2014年11月6日木曜日


自己診断、ブタクサかイネか

 花粉症というのは、杉とか檜に限った事ではないとは聞いていましたが、毎年毎年花粉症に苦しんでいる娘の指摘を受けて、『これも本当に花粉症かもしれない』と思い始めて、初めて、ブタクサの花粉症をネットで調べてしまいました。
 ブタクサって何だと思いますか。はじめはセイタカアワダチソウかと思っていたのです。娘に強烈に否定されて、もう一度調べ直して、ヨモギ科のブタクサ属の事だと知りました。ヨモギの背の高くなるやつのようです。これだと7月、8月、9月。イネは年間通して患者がいるのだそうです。
 目と鼻と喉の粘膜にくっついて悪さをすると言ったら、まさに私の症状です。目はドライアイのようにチカチカし、鼻は乾き(ドライノーズという言葉もあるそうです)、のどはひりひりと痛いのです。市販でそれ用の薬もあるらしいのですが、私は大量に買ったドライアイ用の目薬を着け、鼻は時々抗生薬を塗り、のども時々葛根湯を飲んでしのいでいます。でも、要は花粉を着けないようにするのが一番のようです。つまり、こまめに掃除機をかけ、マスクをし、眼鏡をかける。確かにどんな眼鏡でもかけていると楽です。洗濯物はやっぱり外に干してはいけません。幸い涼しくなってきましたので、窓は閉めておけますし、エアコンも着けなくていいので、湿度も保てます。
 この症状の起き始めは、やはり胆嚢摘出手術の後です。4月末に手術をして、5月、6月とほとんど動けない日々をソファに座ってテレビを見て過ごしました。7月、8月と目がチカチカして左目にも飛蚊症が出だしたときは、テレビがいけないんじゃないかと思って、画面の調整を何度もやりました。傷跡がしこりになっていたので、何か残っていて、それが悪さをしているのじゃないかとお医者さんを疑いもしました。コーヒーがいけないのじゃないかとも思いました。
 そうです、最初に眼科に行ったのはその8月でした。「飛蚊症は老化現象です」と言われて帰ってきたのです。
 鼻の中が切れると言い始めたのは、9月頃だと娘が言います。それ以来ずっと、切れていたのです。やがてのども痛くなって、ついに眼科と耳鼻咽喉科に行ったのが翌年の7月でした。ブタクサの花粉は7月、8月頃に飛び始めて、9月にピークになるのだそうです。イネもまた強くなったり弱くなったりしますが、秋は9月がピークになります。
 今までこんな憂鬱な不安を感じた事も無かったのに、やっぱり、手術のせいでしょうか。悪いところを取ったとは言っても、臓器を一つとって、体に大きな傷を作った事で体全体が弱くなったのでしょう。世に言う免疫力が落ちたという事でしょうか。飛蚊症は前から時々起こっていましたから、もちろん老化現象もあるのですが。
 今は目薬も半分の量にして付けながら、ついでに鼻にも塗りながら、毎日ヨガやストレッチをして体を温めています。コーヒーも一日一杯。体を元に戻す自助努力が花粉症に勝つ方法だと思っているのです。