2015年9月2日水曜日


足が痛い

 夏になって、左足水虫の私は、例年通り親指のわかれたサンダルになりました。去年、確か大枚二千円をはたいて買ったバレンチノの男物のかっこいいやつです。
 去年はそれで夏中伸し歩いていたのです。それでも何事も起こりませんでした。
 ところが今年は足腰の痛みに悩まされていますし、それをかばって歩いていると、今度は同じ方の足の親指の付け根が痛くなり始めました。
 すわ『骨粗鬆症か』と思いましたが、昔経験した骨粗鬆症の痛さとは違います。その親指の付け根を庇うように歩くと、足の外側で歩く事になり、それが膝の内側と腰にまた影響を与える事になり、まさに悪循環です。
 今年になって、そのサンダルが、どうにも履きづらいと感じていたのは事実です。いま考えてみると、確かに今年になってウオーキングの量は格段に増えたのです。それで、体重が五キロ増えても腹回りが一センチ減ったように、足が絞まって細くなって、サンダルが緩くなった可能性はあります。二年目で古くなったサンダルが伸びて緩んだという可能性もあります。
 とにかく、このサンダルは長距離ウオーキングにはもう適さなくなってしまいました。新しいのを買おうかと靴売り場をうろうろしていましたら、クッション性というのを重んじた靴があるのを知りました。はいてみるととても気持ちがいいのです。サンダルとは大違い、サンダルは固かったのです。
 そこでまた、はたと思いつきました。去年の十月に、居間の床板を固いブナの無垢板で張り替えた事です。固い床の上を歩き回ると、足腰が痛くなるという経験を、昔、弟が実家の台所を直した時にした事を思い出したのです。丈夫な床も一長一短だと思ったものでした。
 そして何よりもいけないのは、増えてしまった体重なのだと解ってはいるのです。
 これだけ原因が解れば対策も建て易い。先ず体重を減らす。長く歩く時はクッション性のある靴を履く、ちなみに、今日はスニーカーにしました。そして、寒くなったら、床にはクッション性のあるカーペットを買って敷こうと思います。
 ちょっとまた思いつきましたが、靴のクッション性って、はいていると年々固くなってくるのではないでしょうか。サンダルもしかり。だから緩くなったのかもしれません。スニーカーも然りのような気がします。靴って、長くは履けないのかもしれません。毎日履く普段履きは二年が限度のような気がします。いいのが見つかるとついつい買ってしまいますが、必要なものを必要な時に買うのがいいのかもしれません。