2014年4月2日水曜日


ゼルカバ

 ずっと準備していたんです,『ゼルカバ』という名前まで決めて。ヤフー側も大忙しだったようですが,私の方もいつも心にかかっていて,落ち着かない2、3ヶ月でした。
 でもですね。出店無料と書いてありましたけど、全く無料でもないってことが徐々に分かって行くと、何となく気が重くなって行った事は事実です。つまり、アフィリエイトを付けて下さり、振込等の代金の収受を間に立って一切して下さり、それに何パーセントかのお金がかかると言う新しいシステムのようでした。
 『ただだと思っていたのに』という気持ちがありますから、何となく『ちょっと違う』という気持ちになりました。それでも、多くの人の目に止まるようになり、本が売れればいいかなと思って、『出店をしよう』という気持ちではいたのです。
 やがて、ひと月待ちになっていた正式申込になり、審査も通って、『いざ開店準備』となったときに、わが家のサファリが古いバージョンで商品のアップに対応できないと分かりました。
 最初は『どうしよう』と焦りました。せっかくここまでやって来たのだから、この際新しいコンピューターを買おうかとか、娘のお古を中古で買おうかとか、でも、まだ使えるし、買うにはお金がいるし、と、いろいろ考えたんです。『ヤフーさんにも悪いし』とか、私も善人でありたいと思っていますから。
 でも、『やめた!』と思ったら、『スーッ』としました。慌ただしかった心が落ち着きました。すぐにその場で退店のフォームをダウンロードして、退店の文書を発送しました。
 コンピューターが古いのは重大な理由だから、私の背信ではないという自分正当化が出来た事が何よりの救いだったと思います。
 「やめたよ」と家族に宣言して、今までゼルカバショップに入れようと取っておいた建築雑誌類をエブリカラーショップにアップし、そこからはみ出しそうな旅ガイドや絵本児童書をメイプルショップに移してと、大変な勢いでショップの整理を始めました。