ミニマリスト、71歳・紫苑さんのこと
『2020年3月から月5万円の年金のみで暮らす生活を始め、日々あれこれ工夫する様子をブログにアップしています。ひっそり更新していた記事を新聞社の方に見つけていただいたのがきっかけで、思いがけず本も出版できました。』という記事を見つけて読みました。
記事からわかる状況を見ると、若くして離婚して二人の息子を育て、今は一人暮らしということでした。賃貸住宅ではお金がかかるので、築40年の戸建てを買って、貯金を使い果たし、それから月5万円で暮らす工夫を始めたようです。
もともとの精神の強さは別にして、私とどこが違うのかなという興味津々で読んでいきました。
『節約を始めるにあたり、無駄だと思われるものはすべてやめることにしました』は私と同じです。シャンプーや基礎化粧品などもやめたというのも同じです。代わりにオイルを使っているのも同じ。それで、『水道・光熱費に約1万円。固定資産税、健康保険、介護保険、NHK受信料といった特別出費積立費の月割が約1万円。そして、スマホやネットなどにかかる通信費が約1万円』『残った2万円のうち1万円を食費に充てて、安くて栄養価の高い食材を探そうと考えました』『残りはわずか1万円。その予算内で生活するためには、お金を使わずに楽しむ工夫が必要です。そこで、家にあるものをできるだけ再利用することにしました』
私もこの服のリメイクやDIYやっています。この方も昔は浪費家だったと書いてありましたから、材料はたくさんあるのでしょう。私も幸い、捨てられない母の遺品などがたくさんあって古いですが材料には事欠きません。
違いは何かというと、私は厚生年金が少し入っているので少し多めです。下の娘と二人暮らしなのですが、一人に換算すれば固定費は同じくらいでしょうか。でも、体調の悪い上の娘に代わって、孫の送り迎えをしているので、車は必需品で、彼らが週に一、二回食事に来るので食費も倍。値上がりしているガソリン代や維持費、やっぱり古い家の暖冷房費、すべてにわたって、夫の遺族年金がありがたく思えます。
このすべてが値上がりしていて、私もわずかでも国や市の支援に感謝している時期に彼女はどんな対策をしているのだろうかと気になっていたら、新しい記事がありました。
それには、食費は何とか為替の影響を受けない国内産のものなどにするようにして維持していると書いてありましたが、私と同じで、電気ガスなど、どうすればという感じでした。暖冷房は図書館などでシェアリングするといいと書いてありました。私も考えて、まだ実行していませんが、ウクライナの人たちと同じです。彼らも暖房を一か所に集まってシェアしていました。私たちも連帯したっていいのです。
二つ目の記事にはご本人の写真がありました。とても若々しくてきれいで小さくて細い方でした。この方なら、私のようにドカ食いしないだろうし、お料理も繊細できれいに盛り付けしているのがうなづけました。
頑張って痩せましょう。これも節約に通じるような気がします。