2018年8月2日木曜日

光化学スモッグ

 七月は異常気象とかで、暑い日が続きました。梅雨が早く開けてしまって、いつもは見えない太陽がしっかりと光を当てているのです。八月に入りましたが、気温はそんなに変わるはずもありません。何せ夏休みなくらいですから。
 そんな時、娘が下痢をした、便秘になった、また下痢をしたと言い、「熱中症の症状じゃないの」などと言っていましたら、ある朝、顔じゅう小さいぼつぼつではれ上がっていました。よく聞くと体もむくんでいるというのです。このぽつぽつ、娘は昔から時々起こしていたような気がします。
 「それも熱中症?」と聞く私に、ネット記事の知識の多い娘は「光化学スモッグだと思う」と言いました。
 光化学スモッグって、昔々、排気ガスや工場排出の大気汚染のひどかった大都会で、人が救急搬送されていた元凶のあの光化学スモッグですか。今、排ガスや工場の大気汚染は改善されていますが、PМ2.5がありますからね。
 そういえばです。先日弟をを訪ねた時、「昨日、なぜか調子が悪かったんだけどそういうことなかった?」と聞いた私に、弟が、「調子は悪くなかったけど、目がちかちかした。」と言いました。そういえば、私も目がちかちかしてUVカットの眼鏡をかけていましたが、私は白内障の気があるので、そのせいかと思っていました。今にして思えば、あれも光化学スモッグのせいではなかったかと思います。確かに、この暑さの中、目はちかちか、体調はいまいちです。
 で、光化学スモッグを検索してみましたので、抜粋してみます。
 原因は『汚れた大気に光が当たることで、大気中の炭水化物や窒素化合物が分解し、人体にも有害な光化学オキシダントなどの化合物を生み出してしまうのです。』
『光化学スモッグの危険性が高い日
 大気と光があれば、光化学反応は常に起きています。光化学反応自体がほとんど起きない雨の日に、光化学スモッグが発生することはありません。一方で、光が差す晴れた日は、常に何らかの光化学反応が起きていることになります。汚染物質によって有害物質が発生した場合も、風があれば有害物質は大気中で拡散され、人がいる地表での濃度は減少します。
 一番危ないのは、うす曇りであまり雲が移動しないような日です。雲があるので紫外線量は少しは減少しますが、大気が拡散しないため地表での光化学反応による物質の堆積は増加します。快晴ではないけど雨雲はなく、どんよりとした感じで風のない日が、最も光化学スモッグが起きやすい日ということになります。』
 症状は
『光化学スモッグの症状…目の痛み・咳・気分の悪さなど
光化学スモッグの影響を受けやすいのは、直接外気に触れる目と、空気が通る呼吸器。光化学スモッグでは目の痛みや咳、気分が悪さなどが主な症状として挙げられます。
 まれですが、重症化すると呼吸困難や嘔吐、頭痛や意識障害などの症状を引き起こすことがあると報告されています。
 特に注意が必要なのは、アレルギーを持っている人でしょう。アレルギー性の結膜炎や喘息などの持病がある場合は症状が悪化する可能性があるので、持病のない人よりも光化学スモッグ注意報にいっそう注意を払う必要があります。』
 そういえば、私は雨の日が好きです。
 娘の皮膚の症状とは関係がなさそうですが、直接外気に触れるという点では当てはまります。熱中症との相乗効果とも見えます。それとも、もともとのアレルギー、娘の場合は花粉症などとも関係しているのでしょうか。
 今、アレルギーのない人はいないくらいですから、それに光化学スモッグは見えないところで広がっているのですから、考えてみれば、熱中症だけで搬送されているわけではないかもしれませんし、これからも救急搬送される人は多いでしょうね。
 子供たちの未来は大丈夫でしょうか。