2018年3月16日金曜日

私にわかる経済

 今、アメリカがインフレ傾向になっているとニュースでやっていました。やっぱりと思いました。だって、あれだけ株高になっていて物価がそのままなはずないですよね。いくら物の豊かなアメリカでも。
 日本でも、株が上昇し、景気が良くなった、総生産2%の伸びが目標だと騒いでいますが、全く実感はありません。
 私たち老人は東日本大震災の前のデフレの時代を知っていますから、あの時代が懐かしくなってしまいます。あの時代、モノがすべて安かったのです。円高でしたから、輸出は減って輸入が多かったはずです。だからガソリンや灯油が安かったのです。輸出できないわけですから、国内にモノが滞留していてモノ余り状態だったはずです。私たち老人は豊かな感じがして、なんでもできそうな気がしました。これがデフレというものでした。なぜあれではいけなかったのでしょう。
 確かに就職難でした。人手が足りないと言われている今とは違いました。でも、これって、国の政策で変えられる可能性もあったような気がします。
 第二次阿部政権になって、経済が回復したと言いつつ、韓国にもお金を払い、あちこちの国にも多額の支援をし、アメリカから高価な戦争道具を買い入れています。どこにそんなお金があるのよと思ってしまいます。
 確かに、デベロッパーたちが暗躍し、あちこちで開発が行われ、新築住宅が次々に売れていきます。技術革新もあって、新築住宅は性能もよく、工期も短く、その分インフレの時代でも安いのでしょう。
 そういうものもあるのですが、普段の生活はとみると、お肉も野菜も、缶詰でさえ、みんな昔の倍近くになっています。国産のお肉は買えないから、どうしても外国産になりがちです。これで国内の生産者に利益があるのでしょうか。輸送のガソリンもデフレ時代の倍近くです。
 私にわかる経済は肌身に感じるこの程度ですが、これって、どう修正されるのでしょう。うまくソフトランディングできるのでしょうか。早く修正してほしいですね。でないと貧富の格差がますます広がってしまうような気がします。