2015年11月6日金曜日


県庁所在地

 シルバーリハビリ体操指導士養成講座を受けるために、片道一時間半、車を運転して通った話はしましたが、そこは県庁のすぐそばで、昔はよく行っていたのです。でも、一人で行ったのは数えるほどしかありません。それをこの歳になって、一人で一時間半のドライブは.最初はちょっと不安でした。でも、案ずるより産むは易しで、最高一時間十分で着いたと、同じ市内から来ているとなりの席の人に自慢たらたら話していました。
 受講生の中に、三年前にご主人を亡くされたという方がいて、彼女が「今まで私が何でもやって来たから、不自由は全く感じない」というのを聞いて、すかさず「私も」と言いました。まだ元気なんですけどね。
 で、用心のための時間も加えると、約一時間くらい早く着くのです。その一角は、南から行くと新しくできた県庁の先で、病院も含めた、県の保健関係の施設が数棟、古くって大きな建物が集まって建っていて、壮観でした。さすが県庁所在地という感じです。で、やる事も無いので一人でその周りのウオーキングでもしようかという事になりました。
 最初、横の方に歩いて行ったのです。そうしたら、遊歩道がありました。これ幸いとそこに乗っかって裏の方に行くと、林の中に入って行く小道がありました。ちょっと怖かったのですが、興味もありましたのではいって行きました。林の中の小道は100メートルも続いていたでしょうか。ちょっと開けたところに壊れかけた神社がありまして、その上の開けたところには、『植樹した』という杭が立っていました。多分あそこに本殿があったのだろうという位置関係でした。で、その先には下におりる石段が続いていて、忘れられたお宮の面影を残していました。
 当然のごとく、崩れかけた石段を降りて行きました。そこに人がいて、未整備の水道のような蛇口から、二リットル用のボトルに勢いよく流れ出る水を汲んでいました。それが『笠原水源』と言われるものだとは、そこの立て看板を見て知りました。。
 これが六回の講座のうちの二回目の事で、それから三回、大きなボトルをたくさん持って、講座の前のひととき,水汲みをしました。一回は汲む必要がないほど,余ってしまっていたのです。
 よくよく周りを見渡すと、神社から水源に降りたその下は川になっていて、その周りが割り方広い公園になっています。その公園は川とともにずっと続いていて、その先は千波湖に流れ込むようになっているようです。やはり、さすが県庁所在地です。最初からこの水源を守るように建物を配置したようです。
 今度、時間があったらトレッキングしたいものだと思います。