感動の証拠
何度も言いますが、私は対人恐怖症なんです。そういう人は人を信用できないんです。全くというわけではないですが、私もその気は大いにあります。
それが一番現れるのが選挙の時です。「だから面白い」という人もいますが、大人の選挙では、味方と思っていた人が裏切って、落選したというようなことは、お金も生活も絡むから、ダメージは大きいです。
子供の選挙でもそうです。『あんなに仲良かったのに』と思うと、子供心なだけに人間不信になります。
『政治家は死ぬ気でやるんや』という立花さんのような気概はなかなか持てないのです。だから、あのゼロ打ちの感動的な兵庫県知事選を見ていて、今度の参議院議員選挙は絶対にNHK党に入れると決めていました。
人を悪く言わず、正しい政策を訴えていれば、きっと賛同してもらえるという斎藤知事の信念も立派でしたが、最大の策略で味方した立花孔明軍団の漢気も立派でした。
そのNHK党から、今回の参議院議員選挙に立花党首は全国比例で出ないで、兵庫県から出馬すると発表されました。これも立花さん流の策略なのでしょう。
説明によると、全国比例一位に浜田現参議院議員を立て、立花さんが兵庫選挙区から立候補すると、政見放送で2枠がとれるのだそうです。真摯に取り組んでいる浜田さんにはどうしても引き続き議員をしていてほしいのだと言っていました。
その他にも、立花さんのご両親は淡路島の出身のようで、愛着はあるのでしょうが、私的に考えれば、兵庫県民のあの熱狂と感動を信じたいのだと思いました。
『立花さん、ありがとー』『兵庫のためにありがとー』と叫ぶ聴衆に、
『政治家はありがとうと言われることが一番うれしいんです』と涙で返す場面を見て、一緒に涙を流したのは私だけではなかったと思います。
『感動が一番』と考える私は、きっと斎藤さんと同じだけの得票をしてトップで当選すると信じています。
でも、サキシルの新田さんは『斎藤知事の票も、もう半分ははがれているだろうし、公明党は盤石だから、ぎりぎり上手くいけば当選するかもしれない』と厳しい見方をしています。これは新田さん流の引き締め策なのかとも思いましたが、もしあの熱狂と感動が嘘だったら、私はまた人間不信に陥ってしまうと思います。