2023年4月9日日曜日

 検診に行ってきました

 こんなに太っているのだから病気のはずがないなどと言い訳をしながら、本当は注射が怖くって、市の無料の検診を受けなくなってからもう十年になるでしょうか。私は太っているせいか、血液検査の注射がスムーズに入らなくって、それまで毎回苦労していたのです。

 しかし、この頃血圧が高いのを心配した娘が、どうしても、「無料で受けられるのは、この歳までだよ」と嘘とも本当ともわからない話をして強引に勧めたのです。

 『まあ最後ならいいか』と単純に乗せられて、『それまでに血圧と体重を減らしてやるぞ』と、これも単純に意気込んで、年度終わりに時期を設定して臨みました。

 で、体重は二、三キロ落ちたのですが、年度終わり近くになって、唾液腺が腫れたり、歯が折れたりしてお医者さんに行ったストレスか、一、二キロ減に戻ってしまったり、何としても血圧が下がらなかったり、色々抱えながらも検診に突入してしまいました。

 集団検診ではなく、病院で受けたのですが、心配していた注射もあっという間に終了して、今、新年度になって、結果が届けられました。総合判定はCでしたが、AとCが混在する、まあ、年相応のものと私は思いました。

 でも、忙しかった十年前に受けたころには気にもしていなかった結果ですが、この歳になってあちこち不安材料も出てきてから受けてみると、結果は結構気になるものです。

 まず、目を止めたのがLDLコレステロール値、以前は高かったのですが、今回は正常範囲内です。ここ一年半の毎日の運動が反映されたんだと娘に自慢しました。ところがこの下に、NON-HDLという気にも留めなかった項目があって、LDLと同じ説明がついていました。『別名「悪玉コレステロール」、肝臓からコレステロールを全身に運ぶ。増加すると動脈硬化を促進させ、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす』これがわずかに高くって、さらに中性脂肪も高くって、脂質の判定はC。『生活習慣の改善を要する』でした。

 次に気になったCは腎機能です。クレアチニン値はわずかに高かっただけですが、eGFR値が低すぎたのです。これはクレアチニンと年齢で計算して出されるそうで、『腎機能の低下発見の手掛かり』になると書いてありました。そう言えば、この頃おしっこが近くって、水分を控えめにしていたのです。コンピューターで調べてみると、これがいけないらしかったです。『水分はこまめに』と書いてありました。でも、糖代謝はAでしたから、糖尿病ではなさそうです。

 あとは思った通りの血圧、腕で測りましたから家で測るより低く出ましたが、Cで、わたし的には動脈硬化がおきていて、血液を送るのに心臓が苦労しているのだろうと思いました。動脈硬化の検査はなかったのです。

 Cは4つで、最後は身体測定。BMI、30.6、正常なら25以下のようです。腹囲も信じられないような大きさ。身長が若いころより二センチも低くなっていましたから、計算にはこの影響もあるだろうと負け惜しみを言いましたが、正常体重は60キロ以下のようです。

 さあ大変です。この四つのCを克服するには、今までの体操に加えて、塩分を抑えて、大好きなクリームケーキを我慢して、水をこまめに飲んで、野菜たっぷりのお焼きを毎日作って食べなければなりません。

 気合が入って、来年の健康診断が楽しみになってきました。