2013年2月8日金曜日

値段が変わっていました

  オープンから半年になるのを機に、最初にいれたイナックスブックレットの値段の見直しをしました。驚きです。
  『リカちゃんハウスの博覧会』、最初見た時、二万円からで最大三万円で出ていたのです。『家にもあればいいのに』と思っていたら、きれいなのが出て来たので狂喜乱舞して、その中間をとって、二万二千円くらいで出してあったのです。
  今回見たら、何と五千円のが二個も出ていました。『どうしよう』と思いますよね。一度出した値段を変えるのはなかなか難しいのです。それでも、『本の状態を照らし合わせて、なるべく中間の値段をとる』というのが、新米古本屋の私の寄って立つべき位置でしたから、急いで二万円に下げました。こういう『お問い合わせが一度も無い』というのは、値段も動かし易い気がします。
  もう一つ『トーネットの椅子』という、椅子屋さんの本は、最初一冊も出ていなかったので、八千円くらいにして出してあったのです。今回見たら、二万七千円で出ていました。『本当に売れるのかな』と眉唾でしたが、これも二万円に直しました。『技術で成功した人の本は珍しく貴重なのかも知れない』と思えたのです。
  あとは、まだ新品があると書かれていた本類は原価に戻しました。もし売り切れたときのために、少し高めにしてあったのですが、また見直せばいいのです。
  もう一つ、見直しのきっかけになったのは、イナックスアルバムの新しい本を見つけたからでした。『日本建築のレトリック』というその本の市場価格を調べてみると、驚いたことに、二千八百円のと、十一万二千円のと、二冊出ていました。これも『どうしよう』と思いますよね。何でも中間主義ですから、五万円くらいで出しておきました。これも、やっぱり眠れなくなりました。眠れない頭で考えてみると、十一万と出した方は、桁数を間違えたんじゃないかと思いました。そこで叉むっくり起き上がって、二千八百円と一万一千円の中間あたり、七千円くらいにし、更にもう一度、本の状態を照らし合わせて、五千六百円に直しました。
  本当に値段を付けるのは難しい。『安く売っていただいてありがとう』と言われるのは却ってすっきりしていいことなのかもしれません。
  まあ、それも、100MBに達したら、また見直しをして考えましょう。