2024年1月1日月曜日

 競争心と虚栄心、人の目

 限られた残りの人生、自分のやりたいことに集中したいのに、集中できないのはなぜか。

 気が散るからです。なぜ気が散るのか。余計なことを考えてしまう。例えば、こんなことをしている自分を、他の人はどう見ているだろうか。ミニマリストが過ぎて、おかしいと思われていないだろうか。特に女性は服装について、私のリフォームに直ぐ気付くだろうなとか。

 それは自分も同じように人の一挙手一投足を見ているからだと気が付いているのですが、身に染みてしまっている人と比較する癖は無意識のうちに出てきてしまって頭を占領してしまうのです。

 原因をいろいろ考えてみたのですが、『私たち団塊の世代は常に競争を強いられてきたから』とか、『人より良く見せたい』とか、競争心とか虚栄心とか呼ばれる、そういうこびりついた考えが剥がそうと思っても剝がれないのです。

 この歳になればわかってはいるのです。今を楽しく生きることが一番大事、今できることを夢中になってする事が満足を与えてくれる、先へ進むのは誰でもない自分だということを。

 若いころから、私は分かっていないで、流されてしまう人間だったけれども、周りには若くしてわかっていた人たちもいたような気がします。そういう人たちは自分の道を切り開けたような気がします。いわゆる、自分の頭で考えて自分の意見を言える人、『地頭のいい人』たちです。