2015年4月10日金曜日


英国ミステリー噂話、フロスト警部、デビット・ジェイソン

 本当の名前は サー・デイビット・ジョン・ホワイト。1940年2月2日、イギリス南東部のミドルセックスのエドモントン生まれ。
 コメディでも演劇でもたくさんの賞を得て、2006年の50人のスター達のトップに選ばれた事もある、まさに名優です。私もそう思います。
 父親アーサー・ホワイトはビリングズゲイト魚市場のポーターをしていて、ウエールズ生まれの母親オルエン・ジョーンズは清掃人であったようです。彼女はこの年、双子を生み、もう一人は出産の時に亡くなったようです。
 7歳上のお兄さんが俳優になっていたので、彼もそうしようと思ったけれども、父が反対して、彼はおよそ6年くらい電気技師の勉強をしてから役者の道に入ったようです。
 最初はコメディから入って、間の取り方がうまいので、子供番組、声優、などなど、徐々に芸域を広げて、俳優として大成して行ったらしいのですが、作品群は英文のウキペディアを見れば表になっています。
 私達が知っているのは、フロスト警部だけですが、他のもみたい気がします。
 日本名『フロスト警部』は1992年から2010年まで続いたそうですが、2006年には前述のトップにも選ばれたのですが、2008年にはこれまで16年続いたフロスト役を引退すると言ったそうです。それで、2008年に三作が放映された後、2010年に二部構成のファイナルができたようです。やっぱり歳を取って来ると、刑事役は、特に主役級だと大変でしょうね。でも、その後も多方面で活躍はしているようです。
 私生活では18年の長い間、結婚はしなかったウエールズ人女優のパートナーがいたようです。彼女が1995年に乳がんで亡くなるまで面倒を見て、死後、不治の病の子供達のための支援財団を作ったようです。
 2001年には、61歳で、41歳のガールフレンドとの間に女の子を授かり、二人は2005年に結婚したそうです。この悠長さは何でしょうね。まあ、なにか事情があったのかもしれませんが。
 その後もいろいろ活躍して、2013年には、ヘリコプターパイロットの免許取得、73歳くらいじゃないですか。同じ年、『デビッド・ジェイスン、わが人生』という自叙伝を出し、『今年のベストブック』に紹介されたようです。まさに、『百歳まで生きるなら、ここから出発』ですね。
 そう言えば、昔、コロンボがイギリスに行ったという設定の時、バリバリのスコットランドヤードの警部の役で出ていたのを見た事があったと思ったのですが、最近見たら、どうも違う俳優さんのようでした。