2021年11月8日月曜日

 ベイシックインカム、続き

 世界的ベストセラーとなった『サピエンス全史』を書いたユヴァル・ノア・ハラリさんの次の本には人類の未来を描いた『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』という本があるらしいです。

 私は読んだわけではありませんが、その中には格差はますます広がって、金持ちだけが永遠の命に近づけるというようなことが書いてあるらしいです。貧乏人の仕事はロボットやAIがして、才能才覚のない弱者は生きていく術を失うということでしょうか。

 生きづらい世の中なら、誰も子供を同じ目には合わせたくない。人口減少は当然起こるべくして起こるでしょう。これを食い止める事は、いわば、公共事業、インフラ整備ではないでしょうか。人口が減少して下請けをする貧乏人がいなくなったら、誰が国を支えるんですか。人民がいなくなったら、王様は生きてはいけないでしょう。ロボットがいるって言っても、それまでの間です。10年でしょうか、20ねんでしょうか。税金を使って人口減少を食い止める、これは福祉ではなく公共事業ですし、インフラ整備です。

 政治家にとって、バックマージンのある公共事業だけが得をするのではありません、ベイシックインカムの恩恵に浴した人はみんなその党に無償で投票するでしょう。政治家は自分のためにも、第二のセイフティネットであるベイシックインカムを法制化すべきです。

 思うのですが、わずかでもベイシックインカムを貰った人は収入の少ない田舎にだって住めると思います。業者さんに頼まなくっても、道路の草刈りなんか自分たちでしながら、過疎とか限界集落なんてなくなるかもしれません。畑を耕して細々と静かに暮らしたい人は少なくないと思います。