、味方と思っていた人が裏切って、落選したというようなことは、お金も生活も絡むから、ダメージは大きいです。

 子供の選挙でもそうです。『あんなに仲良かったのに』と思うと、子供心なだけに人間不信になります。

 『政治家は死ぬ気でやるんや』という立花さんのような気概はなかなか持てないのです。だから、あのゼロ打ちの感動的な兵庫県知事選を見ていて、今度の参議院議員選挙は絶対にNHK党に入れると決めていました。

 人を悪く言わず、正しい政策を訴えていれば、きっと賛同してもらえるという斎藤知事の信念も立派でしたが、最大の策略で味方した立花孔明軍団の漢気も立派でした。

 そのNHK党から、今回の参議院議員選挙に立花党首は全国比例で出ないで、兵庫県から出馬すると発表されました。これも立花さん流の策略なのでしょう。

 説明によると、全国比例一位に浜田現参議院議員を立て、立花さんが兵庫選挙区から立候補すると、政見放送で2枠がとれるのだそうです。真摯に取り組んでいる浜田さんにはどうしても引き続き議員をしていてほしいのだと言っていました。

 その他にも、立花さんのご両親は淡路島の出身のようで、愛着はあるのでしょうが、私的に考えれば、兵庫県民のあの熱狂と感動を信じたいのだと思いました。

 『立花さん、ありがとー』『兵庫のためにありがとー』と叫ぶ聴衆に、

 『政治家はありがとうと言われることが一番うれしいんです』と涙で返す場面を見て、一緒に涙を流したのは私だけではなかったと思います。

 『感動が一番』と考える私は、きっと斎藤さんと同じだけの得票をしてトップで当選すると信じています。

 でも、サキシルの新田さんは『斎藤知事の票も、もう半分ははがれているだろうし、公明党は盤石だから、ぎりぎり上手くいけば当選するかもしれない』と厳しい見方をしています。これは新田さん流の引き締め策なのかとも思いましたが、もしあの熱狂と感動が嘘だったら、私はまた人間不信に陥ってしまうと思います。

 教科書に載る話 未来のために働いた知事として

 昨年の兵庫県知事選の時、あまりの逆転劇に 『これはドラマになる話だ』と思いました。実際にドラマ仕立ての動画を載せている人もいました。

 そのあと、兵庫県議会に出席した斎藤知事に対して、「さいてい知事」と第一声で呼びかけた議員もいました。あの時は県議の名前もわかりませんでしたが、今思えば、伊藤すぐる議員だったと思います。

 全会一致で不信任して、思いもかけず110万票という県民の負託を受け、ゼロ打ちで再選された知事に対して、ほとんどの県議が全く友好的でない質問をしていました。

 それはマスコミも同じで、たたきにたたいた知事に手のひら返しの味方はできなかったのか、それとも、義理ある人に頼まれてなのか、いつもいつも大変な荒れた記者会見になってしまって、見ている一般ユーチューバー達が、「週一で行われている定例会見を月一にして、あとは動画で流せばいいんじゃないか」と、何人も提案していました。

 でも知事は、毎回、同じ質問を執拗に繰り返す記者たちに、顔を曇らせながらも丁寧に説明を繰り返していました。

 昔、子供のころ、大人たちが「新聞記者だから」と侮蔑的に言っていたことを思い出して、『ああこれが新聞記者の真骨頂なのか』と納得しました。テレビ画面の華やかで穏やかな洗練された語りとは全く違うのです。「イエスですかノーですか」と、自分が誘導したい答えを知事が言うまで、しつこく何回も繰り返し聞き続けるのです。まさに冤罪を作ってしまう警察の誘導尋問と同じです。しかも、私が聞いたときは、質問をしていたのはNHKの記者でした。天下のNHK、国民が最も信頼するNHKです。本当に裏切られた感じでした。

 斎藤知事は声を荒げることもなく、遮られながらも、同じ答えを繰り返していました。こんなのを見せられたら、誰だって「斎藤知事頑張れ」です。

 斎藤知事を応援する人たちの中にも、「知事はもう少し強く出てもいいのではないか」「けんかをしてもいいのではないか」という意見もありましたが、最近は「知事は時間をかけてゆっくりと変えようとしているのではないか」という意見も多くなってきました。一期目に性急に改革を断行したのが、兵庫の闇の勢力の「虎の尾を踏んだ」と高橋洋一さんも分析していましたが、その反省を踏まえてでしょうか。

 ゆっくりでも『全国最下位だった、兵庫県の教育費を必死に捻出しようとしている』知事は未来世代の支持を得るはずですし、決して人の悪口を言わず、『いつかわかってくれる人が現れて、味方になってくれる』と訓示をする知事は、いつか教科書に載る知事になると思います。